アントニオの副官のような立場の、ラファエルの真風くん。
役としてだけではなく、舞台人として、ちえちゃんに心酔しているんだなぁ、と感じました。
真風くんの歌も、役として歌うぶんには、悪くはないと思うのですよ。
次は、まぁ様といっしょの、華やかな舞台を期待しています
なんだか挙動不審の動きをしていたセバスチャンは、まさこさん。
お芝居を締める存在感がありますね。
アントニオとは同期という設定で、最後にふたりが握手を交わす場面は、やはりじーんとなりました
『白夜の誓い』のような、同期生同士が救われない結末でなくて、本当に良かったです。
新生・星組も楽しみな私としては、まさこさんが残ってくれて、本当に嬉しいです
まずは全ツですね。仙台で待っています
今回で退団の鶴美舞夕さん。
90周年の運動会のバトン技でお名前を知ってはや10年。
今回は、主にセブンシーズという役のひとりでしたが、ソロで踊る場面もありました
やはり忘れられないのは、『パッショネイト宝塚!』のカポエイラの場面で、ちえちゃんと組んで、これでもかという凄味のある踊りをみせてくれたことです
どうぞお幸せに
やはり退団の音花ゆりちゃん。
アルヴィラにキャスティングされてもおかしくない実力者ですが、次期トップ娘役の風ちゃんがいますから、今回は役が小さくなってしまったのは残念でした
夏美ようさんが星組の組長だったときに、「同期生の娘が入ってきてしまった」と慌てさせた音花ゆりちゃん。
これからも素敵な歌声を響かせつつ、結婚して、三代目のタカラジェンヌを育ててほしいな
その他、娘役さんでは、やっぱり妃海風ちゃんがしっかりした演技をしていて、綺咲愛里ちゃんは可愛い。
男役さんでは、壱城あずさくん、天寿光希くん、礼真琴くんが、三人一緒に出てきて、ほっこり部分担当なのですが、息が合って楽しそうで良かったです
物語の重要な舞台であるカディスをマルセリーノ(礼真琴くん)の故郷に設定したのは、三人の中では一押しだからでしょうか?←深読みしすぎ?
アラルコンの息のかかった下士官のゴンザーロは十碧れいやくん。
1回目よりも、2回目に観たときのほうが、小悪党っぽくなって、ゴンザーロはいろいろな黒い欲に釣られて動いているなーと説得力があったのでした
ちえちゃんの下で、星組はとても礼儀正しいお芝居(面白味に欠けるということではなく、作品へのリスペクトを忘れないという意味とか…うまく言い表せません)をしていたと思います。
みっちゃん、かいちゃんや、研2生(今回はまだ出演していませんでした。)、研1生(組回りがなくなったのはいつ以来?)の加入で、しばらく落ち着かないかもしれませんが、ちえちゃんの残した財産は継承していってほしいな…と思うのでした
(終わります)