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トルコはイスラエルに関し、国際刑事裁判所に証拠を提出した

2024年05月05日 | 国際
5月5日 イスラエル当局者に対し、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出されるかもしれないと期待されるなか、トルコのハカン・フィダン外相がイスラエルに関して、ICCに証拠を提出すると発表しました。

Hurriyet

これにつづいて、フィダン外相は、トルコは南アフリカがイスラエルに対して国際司法裁判所に提出した訴訟に参加すると決めたと、声明で発表しました。

「国際刑事裁判所と国際司法裁判所は、相互に調査と手続きを助力し合うだろうと思われます。議会代表として、われわれはすぐにICC行きの計画を立てます」と、議会司法委員会のジュネット・ユクセル議長は、アンカラでの記者会見で言いました。

ユクセル議長は、現行の調査に協力するために、ハーグにさらに資料を送ると語り、イスラエル当局者への逮捕状は、政治的介入なしで発行されるだろうと付言しました。

イスラエルが戦争犯罪や、人道に対する犯罪、大量虐殺を無思慮に行なっている主たる理由は、国際社会からの処罰はないと思い込んでいるためだろうと、ユクセル議長は言いました。

先週、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相、ヨアヴ・ガラント国防相、ヘルスル・ハレヴィ軍司令長官を含むイスラエルのトップ高官に対し、ICCが逮捕状を出すかもしれないというメディアの報道がありました。

ICCは大量虐殺、戦争犯罪、人道に対する犯罪など、容疑者個人による最も重大な犯罪を裁くために設立された、世界唯一の独立した裁判所です。


イスタンブル市長がガザ戦争に対する欧州諸国の対応を批判

イスタンブルのエクレム・イマムオール市長が、ガザ戦争に対し、より強い姿勢をとるようヨーロッパ諸国に呼びかけ、彼らの民主主義の価値観に疑問を呈しました。

 Hurriyet

「ヨーロッパは民主主義の理想の番人を自任しているが、民主的価値観を堅持してきたと言えるだろうか?」と、イマムオール氏は、5月3日、パリで開催された「欧州社会主義者の会」の特別会議で言いました。

イマムオール市長は「移民問題を他国へ押しつけている」と欧州諸国を批判し、このような行為は民主主義の理想に反するものだと論じました。

「もうひとつの例として、ヨーロッパのガザへの対応があります」と、彼は付言しました。「女性や子供を含む何万人の無辜の人々の虐殺を声高く非難すべきではないでしょうか」

「ヨーロッパ市長サミット」に出席するためパリにいたイマムオール市長は、パリのアンヌ・イダルゴ市長や、アテネのハリス・ドゥカス市長、キエフのヴィタリ・クリスチコ市長らの市長仲間と合流しました。

イマムオール氏はスピーチ中、最近の選挙で彼の共和人民党(CHP)が勝利したことを強調しました。彼は、CHPの市長たちが、いま、トルコの人口の65%、経済のほぼ80%を占める地方自治体を支配していると語りました。

「CHPはトルコの政治力の新しい中心になりました」と彼は語り、イスタンブルでの彼の勝利について「イスタンブル連合」と呼ばれる新しい運動が出現していると説明しました。今回の地方選挙で、CHPは、1977年以来最高の票数37%を確保しました。


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