ゲッパは函館弁で最下位のこと・・・先日、函館市議会の一般質問で話題になったこの調査結果だが、ある意味、函館市の現状を客観的に表していると思う。
それぞれの調査機関も、調査方法も対象も項目も違う。「魅力度ランキングは」、インターネット調査による3万人の77項目の質問の回答をもとにしていて、3年連続4度目の1位である。しかし、「幸福度ランキング」は、アンケートではなく、客観的な数字がもとになっているだけでに、市当局関係者でなくても、ちょっとショックだった。
幸福度の調査対象は、全国の20万人以上の中核市42市を対象としていて、項目は、人口増加率(41位)、合計特殊出生率(41位)、自殺者数(42位)、平均寿命(41位)、正規雇用率(41位)、生活保護受給率(42位)、一人暮らし高齢者率(41位)、大学進学率(42位)・・・トータル全国42中核市で、堂々の最下位!
この数字を見ると、函館市って、こんなに酷いのかと、惨めな思いに駆られる。昭和初期までは、東京以北最大の人口を誇る元気の良い都市だった。しかし、今や基幹産業はなくなったし、唯一頼りの観光産業だって、その対象は、元気の良かった時代の面影を残す遺産だけである。新しい観光資源は何もない。
この数字と市民一人一人の幸福感とは別物だろうが、市当局は、どのように受け止めているのだろうか?この結果を真摯に受け止めて、少しでも改善できるような対策を講じて欲しいものだ。