夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『黒豹の如く』(3)

2015-05-14 11:41:44 | 宝塚観劇つれづれ

アントニオの副官のような立場の、ラファエルの真風くん。
役としてだけではなく、舞台人として、ちえちゃんに心酔しているんだなぁ、と感じました。
真風くんの歌も、役として歌うぶんには、悪くはないと思うのですよ。
次は、まぁ様といっしょの、華やかな舞台を期待しています


なんだか挙動不審の動きをしていたセバスチャンは、まさこさん。
お芝居を締める存在感がありますね。
アントニオとは同期という設定で、最後にふたりが握手を交わす場面は、やはりじーんとなりました
『白夜の誓い』のような、同期生同士が救われない結末でなくて、本当に良かったです。
新生・星組も楽しみな私としては、まさこさんが残ってくれて、本当に嬉しいです
まずは全ツですね。仙台で待っています


今回で退団の鶴美舞夕さん。
90周年の運動会のバトン技でお名前を知ってはや10年。
今回は、主にセブンシーズという役のひとりでしたが、ソロで踊る場面もありました
やはり忘れられないのは、『パッショネイト宝塚!』のカポエイラの場面で、ちえちゃんと組んで、これでもかという凄味のある踊りをみせてくれたことです
どうぞお幸せに


やはり退団の音花ゆりちゃん。
アルヴィラにキャスティングされてもおかしくない実力者ですが、次期トップ娘役の風ちゃんがいますから、今回は役が小さくなってしまったのは残念でした
夏美ようさんが星組の組長だったときに、「同期生の娘が入ってきてしまった」と慌てさせた音花ゆりちゃん。
これからも素敵な歌声を響かせつつ、結婚して、三代目のタカラジェンヌを育ててほしいな


その他、娘役さんでは、やっぱり妃海風ちゃんがしっかりした演技をしていて、綺咲愛里ちゃんは可愛い。

男役さんでは、壱城あずさくん、天寿光希くん、礼真琴くんが、三人一緒に出てきて、ほっこり部分担当なのですが、息が合って楽しそうで良かったです
物語の重要な舞台であるカディスをマルセリーノ(礼真琴くん)の故郷に設定したのは、三人の中では一押しだからでしょうか?←深読みしすぎ?


アラルコンの息のかかった下士官のゴンザーロは十碧れいやくん。
1回目よりも、2回目に観たときのほうが、小悪党っぽくなって、ゴンザーロはいろいろな黒い欲に釣られて動いているなーと説得力があったのでした


ちえちゃんの下で、星組はとても礼儀正しいお芝居(面白味に欠けるということではなく、作品へのリスペクトを忘れないという意味とか…うまく言い表せません)をしていたと思います。
みっちゃん、かいちゃんや、研2生(今回はまだ出演していませんでした。)、研1生(組回りがなくなったのはいつ以来?)の加入で、しばらく落ち着かないかもしれませんが、ちえちゃんの残した財産は継承していってほしいな…と思うのでした

(終わります)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『黒豹の如く』(2)

2015-05-14 11:40:13 | 宝塚観劇つれづれ

観劇したのが、4月の半ば過ぎと5月ですから、とてもお芝居が完成されていたと思います。


ちえちゃんの動きが、とても美しいと思いました。
動作の全てに隙や無駄がなくて、さすがにダンサー。
口跡も良いし。
どこまでも真っ直ぐな役作りが、清々しかったです。
軍人としてはスペインのため、個人としてはカテリーナのために生きたい、ということがよくわかるアントニオでした
ただこのアントニオという役は、受け身の役なのですね。
もちろん、カテリーナを護るために行動しますが、アントニオの仕掛けた何かがきっかけで、話が拡がっていくわけではない。
でも、実績と経験を積んできたちえちゃんだからこそ、“率先して動かなくても主役”がきちんと務まるのでしょうね


カテリーナはねねちゃん。
退団オーラ でしょうか?とても輝いてみえました。
若い未亡人というより、時々、恋する少女のような雰囲気を漂わせていたのは、さすがでした。
星組に来てからのねねちゃんは、少女から成熟した女性までいろいろな役にめぐまれましたね。
唯一、日本物のお芝居はやっていないと思うのですが、そういう意味で、『大坂侍』のお勢ちゃんは印象的で、ヒロインながらコメディエンヌで楽しかったです
あれから8年。
『ナポレオン』のジョゼフィーヌを観たときに、“宝塚の娘役”の枠をこえてねねちゃんは、女優になったなぁと感じました。
今後は女優さんになるのですね(『サンセット大通り』は一度観たかったので、先月チケットを買ったのです楽しみがふえました)…今のねねちゃんのオーラが萎みませんように


紅ゆずるさんのアラルコン公爵は、冷徹な敵役に徹していました。
ベネディクトに通じる部分もあるのですが、ベネディクトは成り上がってBIGになったのに対して、アラルコンは恵まれた地点からスタートしたぶん、冷徹さに磨きがかかっています。
スーツ物でちえちゃんと対峙する役は、『オーシャンズ11』以来?あの時よりも、ずっと堂々として、アントニオにひけをとらないアラルコンでした。
歌が…と言われてしまうさゆみさんですが、私は、芝居での歌はそんなに悪いとは思わないです。
でもショーになると、魅せる技術はあるのだけれど、やっぱり歌が弱いのですよね…
もう研14とも言えますが、まだ研14とも言えます
劇団は“ちえちゃんを支えた紅ゆずる”を見捨てはしないでしょうから、どうか爪を磨ぎながら、“その日”を待っていてくださいね。
私も待っています


(脱線ばかりしているので終われません…続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする