東野圭吾の最新作☆
「危険なビーナス」読み終わりました
圭吾さんの作品は
最新作が出ると予約して買っています。
今回も待ち遠しかったです
読んだ感想は
もちろん!
めっちゃよかったです
ハートが増えてしまうことをお許しくださいm(__)m
今回は特に
伯朗が
初めて会った弟の妻「楓」に恋をしてしまうところ
そこが一番の読みどころだと思います
ずっと何年も関わりのなかった
父親違いの9歳年下の弟「明人」
突然、
明人の妻だという「楓」から伯朗に連絡があり
明人が失踪したと聞かされる。
明人が結婚したことも知らなかった伯朗
そして
突然聞かされる事態に
伯朗は混乱する。
そして・・
初めて会った「楓」に
恋してしまう
楓に明人の行方を一緒に探してほしいと頼まれる伯朗
そして
2人で明人の行方を追ううちに
どんどん楓に惹かれていく
母の連れ子で
矢神家とはほとんど関わりがなかった伯朗だったが
明人の失踪に「矢神家」が絡んでいるのでは?
という楓に
関わりを絶っていた矢神家と関わることになる。
明人の父「康治」は癌で余命いくばくもない
そのことにも関わりが?!
康治が研究していたという
「後天性サヴァン症候群」
そして
脳腫瘍で亡くなった画家の伯朗の父が死の間際に描いた絵の謎
そして16年前に亡くなった母の事故死の謎
それらが
明人の失踪に絡んでいる??
矢神家で久しぶりに会う
昔から伯朗が気に入らなかった「勇磨」
勇磨が楓に興味を持ったことで
ますます伯朗にとって勇磨は
いけすかない奴
・・・になっていく。
楓が
勇磨と2人会っているときの伯朗の嫉妬。。
「君は明人の妻なんだぞ。こんな時間に二人きりになるなんて、
非常識だと思わないのか。」
・・・と明人の名前を出して言い訳がましくいう伯朗
その言葉の裏にある
自分自身の嫉妬
楓のことが
「好きだ!!」
…といってるようなものの伯朗のわかりやすい心の内
伯朗のこの思いは・・
明人の妻という立場の楓に
どう届くのか
明人に恋する「百合華」
伯朗が働く動物病院の助手「蔭山元美」
銀座のクラブのママで勇磨の母「佐代」
気が強くて魅力的なビーナスたちもも逃せない
楓の明人への真っっ直ぐな思い!
それは
伯朗には切ない。。
だけど~
まさか!
楓は。。
あ~!
コレ以上は言えないよ~っ
最後に出てくる
ミニブタの「伯ちゃん」が
伯朗の恋のゆくへを知っている
登場人物それぞれの年表を作って
その人物たちを作り上げるという圭吾さんならではの
それぞれの登場人物の魅力☆
そして
最新科学
この1冊に込められた圭吾さんの思い☆
化学は進歩していくけれど・・
「人が踏み込んではいけない領域」
それがあることを忘れちゃいけない。
メッセージもしっかり受け止めました。
・・・といっても
科学に関しては
難しすぎて理解できないんですけどね(^^;
科学には疎い私でも
今回の作品は
アラフォーの伯朗の
中学生みたいに恋しちゃうところ
そこだけでも十分に楽しめる作品になっています。
圭吾さんの女性の好みは
楓さんのような
ナイスバディでミニスカの似合う美人なのかなぁ~