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ロシア人がイスタンブルで住宅を買っている

2022年07月23日 | 国際
7月23日 ロシア人がイスタンブルで、とくにアジュバデム区と、アジア側の最高級地バーダト通り周辺で、住宅を買っていると、この地域の不動産業者たちは言っています。

 Hurriyet

ウクライナ戦争が始まってから、トルコで住宅を購入するロシア国籍者が増えてきました。ロシア人のほとんどは、地中海岸のリゾート地アンタリヤに家を買っていましたが、最近は、若くて裕福なロシア人たちは、アジュバデムとバーダト通り周辺の住宅を買っていると、不動産業者たちがミリエット紙に語りました。

「こういう人たちはソシアルメディアで、それらの地域について知って、私たちに連絡してきます。彼らは活発な社会生活をし、オシャレな界隈に暮らしたいのです」と業者は付言しました。

バーダト通りは高級デパートやカフェ、レストランで知られています。アジュバデムやバーダト通り周辺の住宅には、500万から2000万リラの値がついています。不動産業者によると、ロシア人たちは不動産を買うだけでなく、それらの家を貸し出しているそうです。

戦争以来、需要は爆発的に増えています。ロシア人は、イラン人その他中東諸国の人と違って、Ⅰ~2ベッドルームの、小さめのアパートを買っていると、不動産の専門家スフラン・アラスさんは言いました。「彼らはイスタンブルをたっぷり楽しみたいのです。だから、ウスキュダルヤアジュバデムやバーダト通りを選ぶのです」

しかし、家を買うロシ人の一番人気はやはりアンタリヤだと、マルス投資のハカン・ブジャク議長は言いました。「ロシア人たちは何年間も、アンタリヤで休暇を過ごしてきて、この土地になじんでいるので、アンタリヤで家族や友人たちと暮らしたいと思うのです」

1月から6月の間に,21,039戸の住宅が外国籍者に売られましたが、その20.5%はロシア人だったと、ブジャクさんは言いました。


バシリカ貯水池が5年ぶりに再オープン

イスタンブル・スルタナメットのアヤソフィア近くに位置するバシリカ貯水池が、修復作業を終え、一般公開されました。バシリカ貯水池は、地震が起こったら深刻なダメージを受けるだろうという判断から、イスタンブル市が強化プロジェクトを準備し、修復作業を始めました。

 Hurriyet

歴史的な貯水池は、毎日、午前9時から午後5時までオープンされます。イスタンブルの壮麗な古代建築物のひとつバシリカ貯水池は、アヤソフィアの南西に位置します。地下貯水池は、ビザンティン皇帝ユスティニアヌス1世のために建てられました。

貯水池がイスタンブル市によって一般公開されたのは、1987年です。貯水池は長さ140メートル、幅40メートルの長方形を成す巨大な建物です。52段の階段を下りる地下貯水池には、高さ9メートルの円柱が336本立っています。

ギリシア神話の地下世界の女怪物メドゥーサの頭部が2つ、貯水池の2本の円柱の基石として使われています。4世紀初めのものと思われるこの頭部は、どこから運ばれてきたものか、いまだにわかっていません。

総面積9,800平方メートルの貯水池は、ビザンティン時代からオスマン時代まで、イスタンブルの住民に水を提供していました。貯水池には約100,000トンの水が貯えられます。


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