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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

傑作だけれど一つだけ不満がある『孤狼の血』。

2018-06-02 23:27:59 | 新作映画
 柚月 裕子原作、白石和彌監督、役所広司主演、『孤狼の血』、6/1、Tジョイ久留米にて鑑賞。2018年19本目。


 6/1は『デッドプール2』の公開日!
 なのですが、映画サービスデーでもあるので、ムビチケを既に購入している『デ2』(略しすぎ)は後回しにして、ヤフー映画で評判の良い作品を二本、レイトショーとナイトショーで観てきました。
 
 一本目は『仁義なき戦い」シリーズに代表される東映イズムの復活と謳われる『孤狼の血』です。
 いや~、これは面白かった!!
 ぶっちゃけ自分は『仁義なき戦い』には興味もないし、そもそも未見なのですが、この『孤狼の血』はベラボーに面白かったですね。

 冒頭、養豚場のシーンで作品は始まります。
 で、いきなりドアップになるのはクソをひり出す豚のケツですよ。
 これで度肝を抜かれない観客はいるのだろうか、いや、いるまい(反語)。

 この後もひたすらエロ、グロ、バイオレンスシーンがこれでもか!とばかりに続きます。
 気が弱い人であれば正視出来ないであろうレベルです。

 と書くと何だかB級バイオレンス映画のようですが、脚本がまたいいのです。
 物語は後半、「え?ウソ?」と思わせるような展開を見せますからね。
 東映イズム作品ではよくある展開なのかもしれませんが、自分は全然読めませんでしたよ。

 クライマックスでの高揚感、鑑賞後のカタルシス、ともに非常に高く、間違いなく2018年に鑑賞した映画の中でベスト3に入るであろう快作なのですが、一つだけ不満があるとすればエロが物足りないことでしょうか。
 というのもですね、ヒロインの二人がともにエロいシーンでギリギリのところで脱がないんですよね。
 そこはもう、思い切ってぼいーんとおっぱいを出して欲しかった。レーティングもR15+なんだから遠慮せずに行って欲しかった。

 とはいえ、見せないのも見せないなりの良さがあるんですけどね。笑。

 ともかく、個人的にはすごく面白かったです。
 グロいのが苦手、という人でない限り是非観て欲しいです。
 そしてヒロイン二人がどちらも脱がないのが正しい判断なのか、意見を聞かせて欲しいものです、、、というのは冗談ですが、ともかくお薦めです。


 
 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。 
コメント
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