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トルコのコルベット艦が日本に着いた

2024年06月10日 | 国際
6月10日 トルコのコルベット艦TCG「クナルアダ号」が、悲運のフリゲート艦「エルトゥールル号」のルートをたどって、極東への大航海の一環として日本に到着しました。エルトゥールル号は1890年、日本からの帰途、嵐にあって沈没しました。

Hurriyet

この航海はまた、トルコと日本の外交関係樹立100年を記念するものでもあります。6月8日、防衛省が日本到着を発表しました。

TCGクナルアダ号は日本の串本に到着する前に、韓国海軍のフリゲート艦「ロクス・カン・ガム・チャン号」とトランジット訓練を行いました。

TCGクナルアダ号は、4月8日、イズミル県のフォチャを出発し、4か月半の大航海中に、20か国24都市を歴訪し、8月19日に帰国する予定です。

この航海は、134年昔、日本を訪れた後、嵐にあって沈没したエルトゥールル号に敬意を示すために行われました。クナルアダ号の旅程は、日本到着前に、ジブチ、ソマリア、マルディヴ、バングラデシュ、マレーシア、インドネシア、タイランド、中国、韓国を訪れ、日本訪問後は、フィリピン、シンガポール、スリランカ、インド、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦、パキスタン、ヨルダンに寄港します。

エルトゥールル号の航海は悲劇的に終わり、540人の乗組員が死亡し、生存したのは69人だけでした。この悲劇を目撃した串本町は、亡くなった人々を記念するために記念碑を建て、今日まで追悼式をつづけてきました。
 *コルベット艦とは古代の木造帆装軍艦です。


トルコ第2の宇宙飛行士が準軌道のミッションを終えた

トルコ第2の宇宙飛行士トゥヴァ・ジハンギル・アタセヴェルさんが、6月8日、ヴァージン・ギャラクティックの宇宙船Unity に搭乗し、準軌道研究フライトを成功裏に終え、重要な一里程を達成しました。

 Hurriyet

アタセヴェルさんの快挙は、トルコ初の宇宙飛行士アルペル・ゲゼラヴジュさんの国際宇宙ステーションへのミッションの成功につづく、トルコの宇宙探検分野での成功となりました。ゲゼラヴジュさんは宇宙ステーションでの2週間のミッションで、宇宙で13の実験を行いました。

アタセヴェル飛行士は、現地時間午前8時半に、アメリカ・ニューメキシコの「スペースポート」から「ヴァージン・ギャラクティック」の宇宙船 Unity に搭乗して飛び立ち、1時間10分で旅を終え、90キロメートルの高度に到達しました。

フライト中、アタセヴェル飛行士は7つの科学実験を行いました。このミッションの「ギャラクティック07」の乗組員は、アメリカとイタリアのプライベート宇宙飛行士と、2人のアメリカ人パイロットと、アタセヴェル飛行士でした。

宇宙船は現地時間午前9時40分に安全に着陸し、ミッションを成功裏に終えました。エルドアン大統領はアタセヴェル飛行士も成功を祝い、ソシアルメディアで、われわれは7つの科学実験を行う、わが宇宙飛行士の仕事を感動しながらフォローしていると述べました。


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