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「トルコは予想されるアフガニスタンからの移民の流出を監視している」国防相

2021年07月13日 | 国際
7月13日 アメリカの撤退後、タリバン軍が支配地域を拡大しているため、トルコは、予想されるアフガニスタンからの移民の流出を監視していると、フルシ・アカル国防相が言いました。

 Hurriyet
アフガニスタンからのの難民の流入を懸念するアカル国防相


「われわれは、タジキスタン=ウズベキスタン国境の治安を含め、アフガニスタンの現状をしっかり見守っている。われわれはトルコに向かってくる難民の波を予想している。われわれはあらゆる可能性を多面的に考えている。神の恵みで、いまのところは、問題は起こっていない」と国防相は、7月12日、週例閣僚会議後、記者団に語りました。

アメリカの撤退後、タリバンがアフガニスタンを完全に支配し、過激なイスラム法を押しつけるのを恐れて、何千何万のアフガン人が祖国を逃げ出すことが深刻に懸念されます。アフガニスタンと国境を接する国々は、予想されるアフガニスタンからの難民の流出に関して、国際社会に対処を促しています。

トルコ内務省のイスマイル・チャタクル報道官は、「トルコはアフガニスタン人にとって目的国のひとつですが、アフガン人の大群がすでにイラン国境からトルコに入っているという報道は事実ではありません」と言いました。「アフガン人の大群が移動しているビデオ映像は、アフガニスタン=タジキスタン国境とアフガニスタン・イラン国境の映像です」


「デルタ変異種がトルコで急増している」保健相が警告

伝染性の強いコロナのデルタ変異種がトルコで急速にひろがっていると、ファフレッティン・コジャ保健相が警告し、総感染数も増えていると、付言しました。

 Hurriyet


デルタ変異種関連の感染数は、1週間前の284人から750人に増えたと、コジャ保健相は、7月12日、閣僚会議後、記者会見で語り、変異種はトルコの36県で見つかっていると付言しました。

保健相はまた、全コロナ感染は、この週末、1週間前と比較して20%増えたと言い、ワクチン接種率の低い数県を指摘しました。「感染は期待されるほど減っていません。感染の増加は、とくにディヤルバクル、シュルナク、バトマン、アドヤマンのようなワクチン接種率の低い県で見られます」

保健相は、最近、東部と東南部の諸県は、ワクチン接種が遅れていると警告しました。これらの県では、ワクチン接種率は全国平均よりずっと低いようです。保健相はまた、ウイルスのデルタ・プラス変異種の感染が、これまでに3県で見つかっていると言いました。


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