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コロナの看護師たちは患者を精神的にも介護している

2021年05月17日 | 国内
5月18日 コロナとの戦いの最前線で働きつづけている看護師たちは、患者のからだのケアだけでなく、精神的な看護もしています。

 Hurriyet

「看護師は患者さんを全体的なアプローチで看護します。つまり、患者さんを身体的だけでなく、心理的、精神的にサポートしているのです」と、看護師のダムラ・ボズカヤさんが「看護師週間」にアナドル通信に語りました。

アンカラのハジェテペ病院成人コロナ・サービスで働いているボズカヤさんは、看護師たちは長いシフトで、週40時間以上働いていると言いました。世界的パンデミックがトルコを襲って以来、看護師たちはハードワークを強いられていると、ボズカヤさんは言い、看護師たちはエネルギーの限界を超えて毎日、患者たちに個人的にかかわっていると付言しました。

「患者さんの周囲には私たちしかいませんから、私たちはつねに患者さんとコミュニケーションをとっています」とボズカヤさんは言いました。「感染防止のために、患者さんの部屋のドアはいつも閉まっているし、死ぬのを怖がっている患者さんもいます。患者さんは“私、治るのでしょうか? みんな私みたいに苦しいのでしょうか? 私、死ぬの怖い”というような質問をしてきます」

「私は辛抱強く、ひとりひとりの患者さんに経過を説明し、心理的に元気づけるよう努めています」とボズカヤさん。「患者さんは仲間がいませんから、看護師たちは、高齢者や、聴覚や視覚に障害のある人の部屋で長時間過ごさなければなりません。私たちは防護設備を身に着けてはいますが、長時間、集中的にウイルスに曝されているのです」 

看護師たちは防護対策として、頭巾、手袋、眼鏡をつけ、医療用N95マスクの上に外科用マスクをつけていると、彼女は言いました。「たいていの場合、私たちはカフェテリアで食事できません。私たちは看護師室で、同僚と同時にマスクをはずすのを避けて交代で食事します」

コロナ病棟のエアコンは換気のために切られているので、重ね着で働くのは、とくに夏場は大変だと、ボズカヤさんは言いました。


ギョベクリテペのレプリカが国連本部に展示される

トルコ東南部シャンルウルファ県のギョベクリテペ居住地の、高さ5.5メートルの遺構のレプリカが、ニューヨークの国連本部に展示されることになったと、トルコの文化観光省が、5月14日、発表しました。レプリカは国連本部を訪れる人々に感銘を与えることでしょう。

 Hurriyet

12000年昔の世界最古の神殿ギョベクリテペのオリジナルの遺構の正確なレプリカは、公式の贈物として、トルコ文化観光省から国連に贈られます。2019年の「ギョベクリテペの年」宣言後、ギョベクリテペの遺構は世界的な注目を集めるようになりました。遺構は文明の揺籃期の文化遺産として、常時展示される予定です。

2019年、トルコ外務省はギョベクリテペの石柱のコピーを国連に贈り、予備的なコンタクトを取りました。ギョベクリテペは2011年からユネスコ世界遺産の暫定リストに入っています。

ギョベクリテペは1963年、イスタンブル大学とシカゴ大学の研究者たちが現場を調査中に発見しました。1995年、ドイツ考古学研究所とシャンルウルファ博物館の共同作業によって、高さ3~6メートル、重さ40~60トンの、新石器時代のT型の遺構が発見されました。

発掘中、高さ65センチほどの、小さな人物像など、12000年昔の、さまざまな遺品も出土しました。

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