夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

わたしたちにはオスカルさまがいる ~『ベルばら』50周年③~

2022-09-16 08:02:48 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯
50周年を記念して、いろいろな媒体で『ベルサイユのばら』を見かけますね。
時々、通販で買っているWacoalからもLINEが来ましたし😜

先ずはこれ。



ひととおり読んでみました。(まだ、ざざーっとの状態ですが💦)
懐かしさに溢れています。
エピソード編の絵の引用が多かったりして、本編の絵だと「あそこ❣️」とわかるのですが、エピソード編の絵はあまりわからない。

エピソード編が発表された当時、このブログで吼え捲ったのも、今や良き思い出です。
当時は、自分が長い間かけて勝手に作り上げた登場人物のイメージが、あろうことか、作者ご自身の手によって壊されていくのが、いやでいやでいやで・・・
ですが今は、あれはあれ、これはこれ、と割り切る気持ちの余裕が出来ました。
(今でもエピソード編の攻めた?記事にアクセスがあるのは、ありがたいです。宝塚の『ベルばら』についてもですが、よく書いたものだなぁと。今となっては、こそばゆい気持ちです。もう少し経つと、入る穴を掘りはじめるかも💦)

「ポーの村に迷いこんでしまったジェローデル」についても、少女漫画の急成長期に、それこそ命を削るようにして創作に励んだ萩尾望都先生と理代子先生が、お互いの作品を行き来して楽しんでいるのだもの、それはそれでいいではないの、という気持ちなのです。
おふたりとも波瀾万丈の時を経て、喜寿が視野に入る今でもお元気で、遊び心があるのはなによりですもの。
(理代子先生は「年老いたジェローデルが想像出来なかった」とおっしゃっています。)

余計なことですが・・・個人的にはジェローデルは・・・
恐怖政治のころはロンドンに亡命して、フランスから脱出してくる貴族たちを助ける。そして、ロザリー親子のスウェーデン行きを助けたあと(もちろん50代になっている)、ロンドンに戻って帝政時代を過ごしますが、王政復古に伴いフランスに呼び戻されて閣僚となるも、アンシャンレジーム時代を懐かしむばかりの王政に嫌気がさして、南仏の領地(子供時代を過ごした土地)に戻り余生を送り、オスカルを偲びながら眠るように逝く。ソフィアとは結ばれない。
こんなふうでしょうか?
(すみません、個人的妄想です🙇読み飛ばしてください🙏)

理代子先生へのインタビューやQ&Aなども、まるで初めての読者のような気持ちで読めました。
「へえーっ👀へえーっ♥」

ただひとつだけ。
理代子先生は「昔の絵よりも今の絵が好き」とおっしゃっていますが、すみません、それだけは同意できません。
やはり、わたしは連載後期の絵が大好きです💕
たくさんたくさん♾️ありますが💖
今、さっと想いうかんだのは、ジェローデルに「マドモワゼル」と囁かれたオスカル、ヴァイオリンの糸巻きをきりきり巻いている表情でさえ、なんという美しさ✨
ドキドキが止まらない思いを何度あじわったことでしょう。
これは私の勝手な想像ですが、たぶん理代子先生は、エピソード編で、等身大の人間模様を描く実感を得られて、だから今の絵がお好きとおっしゃるのではないでしょうか?


さて、いろいろな雑誌にも50周年の記事が乗っていたりするのですが、「CREA」(いつの間にか季刊誌になっていたのねー)は買いました。
理代子先生と作家の三浦しをんさんの対談をちゃんと読みたかったので。
三浦しをんさんのエッセイが大好きなのです。
三浦しをんさんは、現在はSNSでの発信をしていらっしゃらないので、ファッション誌に連載されているエッセイを毎月、立ち読みするくらい好き😃(エッセイがまとまって本になったらちゃんと購入しますね。次は2年後くらいかな?)
好き✨×好き✨の対談ですから、やっぱり雑誌を購入したいよね。
で、三浦しをんさんがとても印象的なことをおっしゃっていました。

「創作物のなかの女性が〈理想の女性像〉として描かれることはよくあります。でも女性の登場人物を通して〈理想の人間像〉を提示する作品は少ない。『ベルばら』はじめ少女漫画の優れた作品が、非常に早いうちからそこを追求してきたんですよね。オスカルは、人間はいかに生きるべきかというお手本であり、自分もこうありたいと仰ぎ見ながらここまできたのだなと、読み返すたびに感じます。」

ホントに、ほんとうに、本当に😂👏


さて。
9月21日の午後10時からのNHK「歴史探偵」はマリー・アントワネットとヴェルサイユがテーマだそうです😃


コメント (4)
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