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トルコはNATOにアゼルバイジャンを支援するよう促した

2020年10月06日 | 国際
10月5日 トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は、国際社会、とくにNATOに対して、アルメニアにアゼルバイジャンの領土からの撤退を求めるよう要請しました。

 Hurriyet
NATOのストルテンベルグ事務総長(左)とトルコのチャウシュオール外相


「NATOは、問題を平和的に解決するために、公平な方法で、休戦を呼びかけるべきだ」と、チャウシュオール外相は、10月5日、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長との記者会見で言いました。「とくにNATOは、この一件の解決のための呼びかけに加わるべきだ。アルメニアは国際法と国連の安全保障委員会の決定に従って、アゼルバイジャンの領土と国境から撤退するべきだ。でなければ、この問題は解決されない」

チャウシュオール外相はまた、アルメニアが民間人をターゲットにしていることを非難しました。「アルメニアはアゼルバイジャンの民間人を直接ターゲットにしている。これはまちがいなく戦争犯罪だ」

ストルテンベルグ事務総長は、NATOはナゴルノ・カラバフ紛争を“深く懸念している”と言い、紛争の解決を呼びかけました。事務総長はまた、「紛争での死者数が増えているが、トルコが紛争を鎮めるために、その影響力を行使することを期待する」と言いました。

「彼らはただちに戦いを止めるべきであり、また、NATOは平和的な交渉での解決を見出すために助力するという明確なメッセージを伝えることが、きわめて重要だ」とストルテンベルグ事務総長は語り、紛争は戦いでは解決できないと付言しました。事務総長はまた、東地中海での天然資源をめぐるトルコとギリシャの緊張についても発言しました。



ロシア人ツーリストが夏を過ぎても押し寄せる


ロシア人ツーリストを扱っているツアー会社は、11月12月の予約を受け付けています。チャーター便は来年の冬までつづくでしょう。

 Hurriyet

「ツーリストたちはコロナ第2波への心理的障害を忘れて、10月も11月も夏を楽しむでしょう」と、ロシア・ツアー・オペレーター協会が最近、声明で言いました。トルコから帰国したツーリストの中にコロナ感染者はなく、また、トルコはロシア人が空路で行くことを許されている限られた旅行先であるため、トルコの 観光シーズンは新年までのびるでしょう。

ロシアは8月初旬、トルコへのチャーター便を再開しました。「アンタリヤはいま、世界でも例外的な休暇地のひとつになりました。10月の予約状況を喜んでいます。またフライト禁止令が出されなかったら、私たちには素敵な冬になります」と、トルコのホテル管理者協会のウルカイ・アトマジャ会長は言いました。

トルコの観光産業の中心地アンタリヤは、この夏、地中海で競合するスペインのマジョルカ島やギリシャのクレタ島やロードス島をしのいで、9月に4647便のチャーター機を迎えました。「9月の飛行機の座席利用率は91%です。マジョルカ島行きフライトは2868便、クレタ島行きは2004便、ロードス島行きは1026便でした」と、アンタリヤ市議会の観光グループのレジェプ・ヤウズ会長は言いました。

アンタリヤを訪れたロシア人ツーリストの数は、月ベースで9月は37%増えて250万人以上だったと、ヤウズ氏は付言しました。


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