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トルコ最長の列車の旅が、ウイルスで中断後、再開された

2021年07月17日 | 国内
7月17日 24時間列車の旅が楽しめるトルコ最長の「東部特急」は、コロナのため運休していましたが、再開されました。

 Hurriyet

トルコ国営鉄道(TCDD)が運営する夜行列車・東部特急は、アンカラ=カルス間の1310キロを走りますが、7月13日、東部カルス駅を出発しました。列車はカルスを発った後、エルズルム、エルジンジャン、シワス、カイセリ、クルクカレなど、東部の諸都市に止まった後、アンカラに着きます。

特急の最初の列車は、外国人ツーリストや、地元の大学生、列車好き、旅好きに注目される中、カルス駅で行われた式典に送られて出発しました。カルス県のメフメト・ザヒト・ドーウ副知事と同県のハイレッティン・チェティン文化観光部長も列車を訪れ、乗客たちと言葉を交わしました。

「皆さんはこの列車の旅を楽しみにしていますが、コロナ対策だけは守るようお願いします」と、ドーウ副知事は言いました。人気が出る前のこの列車は、乗客の平均年齢も50歳でしたが、いまは大学生や、写真家、観光客、インフルエンサーたちも、この列車の旅を楽しむようになりました。

日本の考古学者が40年間、現地でアナトリア文明を調査

1981年、旅行で訪れたトルコで大学を卒業した日本人考古学者が、40年間、アナトリア各地で発掘を続けてきました。

 Hurriyet

松村公仁(きみよし)氏はアナトリアを旅しながら、ほぼ40年間、古代文明の遺物を発掘してきました。アナトリア史に対する松村氏の情熱は、最初の旅行で、中央アナトリアのクルクシェヒル県のカレホユクと、クルクカレ県のビュクリュカレを踏査したときに火がつきました。

松村氏は奨学金でアンカラ大学で考古学を学びました。1985年からカレホユクの発掘に参加し、2009年からビュクリュカレの発掘に加わりました。松村氏はアヒ・エヴラン大学の学部メンバーとして働き、いまはビュクリュカレの発掘隊長を務めていますが、情熱をもってつづけてきた発掘を完成させようようとしています。

「トルコは古代文明に関して非常に豊かな国です。なすべき仕事はたくさんあります。私たちはこれまでになにも完成させていませんが、私たちはつづけなければなりません」と松村氏は言いました。

ビュクリュカレの進行中の発掘について、松村氏は、今年は低層部の発掘を行ったと言いました。最近のフィールドワークで、発掘隊はセルチュク時代の居住地を確認したそうです。

これまでに行った発掘で,4つの文化層が確認されています。第1層はオスマン時代、第2層は鉄器時代、第3層は後期青銅器時代、第4層は前期青銅器時代です。


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