この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最近見たDVD。

2012-05-28 22:17:08 | 新作映画
 先週土曜日に観た『ダーク・シャドウ』で今年劇場で観た映画は二十本になります。
 これは年間五十本劇場で映画を観るペースです。
 さすがにこのペースで映画を観に行ってると観たい映画のほとんどは劇場で観ることになるのですが、たまに諸事情で劇場公開時に観逃すことがあります。
 ジェームズ・ガン監督の『スーパー!』はそんな一本です。

 ぶっちゃけ正義の味方ってキチガイですよね。
 法治国家において司法の手に委ねることなく、悪党を自らの手で裁こうっていう時点で相当頭がイカれていると言っていい。
 その極めつきがこの『スーパー!』の主人公フランク(ヒーロー名「クリムゾン・ボルト」)でしょう。
 妻のサラに逃げられた彼は神の啓示を受け、ヒーローになる決心をするのですが、彼には空を飛ぶとか、怪力があるとか、目から光線を発するとか、そういう能力は全然ないので、ヒーロー史上これ以上ないってぐらいショボいヒーローなんですよ。
 しかも善悪の基準が曖昧というか、適当というか、麻薬の売人も、行列の割り込みも同等の悪なんですよね。
 そりゃ列に割り込まれたら腹も立つけど、だからといってレンチで頭をかち割っていいってことにはなんないよね。笑。

 さらにフランクの助手を自認するリビー(ヒーロー名「ボルティー」。演じるはエレン・ペイジ。)が彼に輪を掛けてキチガイ。
 コイツは悪人に違いないんだよ!!キャハハ!!と笑いながら悪党(と彼女が思い込む男)に鈍器を振り下ろそうとする。
 う~~~ん、エレン・ペイジ、仕事を選ばないにも程がある、、、それとも選んだ仕事がこれなのか。

 似たような自警もののヒーローに『キック・アス』や『ディフェンドー』などがありますが、『キック・アス』にあったエンターティメント性、『ディフェンドー』のラストの感動はこちらには皆無です。
 まぁでも、エレン・ペイジのキチガイ演技を見るだけでも本作は一見の価値があると言っていいかもしれません。
 ちなみに自分は嫌いじゃないですね。
 
 あと、かなり昔のホラー映画で『ゾンゲリア』っていう作品を見ました。
 映画をまめに見るようになったのもブログを始めてからなので、昔のホラー映画ってそんなに見てないんです。
 そういうのも悪くないだろうと思って、ネットでの評価も比較的高いこの作品を見ることにしました。
 タイトルだけ聞くとグロイだけのホラー映画のようですが、確かにグロイシーンもあるもののそれだけじゃなく、かなり真面目に作られていて「へぇ~」と感心しながら見ました。

 今ネットでも評判の『ウォーキング・デッド』も見ました。
 ネットではやたら評判が高いんですが、自分はまぁそれなりに面白いかな、ぐらいにしか思わなかったですね。
 確かにテレビドラマでこれだけのクオリティというのはスゴイな、とは思うけど、それだけかな。
 ほとんどのゾンビものを見て思うのが、登場人物の間抜けさなんですけど、本作でもそれは例外じゃなかったですね。
 本作のゾンビは知能があるわけでも、動きが敏捷というわけでもないんだから、何で不意を衝いて襲われるのかがわからない、、、まぁそうじゃないと話が進まないからなんでしょうけれど、やっぱり不満です。
 続く第二シーズンも準新作になったら見てもいいかな。

 こんなところです。
コメント (2)
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