夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エリザベート スペシャル・ガラ・コンサート』(3)姿月フルコスチュームバージョン

2016-12-13 19:52:53 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

12月10日。
マチネのモニュメントバージョンに引き続き、ソワレはフルコスチュームバージョンを観てきました(^o^)
姿月トート閣下です。
トート閣下とルキーニは宙組ですが、皇帝夫妻は花組バージョンですね。

舞台上の雛壇に佐々田愛一郎先生が指揮するオーケストラが並んでの生演奏。
いつもの宝塚のオーケストラメンバーではなく、舞台上での演奏ということもあって、聴こえ方が微妙に違います。どのナンバーにどの楽器が使われているのかもわかって、興味深かったです。(「♪結婚は失敗だ〜」の前奏の超絶技巧の木琴にいつも感嘆していて、初めて演奏しているところが見れました!帝劇でもよく演奏されている方で、この方のパーカッションが好きなのです(^^)v)

舞台上に組まれた簡単なセットはおそらく4年前と同じだと思います。(今シーズンのガラコンサートが終わるまで4年前のDVDは見ないでおきたいので、確かめられないけど…^_^; )

フルコスチュームとはいえ、ハンドマイク片手に歌うので、本格的な振りはつかないのですが、ほぼ全編歌ってくれました。(黒天使が活躍する場面とハンガリー訪問はカットされていました。)

姿月トート登場!
左手にはちゃんと黒い羽根をつけて、全身黒ながら程よくきらきらでこれぞトート\(^o^)/髪型も髪色も好き。
普段のふわふわなずんこさんとまるで違う冷たい目線とエッジが効いた歌。ずんこさんのトートは、全ての音域で同じ声(声が切り替わらない)なので、とても聴きやすい。
「♪最後のダンス」はショーストップ状態の大拍手でした!!

大鳥れいさんのシシィ。少女っぽさはお花さまに譲るものの、ちょっと大人びた雰囲気のシシィでした。強い自我をしっかりと持ったシシィ。「 ♪ 私だけに」も良かったけれど、「 ♪ 私が踊る時」が聴きごたえがありました。この曲は、2002〜2003年の花組から登場したのでしたっけ?(東宝版は2004年から。)

フランツは樹里咲穂さん。ワタクシ的にフルコスチュームバージョンの目的は樹里ちゃんです (*^_^*) 本当は、ルキーニかルドルフも観たかったのですが、日程的に何度も梅田や渋谷までは行けません。若き日の皇帝フランツは、私が観た13年前のフランツそのままで、とても懐かしかったです 。寝ないでちゃんと観たはずなのに、ドキドキしていて?あんまり覚えていない(涙)樹里フランツの「 ♪ きみのてがみ なんども読んだよ〜」という歌い出しが、優しくてせつなくて好き。ゾフィを前にして、シシィをたしなめる時の困り顔や、「 ♪ 母上はもういない 帰っておいで〜」のあたりとかも好き。
前回のガラコンに呼ばれなかったので、実はとても悲しかったのです……でも、今回は3役もさせてもらえて、本当に嬉しいです!(フランツしか観れないけれど。樹里ちゃんのTwitterをチェックしていると楽しいですよー)

ルキーニは湖月わたるくん。最近はルキーニ=わたるくんというイメージが強くなっていて、手慣れた印象を受けてしまいました。でも『CHICAGO』ではあんなに綺麗な曲線的な動きをしていたのに、ちゃんとルキーニに戻れてしまうところが、すごいですね。

ルドルフは涼紫央さん。研1で星組公演に出演しただけのとよこさんがなぜルドルフ??とも思いましたが……これが予想していたよりもずっと良かったです。歌もかなり上手かったし、ロイヤル感もありましたし。


とりあえず、真ん中の5人について思い出してみました (^_^*)
次は、その他で印象に残った方たちについて、書き留めておきたいと思います。

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『エリザベート スペシシャル・ガラ・コンサート』(2)モニュメントバージョン

2016-12-10 23:51:28 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

今日のお昼は、モニュメントバージョンの2回目を観ました。
一路さんのご挨拶はマチネなのに、何の迷いもなく「こんばんは!」。黄泉の国だからとか、一路さんらしいとか、慰められておりました。
トークの内容は1回目とかぶるところあり、新しい話題ありでしたが、昨日よりはみなさん、のびのびと話されていたと思います。
小道具の話題になりまして、花ちゃんが、お稽古しているとパパ(古代みず希さん)が猟銃を持っているようにちゃんと見えると言ったり、タータンの、お稽古で自分の手でピストルの形を作ってこめかみに当ててしまった、だから本番では絶対にやらないように注意しましたというエピソードや、轟さんの代わりにルキーニをやっているとうこさんに一路さんが、ミルク缶を持って出たらいいのにと勧めたりしていました。(その後のコンサートで扮装なしのバージョンにもかかわらず、とうこさんはミルク缶を持って出ました!)

さていよいよ第2部はコンサートです。
すでにトークに約1時間使っていますから、抜粋バージョンになります。でも、これは!というナンバーは押さえてありました。
第1部で登壇したメンバーの他に、ちゃんとアンサンブルメンバーのOGたちが入ってくれて、総勢約30名くらいでしょうか?

一路さんの歌は、やっぱり低音の方が好きだなぁとつくづく思いました。もともとがソプラノではないからね〜。「 ♪ 愛と死の輪舞」や「 ♪ 最後のダンス」はもちろん堪能しましたし、「 ♪ ミルク」 のあとに「 ♪ 闇が広がる」が入っていることがいかにドラマティックであるか!とか、「 ♪ 最終答弁」は騒ぎに紛れてしまっているナンバーだけれど、実は難曲だし名曲だと感じたり、新しい発見もありました。
「 ♪ 闇が広がる」と言えば、宝塚ver.はトートが上パート、ルドルフが下パートだと信じていたのですが……途中でパートが逆転している?
タータンがトークで、一路さんとの声の相性がいいと言って、一路さんも同意していたので、聴きごたえのあるデュエットでした。ふつうは途中から入るコーラスが入っていなかったような…?(すでに記憶曖昧 T_T )
一路トートは、初演当時は観られなくて (T . T)。だから、生のトートはガラコンでしか知らないワタシですが……4年前のガラコンよりもっと進化している気がしました。シシィのことはすきなのだけれど、恋ではないの。シシィの魂の分身というか……

花ちゃんのシシィは少女時代は白のノースリーブの膝丈のワンピースで登場。ごく普通の格好なのに、「パパ!」と呼びかける第一声からすでに少女。「 ♪ 私だけに」は白のガウン風のロングドレスで。花ちゃんのすごいところは、ちゃんと宝塚のシシィなのだわ。東宝のシシィを引きずっていないのです。歌だけを聴いていて、背後に芳雄くんや城田くんの存在を微塵も感じさせないのです。晩年は白のドレスの上に黒のショールを巻いて変化をつけていましたが、それだけでちゃんと歳を重ねたシシィを感じます。

一路さんと花ちゃん、昇天の「 ♪ 愛のテーマ」 を歌い終わったら、トートとシシィではなく、お互いにホッとしたように歯を見せて笑っていましたね。観ている私も幸せな気持ちになりました。

チビルドルフのとうこさん。ボーイソプラノがきれい。ちゃんと子供に見えてしまう魔法。ルキーニは楽しんで歌っていました。
もうひとりのルキーニのタータンも「ピンチヒッターだぜー」と言いながら客席から登場しての「 ♪ キッチュ」 。堂々としていました。
そして、とうこさんもタータンもルキーニとして歌えない場面で、さりげなくルキーニのパートを歌ってくれたのが、天羽珠紀さん(本役はシュヴァルツェンベルグ)。相変わらず歌うまさんです。
このお三方のおかげで、ルキーニのナンバーの歌詞がものすごく明瞭でございました。

フランツはゆきちゃんですが……この雪組バージョンの中で、唯一、お歌ガンバレ……だったのでした。でも、花ちゃんとの信頼関係はばっちりでしたよ。

『エリザベート』が20周年ということは、一路さんの退団から20年なわけで……
すでに50代に突入した一路さんをはじめ、主要キャストのほとんどは(これからのバージョンの出演者も含め)、40代です。
衰えない歌声と容貌とスタイル。
アンサンブルを務めてくれている若いOGたちとの共演も違和感がありません。
個々のブログでのオフ写真を拝見すると、それなりに歳を重ねているわねー、と思いますが、一旦、舞台の上に乗ると若い若い。でもって、実力は申し分ないので、本当に大満足のステージだったのでした (*^◯^*)


主要キャストについて思い出しただけでも、結構な長さになりました。
今日のソワレは、フルコスチュームバージョンを観ましたし、年明けて、東京でも観る予定にしていますので、折々に思い出したことを書いていきたいと思います。
コメント (2)
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『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシシャル・ガラ・コンサート』(1)モニュメント・バージョン

2016-12-10 08:52:47 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

ついに梅田芸術劇場で開幕しました。
正式タイトルが長いですね。ちゃんと表示されない?
12月9日ソワレ、まずはモニュメント・バージョンから。

初演雪組に的をしぼった、トークと扮装なしのコンサートの舞台です。

第1部がトーク。
久路あかりさん(この人の司会は、他のミュージカルのトークショーでも拝見していますが、出過ぎず黙らずで上手いのですよ ^ - ^ )の司会で、まずは専科の京三紗さん、飛鳥裕さん、五峰亜季さん、美穂圭子さんの初演メンバーが登場して、初演の時の役の思い出をちょっと織り交ぜながら自己紹介します。
次に、古代みず希さんと朱未知留さんが登場して同様に。
次からは、ひとりずつの登場です。
安蘭けいさん、香寿たつきさん、高嶺ふぶきさん(ストレートの見事な腰までの髪を一本にまとめていました。)、花總まりさん(それまでのメンバーがほぼ黒の衣装で登場だったので、淡いピンクにボタニカル風の花柄のワンピースで登場の花ちゃんに、「花が咲いたよう」との声が ^_^ )、そして一路真輝さん(白のふんわりブラウスに黒のパンツ)。
それぞれ当時の役と20年の想いを話します。
轟悠さんからはビデオメッセージが流されました。
大きなスクリーンをバックに全員でトークしていきます。スクリーンにはトークの内容に合わせて、当時の雪組のお稽古場や舞台の映像が流れます。

今までに聞いたことやプログラムの各人のコメントに書いてある話題もあるのですが……これがトークショーという形でみんなで語られると、また新鮮ですね (*^_^*)

一路さんが歌詞を間違えたとき、同じ歌詞を続けて歌う組子たちがちゃんと間違えた歌詞で歌ってくれたとか。その時、影コーラスボックスにいたとうこさんたちも慌てたけれど、間違った歌詞で歌ってくれたとか。この経験をして一路さんは、よりいっそう気を引き締めたとか。
花ちゃんは肖像画から登場する前に、肖像画のシシィに、どうかわたしに乗り移ってください、とお願いしていたとか。

ゆきちゃんは、とにかく花ちゃんのシシィが可愛くて、鏡の間の登場シーンは見惚れていたとか。「 ♪ 扉を開けてくれ」の場面が終わってはけるときに、客席で泣いている男の人を見つけて、「男の人にはこの気持ちがわかるんだ」と思ったとか。また、髭を何種類も用意して何度も付け替えて、早変わりもたくさんあって、大変だったそうです。

タータンは組替えが決まっていたので?代役稽古も他の場面もなく、はたして自分の出番は来るのだろうか?と思いつつ、お稽古を見守っていたとか。
代役稽古は、トートがゆきちゃん、ルドルフがとうこちゃん、ではルキーニは?その場では誰も思い出せませんでした(笑)
お稽古場や廊下で、ひとりひとりマイ・キーボードを持って、音取りをしていたのは有名な話ですね。
変拍子の曲が多く、あのタータンにして舞台上でズレて歌っていて、いっしょに出ていた花ちゃんがなんとかしなくてはと焦ったり、舞台の上で無意識にリズムを刻んでいたりしたそうです。
当時のお稽古は、とにかく辛かったともみなさんが言われていました。

当時の振りが20年後の今も継承されているのが嬉しいとも、みなさん言われてましたね。
トートとルドルフの絡みの振りとか、大階段の男役の踊りとか。
でも変わっているところもあって、一幕最後の場面は、当時はトートはシシィの背後からの登場だったので、この間、宙組の『エリザベート』を観た一路さんは、急に銀橋からトートが現われたのでびっくりしたそうです。でも当時も、銀橋からの登場はあったよね(「 ♪ 不幸のはじまり」ですね。一路さんが歌詞を間違えたのもこの場面です^^;)、影段はハシゴだったけれど、今はちゃんと階段になっているみたいですよという話になったり、話題があちらこちらに飛びました。

印象的だったのは、一路さんが、雪組公演は良いものにしたいと全員が必死だったけれど、その次の麻路さきさんが可能性を拡げてくれて、20年も愛される『エリザベート』になりました、と話されたこと。
そして、30周年も50周年もずっと『エリザベート』が続くといいなとも。「その時、呼ばれるかわからないけど(笑)」ともどなたか(とうこさん?)言われてましたね〜 (^.^)

まだまだたくさんのことが話題に上ったのですが……海馬は衰え、文章力は乏しい限り(汗)

トークだけで約1時間でした。
休憩をはさんで、いよいよコンサートになります。

今日もまた『エリザベート』三昧なので、コンサートの模様はまた書きます!


※ このガラコンサートの模様は、DVDに収録されて、来年の4月18日に発売されます。
二枚組で、10,000円(税込)。
フルに収録されるのは来年1月20日のソワレ(大千秋楽ですね)のアニヴァーサリーバージョンの予定。
その他に、モニュメントバージョンやフルコスチュームバージョンのダイジェスト映像が収録されるようですが、花組アニヴァーサリーバージョンがありません!( ̄◇ ̄;) なぜに!?春野さんのトート閣下には思い入れがあるのに〜〜。
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