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「トルコ軍はキプロスから撤退しない」北キプロス大統領

2021年05月16日 | 国際
5月16日 北キプロス・トルコ共和国のエルシン・タタル大統領が5月14日、「キプロス島に駐在するトルコ軍は撤退しない。北キプロスはガザのようにはならない」と言いました。

 Hurriyet

「東エルサレムのアルアクサ・モスクで礼拝中のムスリムに対し、イスラエル軍は攻撃した。イスラエルは、ムスリムの祝日エイド・アルフィトル中であるにもかかわらず攻撃をつづけ、子供や女性たちまで惨殺した」と、タタル大統領は声明で言いまし

「国連その他の国際機関は沈黙をつづけている。1964年から1974年、ギリシャ・キプロスがトルコ・キプロスをターゲットにした時と同じだ。イスラエルが行っている虐殺の前で沈黙している人々は、人類に対する犯罪の共犯者だ」と、タタル大統領は言っています。
「トルコはガザの状況に抗議するためにベストを尽くしてきた。最近のイスラエルの攻撃によって、100人余の人々が殺されたが、世界はただ傍観しているだけだ」


トルコはイスラエル国旗を掲げるオーストリアを非難

トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官が、5月14日、イスラエルがパレスチナを攻撃している最中に、ウイーンの首相府の屋根にイスラエル国旗を掲げているオーストリアのセバスティアン・クルツ首相を批判しました。

 Hurriyet

「これはパレスチナ人への攻撃を続けるように、イスラエルを激励していることになる」と、カルン報道官はツイートで言いました。「理性と倫理観を持つオーストリア人、ヨーロッパ人は、この恥ずべき行為を拒否すると思う」

クルツ首相は以下のようなキャプション付きで写真をシェアしています。「今日、イスラエルとの団結のしるしとして、首相府の屋根にイスラエルの国旗を掲げた・・・わが国はイスラエルの味方である」

トルコのフアト・オクタイ副大統領は、オーストリア首相府の屋根に掲げられたイスラエル国旗に関するクルツ首相の最近の行為に反発を示しました。「この行為によって、オーストリアの首相はガザでのイスラエルの虐殺を認めたことになる」と、副大統領はツイッターに書きました。

オクタイ副大統領は、イスラエルに関するクルツ首相のスタンスを批判し、ヨーロッパで増大しつつあるイスラモフォビア(イスラム嫌悪)とファシズムを強化させるこの行為は、人類の歴史に残る汚点であると付言しました。

イスラエルは1967年のアラブ=イスラエル戦争中に、東エルサレムを占領し、1980年には全市をイスラエルに併合してしまいました。これは国際社会からも認められていません。


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