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「トルコに住むシリア人の半分は居残るだろう」赤新月社

2018年03月05日 | 国際
3月5日 現在、トルコに住んでいるシリア人の半分は、シリアの内戦が終わっても、故国に帰らないだろうと、トルコの赤新月社(イスラムの赤十字)のケレム・クヌク代表が、ハベルテュルク紙のインタビューで言いました。

 Hurriyet

「私たちは定期的に、トルコに住むシリア人の調査を行っています。治安が回復し、家族の将来に心配がなくなったら、すぐに帰りたいと言う人は、在トルコ・シリア人の60%でした」と、クヌク代表は語っています。現在、トルコに住んでいるシリア難民は350万人と推測されます。

最近、エルドアン大統領は、トルコはすべてのシリア難民を永久に受け入れつづけることはできないという趣旨の発言をしました。トルコは、シリア難民たちを、現在、行っている作戦によって安全が確保されているジャラブルス、アルバブ、やがてはアフリンも含め、北部シリアに移住させたい意向だと、大統領は言いました。

しかし、クヌク代表は、シリア人の中には故国に帰りたいと思っていない人々が多いと言っています。「実際問題として、私は、彼らの半分は、条件が整えば、シリアに帰るだろうが、他の半分はトルコに残るだろうと思う」

「トルコに住むシリア人の75%は、女性と、子供と、65歳以上の年配者です。家族がいま、シリアで戦っている者もいます・・・トルコからヨーロッパへ受け入れられて行ったシリア人は、職業を持っているとか、優れた技術を持っているとか、選ばれた人々が多いのです」とクヌク代表は付言しました。

・・・高齢の難民には、祖国の内戦が収まっても、新たに生活を立てなおす気力も体力もない人々もいるでしょうね。祖国に帰りたくないという難民の心情、哀れです。


「トルコはアフリカとともに歩む」とエルドアン大統領

アフリカ4か国5日間の旅を終えたエルドアン大統領が、トルコはアフリカとともに歩みたいと言いました。

 Hurriyet

「わが国は新しい世界秩序が樹立されるアフリカとともに歩みたい」と、エルドアン大統領は3月3日、ツイッターに書きました。アルジェリア、モーリタニア、セネガル、マリでは、生産的な話ができたと、大統領は付言し、トルコはアルジェリアを“政治的・経済的に安定した島”と見ると言いました。

「わが国はあらゆる場所で友情を深め、とくに投資に関してはよりよい状況になるだろう、インシャアッラー」と大統領は書いています。「トルコは保険、農業、メディア、人道主義的支援の分野で、モーリタニアとの共同プロジェクトの実現を計画している」

「民間分野でモーリタニアへの投資を増やし、わが国はウインウインの原則に基づいて、両国の関係を発展させるつもりだ」と大統領は言っています。


アルバニアのオスマン時代の史跡5件をトルコが修復する

トルコ連携協力局(TIKA)が、アルバニアのオスマン時代の史跡5件の修復を始めたと、3月3日、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

アルバニアの首都ティラナのTIKAのオフィスの発表によると、同局は共通の歴史的・文化的資産を守り、未来の世代に引き継ぐ目的で、技術的支援をつづけています。新しいプロジェクトには、エテム・ベイ・モスク、エルギリ・パザル・モスク、ベラト・フンキャル・モスク、ハルヴェティ修道所、ベラト・ベカルラレ・モスクの修復が含まれます。

同局はすでに、プレザ城モスク、アクチャヒサル・ムラド・ベイ・モスク、エルバサン・ナジレ・モスク、ウムラホル・イリヤスベイ・モスク、ベラト・クルスンル・モスクの修復を終えています。TIKAは1966年来、アルバニアで活動し、300件の技術的助力と、同国の開発を支援するビジネス協会プログラムを行っています。

・・・オスマン帝国領だったアルバニアは、いまも国民の大半はムスリムで、オスマン時代のモスクが多く残っています。


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