この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

SAW3。

2006-11-18 23:19:41 | 新作映画
 ダーレン・リン・バウズマン監督、『SAW3』、ソラリアシネマにて鑑賞。

 『SAW』シリーズに対する自分の評価はすでに先日の記事で述べたばかりですが、『SAW3』を鑑賞するに当たり若干修正しなければならないようです。
 その記事で自分はパート1をインパクトは大であるが脚本的にかなり穴があるというようなことを書いたのですが、『SAW3』において見事なまでにその穴が塞がれています。これには非常に感心しました。
 1と2を観た限りでは自分にはジグソウの行動原理がかなり不明だったのが、3まで含めて観ると一本筋が通っていて、3の存在がシリーズ全体の価値を高める稀有な例といってよいでしょう。だいたい続編というのは過去作を貶めるものが多いですから。
 というわけで1と2を観た人は3も必見ですが、3単独では一体何のことやら、って感じではないでしょうか。前作に対するリスペクトもなく、単にヒットしたから作ってみましたという続編が多い中、きちんとした形で過去のシリーズを補完している『SAW3』は自分には好ましいです。(同じスタッフが作ってるんだから当たり前っていえば当たり前なんですけど。)

 さてある映画サイトによると『SAW』シリーズが(『SAW3』のヒットを受け)パート5まで製作されることが決定したとのこと、、、正直やめとけと思わないでもありません。せっかく『SAW3』によってシリーズが理想的な形で終幕を迎えることが出来たというのに、それに泥を塗るような作品になるのではないかと思うのですが、、、『○○ビギニング』とかだとろくなものはないですからね。でも『SAW3』の出来がこちらの予想を遥かに上回るものだったので、同様にいい意味で予想を裏切ってくれたらとも思っています。
コメント (3)
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