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トルコのAI森林火災システムが国連の賞を受賞した

2024年05月13日 | 国際
5月13日 森林火災の消火に使われる、トルコの最先端のAIによる「意思決定支援システム」が、5月27~31日、ジュネーブで行われる授賞式で、国連の「国際テレコム協会」から、「世界情報社会サミット賞」を受賞することになりました。

 Hurriyet

このシステムは、リアルタイムの気象データを利用し、農林省や森林総局のデータ、衛星画像やUAV画像と合わせて、迅速かつ有効に出火に対応します。気象要素をベースにした予知モデリングは、出火を回避させ、その原因を知ることができます。

さらに、このシステムは変化する状態をリアルタイムで分析できるため、正確な介入戦略と、避難計画が容易になります。精緻なシステムは休みなく活動して」データを分析して、消火効果を上げます。

トルコ国内で開発され、革新性を世界に認められたこのシステムが、森林火災の拡大を防ぎ、死傷者を減少させることはまちがいありません。

森林総局のベキル・カラジャベイ局長は、火災の際の行動の学習から、ライブの気象データと地理的分析に基づいたリアルタイムの意思決定まで、このシステムの革新性を強調しました。このシステムは火の進路を予測し、火が特定の時間までにどこまでひろがるかを示し、対応計画を助けます。

「次の段階では、私たちは、消防隊に自動的にメッセージを送れるソフトウエアを考えています。それができれば、消防隊は私たちの知らせを待たずに行動を起こすことができます」とカラジャベイ氏は言いました。


ドイツがトルコ人労働者を讃える記念碑を建設する

ドイツ当局はトルコ人労働者の第一世代を讃え、彼らがドイツの経済発展に大きく貢献したことを感謝する記念碑の建立を計画中です。

 Hurriyet

記念碑は、社会民主党のベルリン議会議員で、トルコ・オリジンのセヴィム・アイドゥンさんの主導で、ドイツの首都ベルリンの、トルコ人が多いクロイツベルクに建てられます。アイドゥン議員は第一世代の肯定的側面に光を当てる必要があると力説しています。

旧ドイツ民主党(DDR)の時代に、建設労働者として、ベトナムなど「社会主義同盟国」から来た労働者たちを記念する碑も建てられるそうです。

1961年、ドイツでは経済発展のさなか、大きな労働者不足が起こりました。ドイツ政府は企業にトルコ人労働者を募集することを許可するトルコとの二国間協定に署名しました。

先月、ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー大統領はトルコに3日間滞在し、イスタンブルのシルケジ駅で行われたイベントに参加しました。63年前、最初のトルコ人労働者たちが、ドイツ行き列車に乗り込んだのがシルケジ駅でした。

大統領事務所は、シュタインマイヤー大統領のトルコへの旅は、ドイツ史における「トルコ人移民第4世代の個人的ストーリイと業績の大きさ」を強調するのが目的だったと述べています。約300万人のトルコ・オリジンの人々が、いまもドイツに暮らしています。


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