トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「シリア難民の帰国には国際的努力が必要」MGK

2023年06月10日 | 国内
6月10日 シリアとの関係正常化のための話し合いがつづいていますが、トルコは、シリア難民の帰国には、国際的な協力が必要だと強調しました。このメッセージは、6月8日、エルドアン大統領の主宰で招集された、トルコの最高安全保障委員会「国家安全保障議会」(MGK)によって発表されました。

 Hurriyet

「シリア人の自由意思による、安全で、名誉ある帰国のための活動には、国際的協力による助力が重要だと力説された」という声明書が、会合終了3時間後に発表されました。この会合は国会議員選と大統領選後、初のMGKの会合でした。

声明によると、MGKのメンバーたちは、シリアを含む7つの主要な問題を討議しました。トルコはシリアと10年間、対立関係にありましたが、いま正常化のプロセスにあります。

両国の国防相、外相、情報局長は、ロシアとイランの仲介で、この6か月に数回の会談を行いました。次の会談は、来週、副外相レベルで、モスクワで行われると思われます。

正常化プロセスは360万人のシリア人の帰国問題も包括していています。「シリア政府は彼らの帰国を望むが、そのためにはさらなる話し合いが必要だと言っている」ということです。トルコ=シリアの話し合いにはまた、安全保障問題、とくに国境沿いにいるテロリストYPGの問題も含まれます。

「シリアの領土保全を守り、持続的平和と安定を確立することは、テロ組織をシリアから一掃しなければ不可能だ」とMGKは言っています。

テロとの戦いはつづく
PKK,YPG,FETO,ISILなど、あらゆるテロリスト組織とのトルコの戦いは、トルコの国内外で続くと、MGKはくりかえし言っています。


   「ときどきダイアリー」ヘ


   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エルドアン大統領がウクライ... | トップ | 初の女性トルコ中央銀行総裁... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事