夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

'22 今年読んだ本から②

2022-12-18 10:42:24 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。
昨日、晴れ間が見えて融けるかに思われた雪ですが……また降り始めました。
憂鬱とばかりも言っていられません。
冬と戦わなくては😐️


作家の山本文緒さんが亡くなられたのは1年前、'21年の10月でした。
その少し前に、山本文緒さんの7年ぶりの新刊『自転しながら公転する』を読んで、さらにその前にはNHKのあさイチに出演されていたのを見ていたので、本当に驚きました。
'21年春に診断を受けたときは、ステージ4の膵臓ガンで、余命宣告もされたそうです。
その山本さんが軽井沢の自宅で癌と向き合いながら折々に書き綴ったのが……



❇️「無人島のふたり ~120日以上生きなきゃ日記~」(山本文緒:著)
120日というのは、秋に新刊を出すことが決まっていて、それを見届けてから逝きたいという切実な願いです。
身体の辛さも綴ってはいますが、冷静な眼で自分や周りを見ている作家ならではの記述も多かったです。
はらはらしながら読みました。
こういう文章を遺してくれたことに感謝です。

❇️「残されたつぶやき」(山本文緒:著)
エッセイがいくつかと、SNS上に残した文章の書籍化で、癌の診断を受ける直前まで(あさイチ出演の頃まで)のプライベートのアレコレが書かれています。
いろいろと長期的な計画もお持ちだったようで……切ないですね。

山本文緒さんの小説は、一時期たくさん読みました。
で、再読したくなったのですが、いちばん読みたいのが見つかりません😵手離してしまったのかな?⬅️うろ覚え😟

実は今年、同じ膵臓ガンで同い年の友人を亡くしておりまして……
彼女も診断を受けたときには手術は出来ない状態だったそうで……(亡くなったあと、人づてに聞きました。)

世の中に何の役にも立たない私がどうしてのうのうと過ごしているのか?
ひしひしと人の世の不条理を感じます。

さて……

エッセイは、毎年春に刊行される定番の林真理子さんと、阿川佐和子さん、群ようこさんなど。
どなたもほぼ私と同年代なので、環境の違いや生活の格差はとても大きいのですが、考え方や物事の捉え方に「ああ、わかる😃」という面も多々なのでした。
そして一世代下、いわゆるバブル世代の酒井順子さんだと、同感できる部分もあり、この世代あたりから考え方が変わってきたのだなと思う部分もあります。
さらに下の下の世代の朝井リョウさんだと「ふーん、そういうものなのね😶」という感じでしょうか?

でも昨今は、作家さんのエッセイは売れないのだそうです。
エッセイに限らず、YouTuberや芸人さんの書籍の方が断然売れるのだとか。
時代ですね。


紙の本は場所を取ります。
そろそろ本腰を入れて整理に取りかからないとなりません。
本は読みたいけれど手許に置くものは厳選する。
それがこれからの課題かなと思います😃


コメント
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