癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

最後のHYML定期懇親会

2016年12月18日 | 日常生活・つぶやき

 自分が創設に関わって、1999年12月に発足した、ネットを通した山の情報交流システムであるHYML (北海道の山メーリングリスト)は、現在登録会員数は750名以上になつている。

 このMLの最大の特色は、発足以来、札幌で、毎月の懇親会を一回も欠かすことなく続けてきたことである。実に17年間、202回を数える。そのおかげで、「顔の見えるML」として機能し、会員個々の結びつきが強く、誘い合ってのオフミ登山、『北海道スノーハイキング』『北海道雪山ガイド』(ともに北海道新聞社)の発刊、「山のトイレを考える会」「山の道を考える会」などの活動も続いている。


 それも、その間ずっと幹事を引き受けてくれたganさん(左)と、会計を引き受けてくれたカスミ草さん(右)の存在に尽きる。


 昨日は、その「定期懇親会」としては最後の会だった。この後は不定期か3ヶ月に1度くらいずつにしたいとのことである・・・ということで、何が何でも参加しなくてはの思いだった。
 狸小路の居酒屋瑠玖(我々の間ではルック岳という)を会場に、15時から始まり、52名の参加だった。途中で帰った人もいるが、3500円の会費で、最後は延々23時まで続いた。

 自分は遅れて16:40に到着したが、最初の乾杯をお願いされ、その後。一人ひとりの自己紹介を兼ねた近況報告となった。発足当初から、創設者ということで、ずっと大事にされている。


近況報告をする自分


椅子席のほかに掘りごたつの席も








23時の最後まで残った元気組のメンバー

 自分も帰りのバスが、23:55だったので、最後までお付き合い。中央バスターミナルから深夜便の高速バス「はこだて号」に乗った。気持ちよく爆睡して、4:45に五稜郭駅前に到着。

「高速はこだて号」乗車記

2016年12月17日 | 登山・旅行

 札幌での「HYML(北海道の山メーリングリスト)定期懇親会の最終回」に参加するために、都市間高速バス「はこだて号」を利用して往復してみることにした。

 回数券利用で、往復7,946円。JRの半額近い料金で済む。前もって電話で予約をして、回数券を乗車券(座席指定)に変えておく必要がある。

 自分で運転して行って有料駐車場で車中泊するよりは高く付くが、運転疲れもなく、安心感が大きい。また、帰りは深夜便なので、寝ながら帰ることができてホテル代も掛からない。

 1便前のバスにしたかったが、一昨日の段階で満員だった。五稜郭駅前発10:36のバスに乗った。5分以上遅れてきた。中央バスと北都交通の共同運行だが、このバスは北都交通だった。

 

 車内はゆったりとした3列独立シートで、中ほどの階段を下りたところにトイレもある。運転席の後ろの座席で足が伸ばせなかった。

 昭和4丁目、桔梗で数人乗せて、七飯本町から左折して新函館北斗駅へ。
 
 そこでは誰も乗らなかった。この便は森も八雲も停まらないので、これで乗車人数は確定。25名とのこと。峠下で再び国道5号線へ。

 
11:42、大沼公園ICから高速道路に入った。


12:50、静狩PAでトイレ休憩。

 
 13:45、有珠山SAで、時間調整もあるのだろうが、20分の休憩。簡単な食事もできそうな感じだ。

 ほとんどの人は眠っているが、少しの間ウトウトしただけで、一睡もできなかった。眠れればもっと楽なのだが…。


 15:30、札幌南ICから札幌市内へ。
 最初の降車場は、地下鉄大谷地駅。道路状況を考えれば、ここで地下鉄に乗り換えた方が絶体に早く着く。その後は、南郷通と国道12号を走った。


 25分遅れで、16:20、時計台前に到着。およそ、5時間半のバスの旅は終了。


 帰りは、中央バスターミナル発23:55、五稜郭駅前着4:47の予定。

 時間はJRより1時間ほど多く掛かるが、シートの座り心地が良く、疲れない感じだ。これで、札幌に昼までに着く便かあれば、午後からの会議で日帰りができるのたが、1番でも札幌着が13:00なのが残念。

魅力度1位なのに、幸福度ゲッパの函館市

2016年12月16日 | 日常生活・つぶやき

 ゲッパは函館弁で最下位のこと・・・先日、函館市議会の一般質問で話題になったこの調査結果だが、ある意味、函館市の現状を客観的に表していると思う。

 それぞれの調査機関も、調査方法も対象も項目も違う。「魅力度ランキングは」、インターネット調査による3万人の77項目の質問の回答をもとにしていて、3年連続4度目の1位である。しかし、「幸福度ランキング」は、アンケートではなく、客観的な数字がもとになっているだけでに、市当局関係者でなくても、ちょっとショックだった。

 幸福度の調査対象は、全国の20万人以上の中核市42市を対象としていて、項目は、人口増加率(41位)、合計特殊出生率(41位)、自殺者数(42位)、平均寿命(41位)、正規雇用率(41位)、生活保護受給率(42位)、一人暮らし高齢者率(41位)、大学進学率(42位)・・・トータル全国42中核市で、堂々の最下位!

 この数字を見ると、函館市って、こんなに酷いのかと、惨めな思いに駆られる。昭和初期までは、東京以北最大の人口を誇る元気の良い都市だった。しかし、今や基幹産業はなくなったし、唯一頼りの観光産業だって、その対象は、元気の良かった時代の面影を残す遺産だけである。新しい観光資源は何もない。

 この数字と市民一人一人の幸福感とは別物だろうが、市当局は、どのように受け止めているのだろうか?この結果を真摯に受け止めて、少しでも改善できるような対策を講じて欲しいものだ。

袴腰岳(1050m肩まで)

2016年12月14日 | 登山・旅行

今日のゴール1050m肩にて(タイミング良く姿を現してくれた袴腰岳山頂部をバックに)


今日の歩いたコース(GPSトラックログをもとに)

 今春、札幌から転勤してきた「北海道山岳ニュース」の管理人の吉克さんから、「12/14、代休を取ったので、一緒にどこか歩き応えのある展望の良い山へ登りたい」とのリクエストをいただいた。袴腰岳は横津岳からの縦走路からしか登ったことがないとのこと。

 そこで、今秋の台風で林道の路肩決壊して以来、赤川林道起点のゲートで通行止めになっている袴腰岳へ登ることにした。車で、ゲートまで入り、赤川林道をスタートして、アメダス登山口から第2登山口へ抜けて登山道を登った。

 下界は積雪ゼロだったが、林道には雪があり、第2登山口の上の人工林を抜けたところで、30cmほどになりカンジキを履いた。三角山付近では50cmほど。1000m肩の下の急登部分では80cmほどになり、ラッセルが大変だった。その急登部分で、袴腰岳山頂部がガスで見えなくなった。展望も期待できないので1000m肩を今日のゴールとして辛いラッセルを続けた。

 たまたま1000m肩へ着いたら、山頂部が姿を見せてくれたが、太平洋側の展望も横津岳方面の展望も期待できない。自分も急登のラッセルで内腿が痛くなり、吉克さんも「ここまで来れば大満足です。ここからの形の良い袴腰岳の姿が見れたし、初ピークの三角山も登れたし・・・」とのこと。結局、そこで休んでいるうちに再び山頂部が姿を隠したので、下山開始。

 帰りは、林道からアメダス登山口へは抜けないで、ゴール地点の上で合流する黒井川林道?を歩いてみた。この林道は、10数年前に1度だけマウンテンバイクで走ったことがあるが、それ以来だった。長い林道歩きは、話し相手がいるとその長さが苦にならないのがうれしい。

 登り4時間、下り3時間。青空には恵まれなかったが、風が全くなく、函館方面の展望はずっと開けていた。歩き応えのある林道もプラスされ、初めてこのコースを登った吉克さんは大満足だったようだ。自分も久しぶりのハードな山行に大満足だった。


7:25、林道の路肩決壊で通行止めの赤川林道起点ゲート前をスタート


7:40、路肩決壊箇所通過


8:10、アメダス登山口


8:50、第2登山口


上のトドマツ林は倒木が凄かった。登山道を阻んでいるので迂回しながら通過した。


形の良いダケカンバの前で


10:20、三角山直下を庄司山や函館山をバックに登る


積雪80cmほどの、980m付近の沢型のきつい急登ラッセル


11:30、1050肩に到着。唯一広がっていた函館方向の展望。左下は越えて来た三角山、右下は庄司山。


14:50、赤川林道合流点手前の渡渉を越えてゴール


吉克さんのブログ「山歩人 吉克の山楽日記」も見たい
http://blog.goo.ne.jp/yoshikatsuisobemirimiri1018

 詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com(アップ完了)

インターネット接続器機交換

2016年12月13日 | PC・HP・ブログ

左がモデム、右が新しく取り換えたルーター

 こちらの留守中に妻が大掃除をした際に、NCVのインターネット配線のモデムとルーターのコンセントを外して、埃を取って入れ直したら、無線LANの妻のPCと、妻がスマホを始めたときにauで無料で取り付けてくれたwifiも、こちらのPCのインターネットも繋がらなくなったそうだ。

 今朝一番でNCVに電話を入れて、向こうの指示通りやっても回復せず。ルーターがもう15年も前の古いものなので、それが故障の原因らしいとのこと。新しいルーターに取り換えた方が良いと、担当者を派遣してくれた。

 昼過ぎに担当者がやってきて、いろいろ試したが、やはりルーターの故障らしい。無料で新しいルーターに取り換えてくれた。今のルーターにはwifiの機能も付いているとのことで、wifiの方はすぐ繋がったが、こちらのPCのインターネットが繋がらない。
 調べてもらったら、もともとインターネットケーブルのプラグの先が欠けていて接触不良で不安定だったのだが、今朝そのプラグを抜いて、差し込み直した時に、もっと欠けてしまったらしい。
 
 PCを始めたころは3階の部屋だったが、今は2階の居間なので、10mほどの長さのケーブルの先のプラグである。その先だけ取り換えることはできないので、無線LANで繋がるようにしてくれると言う。 


 新しく取り付けてくれた無線LANの器機(マイクのような形状のものと手前の小さな白いもの)

 ルーターを交換したお陰で、wifiを使う2台のスマホもこれまでよりサクサク繋がるようになったし、2台のパソコンともに無線LANでも安定して使えるようになった。掛った費用は無線ランの器機の2000円だけだった。

残りの原稿提出

2016年12月12日 | 日常生活・つぶやき

 本日、来春出版予定の「ほっかいどう山楽紀行」後半部分とその他の原稿や画像を入れたUSBメモリ(画像右下)と印刷した文字原稿を持参して、出版社に提出してきた。

 まず、最初に、こちらで送り返しておいた前半部分の初校について、編集担当者が、さらに校正してくれた部分の確認をし合った。。

 その後、今回持参した原稿や画像の説明をし、今後の見通しについて話し合った。

 今後の予定は、1月中に、今日届けた分のページデザインしたものを3回に分けて送ってくれる。その初校をしておき、3回分をまとめて送り返す。
 2月には全部まとめての2校。3月に最終校了。4月20日ごろの出版を目指す…という。

◎札幌ドカ雪ウオッチング
 
 出版社へは、向こうの都合で14時に訪問することになっていた。10時までホテルでのんびり過ごし、その後、札幌中央図書館へ。その付近を1時間ほどウォーキングを兼ねて、ドカ雪ウオッチングをした。


 土曜日には1日中運休したという市電と電車通り








初滑り~HYMLスキーキャンプ

2016年12月11日 | スキー・クロカン

 ここ3年間は、シーズン初めのこの時期、HYML(北海道の山メーリングリスト)の第1回スキーキャンプが、札幌国際スキー場で開かれる。毎年、その講師を依頼されている。

 9時集合なので、記録的な札幌のドカ雪に大事をとって、3時に家を出たら、8時前に着いてしまった。 
 
 指導員の資格を持っている会員が3名いるので、3班編成で、毎年ローテーションで担当している。今年の参加者は、講師陣を含めて22名だった。


 今年は、中級班担当だった。6名だったが、写真を撮った午後には、1名が痛めていた膝が悪化して休憩。

 残念ながら、視界の利かないガスと激しい降雪の中の講習だった。自分も含めて、全員が初滑りなので、午前中は、基礎的なことの確認をしながら、各自の癖を抜いて、筋力を必要としないで、スキーの性能を引き出して滑る身体運動を中心にレッスン。

 午後からは、みんなが望んでいる山スキーの深雪滑降に繋がる滑りを中心にレッスンをした。

 今日のメンバーは、教える側がうれしくなるほど上達をして、見違えるような滑りに変身した。

 第2回は、1泊2日で、1日目はニセコモイワスキー場で深雪滑降のレッスン、2日目は羊蹄山で実践滑降の予定。

 明日は、出版予定の本の残りの原稿の提出日にして、札幌泊まり。

 夕食は、馬鹿のひとつ覚えの串鳥で。

サンタラン

2016年12月10日 | イベント鑑賞・参加

 2014年に始まった函館サンタランは、サンタクロースの衣装を着て、みんなで楽しく歩くという世界各地で行われているチャリティーイベント。参加費の一部で購入したプレゼントを病気と闘う子どもたちに贈ることが目的のようだ。
 参加費は大人2,000円、学生1,000円、中学生以下500円。参加費にはサンタ衣装代とプレゼント費用を含む。

 21014年は、大門グリーンプラザ~金森赤レンガ倉庫イベント広場の間を走っていたような記憶があったし、知人のマラソンランナーも参加していた。

 ところが、今年は(去年から?)、コースが変わっていて、函館市地域交流まちづくりセンター~西部地区周辺のパレードだけだった。「サンタラン」でなくて、「サンタウォーク」だった。滑って危ないから、歩きだけにしたのかもしれない。

 もっと参加者が多いイベントだと思ったが、意外と一般市民は少なかったようで、せいぜい150人くらいだった。道教大函館校の学生が中心となって実施してせいか、大学生が多い感じだった。


受付会場の函館市地域交流まちづくりセンターから出発


二十間坂を上がって行く


二十間坂の途中で


願い事がサンタの折り紙に書かれて飾られている、交流まちづくりセンター内のクリスマスツリー


年賀はがきのデザインにこんな工夫が・・・

2016年12月10日 | 日常生活・つぶやき

 2017年の年賀はがきを購入したら、昨年までにはなかったユーモアある可愛いデザインに目が行った。
 調べてみたら、「ジドリ、サトリ、チドリアシ」と『洒落のトリ』をデザインしているとのこと。ジドリとチドリアシはすぐに分かったが、サトリは分からなかった。
 日本郵便もなかなかやるものだ。ただし、この工夫は、なぜかインクジェット紙だけのようだ。

 この意図は、「年賀状を出す方が減っている中、少しでも親しみを持ってもらえるデザインにしたいと考えました」「デザイン変更できる部分が3箇所あるので、何か干支にちなんだシャレが3つできないかなと……。」とのこと。

 実は、2015年と2016年も、下記のような工夫があったそうだ。全然気付かなかった。

2003年の年賀はがきは、羊がせっせと編み物をしている。そして2015年、羊はマフラーを巻いて編み物を終えた棒針を持っている。なんと、12年前の編み物ができ上がっているのだ。


2016年の猿の年賀はがきは、温泉につかる猿が親子になっている。12年の歳月を感じさせてくれるデザインだ。

 さてと、そろそろ年賀状の作成に掛らないと・・・毎年基本的なパターンを決めてあるので楽だが、今回は、マチュピチュの写真を使うつもりだ。

12/9掲載・拙筆による北海道新聞(札幌圏版)「ほっかいどう山楽紀行」の111回目「オプタテシケ山」は下記でどうぞ! http://sakag.web.fc2.com

南茅部の真昆布

2016年12月09日 | 日常生活・つぶやき

 北海道には、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布など地名が付いたいろいろな昆布がある。しかし、この南茅部の真昆布は、切り口が白く、実も厚いことから、「白口浜真昆布」と呼ばれ、江戸時代から、上浜ものとして、他産地昆布と区別されてきた。北前船で運ばれて、近江商人を中心に、京都や大阪で、一番高く取引されてきた昆布である。

 上品な味わいと、すんだダシがとれ、日本料理に欠かせない最高級のダシ昆布として重宝されてきた。今でも関西の一流割烹を中心に人気が高い。

 また、松前藩が将軍や朝廷に上納したので、最高級「献上昆布」と呼ばれてきた。今でも、ほとんどが関西方面に出荷され、道内にはあまり出回らないので、道内では意外とネームバリューが低いのが残念である。

 ちなみに、恵山岬から津軽海峡に面した前浜で採れるのも真昆布だが、こちらは切り口が黒いので「黒口浜真昆布」と呼ばれる。

 画像の昆布は、昭和44年から定着した養殖ものの一等品で、55cmの長さに折りたたんだ規格ものである。旧南茅部町大船(現函館市大船町)に勤めた昭和59年から、地元漁師からその年の出荷価格で分けてもらって、親戚関係等へのお歳暮に使っている。店頭に出ると非常に高いし、出汁も抜群なので、大変喜ばれている。

 2人の子供たちも、小学生のうちからコンブ干しのアルバイトに出掛け、亡妻は製品づくりのアルバイトをしていた。もちろん我が家でも、当時から、味噌汁や鍋物や煮物のダシに使い、それも捨てないで、いろいろ工夫して食べている。

ワンコイン・ネパールランチセット

2016年12月08日 | 登山・旅行

 久しぶりのワンコインランチネタ・・・ネパールレストラン「ヒマラヤダイニング」富岡店が1周年記念として、ワンコインランチを提供しているというので、4/8の「ランチパスポート」のとき以来の訪問をしてきた。 
 ちなみに、この企画は七飯店も同じで、当分続くらしい。

 
ワンコイン・ネパールランチセットのメニュー   とても美味しい豆のスープ(左)


さらに、お替り自由のナンをもう1枚食べて500円はうれしい。


店の中の様子


4/8のランチパスポート(同じ500円)で行った時の画像。
違いは、カレーが2種類だった。今回はカレーが1種類とヨーグルトだった。

吉村昭著『大黒屋光太夫』

2016年12月07日 | 読書・映画

 やはり、吉村昭の歴史小説は面白い。斜め読みや飛ばし読みなどせずにじっくり読んでしまう。

 大黒屋光太夫は、江戸時代後期の伊勢国白子(現三重県鈴鹿市)の港を拠点とした回船(千石船)の船の頭だったが、天明2年(1782年)、嵐のため江戸へ向かう回船が漂流し、アリューシャン列島のアムチトカ島に漂着。長い年月を掛けて、17名の水主(かこ)の内12名の死を乗り越えて、極寒のシベリアを横断し、ロシア帝国の帝都サンクトペテルブルクで女帝エカチェリーナ2世に謁見して帰国を願い出、漂流から約9年半後の寛政4年(1792年)に根室港入りして帰国している。帰国後には、その後の幕府の日ロ関係への進展に大きな役割を果たしている。
 なお、映画化されている井上靖著『おろしゃ国酔夢譚』も、この大黒屋光太夫が主人公である。
 
 8ヶ月にわたる漂流、想像を絶する極寒のシベリアを旅する厳しさなどの臨場感溢れる描写、当時の時代背景、極東やロシアの風土や集落や都市の様子、一番の恩人となるキルロ・ラクスマンを初めてとする不思議なほどの次々と現れる支援者とのふれあいなど、実にきめ細かな取材に基づく細やかな表現に、どんどん引き込まれて朝から夕方まで掛けて、一気に上下巻とも読んでしまった。

 非常に助かったのが、下記の地図だった。このお陰で地理的な距離感や要した年月などが分かり、とてもイメージ豊かに読み進めることができた。

相原秀起著『ロシア極東 秘境を行く』より抜粋

2017年のXCスキー大会予定

2016年12月06日 | スキー・クロカン

 すでに、これまで毎年参加している2月中の日曜日4回連続の大会の案内が届いている。


 例年、最終レースとなる3月第1日曜日の「十勝大平原XC」の案内が来ないな~と思っていたら、今日の新聞に「台風10号によるコース被害で、初の中止」という記事が載っていた。
 この大会は、レース後の夜に、帯広近郊の山仲間が集まって、懇親会を開いてくれる楽しみな大会なので、非常に残念だ。例年以降、復活することを願いたい。

このほかに、1/22に札幌白旗山競技場で開催される、参加費無料でたくさんのお土産がもらえる「HBCラジオ・ハウス歩くスキー大会」には、妻も5kmに参加する。

ということで、今年の参加予定の大会とエントリー距離は次の通りとなった。(すべて申し込み済み)
 1/22(日)HBCラジオ・ハウス歩くスキー大会(15km)
 2/5 (日)札幌国際スキーマラソン大会(50km)
 2/12(日)おおたき国際スキーマラソン大会(15km)
 2/19(日)恵庭クロカンスキー大会(30km)
 2/26(日)湧別原野オホーツククロカンスキー大会(85km)


 十勝大平原が中止となったので、1/14~15に、大滝XCコースとホロホロ山荘1泊で開催される「クロスカントリースキーキャンプ」に参加することにした。講師はリレハンメル冬季オリンピック団体金メダルの阿部雅司さんだ。

 2日間にわたる技術的な講習のほかに、ワックス講習、練習方法、筋力トレーニング、栄養講座など、内容豊富なキャンプである。この歳になって効果のほどは不明だが、これまで、すべて独学でやって来たことなので、大いに期待している。

 12/6掲載・北海道新聞夕刊(道南版・みなみ風)「どうなん・とうほく山楽紀行」「3、八甲田山」は下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com

イルミネーション・ジョグ

2016年12月05日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

今年から?レーザー光線の演出

 ここ3日ほど、異常に暖かい上に路面の雪もなく、この時期としては、ジョギングには最高の条件だ。
 そこで、12/1から一斉に始まった「函館イルミネーション」を観ることを目的としたジョギングに、妻と一緒に出掛けた。
 
 巴大橋を走って、まずは、ベイエリアの「クリスマスファンタジー」の会場へ。点灯式を観てから、八幡坂を登り、再びクリスマスファンタジーへ戻り、帰路に函館駅前のイルミネーションを観た。

ジョギングは、ひと月ぶりくらいのはずだが、歩き旅の足が残っていて、12kmほどを何の苦もなく、快調に走ることができた。


花火の上がる点灯式    ツリーの電飾をズームで撮ってみた


これも、昨年までなかったような?


これも今年から?高速で色が移り変わるセパレートバージョン


八幡坂のイルミネーション


函館駅前のイルミネーション


駅へ向かうときや、出てくるときにはこの下を潜って進む




昨夜、講演会の後に撮った五稜郭公園のイルミネーション