夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ルパン』(2)

2013-10-08 17:26:52 | 宝塚観劇つれづれ

(つづきです)

生え抜きのトップコンビは、今は月組だけなのね~と感慨に浸っていましたら、その周囲は組がえメンバーで固められていたのでした。

沙央くらまくん、美弥るりかちゃん、凪七瑠海くん。(3人とも『ミーマイ』にも出ていましたね)

こまちゃんとかちゃは、一癖ある役。

こまちゃんのトニー・カーベットはちょっとdirtyでも、彼女の持ち味からか、あまり悪人には見えません。こまちゃんのふんわりした感じが好きです
このひとには、アシュレが似合いそうと思っていたら、アシュレにキャスティングされましたね観には行けないけれど楽しみな舞台になりそうですね。

かちゃのドナルド・ドースンは、黒幕的な役。
お髭を付ける役が出来るまでに成長したのね

美弥ちゃんは、カーラの取りまきの由緒ありそうな家柄の端正なヘアフォール伯爵。
みやちゃんは白い王子様ができる人ですね。

異動してきたメンバーの影に隠れる形になってしまった印象をうけたのが、生え抜きの宇月颯くんと紫門ゆりやくん。(←私見です)
としくんのオクスフォード公はカーラの婚約者になる役なのですが、いまひとつ性格がわからない。カーラが幸せになるような男性にはみえません。出番はあまり多くないのですが、深く突き詰めると難しい役なのだろうな、と思います。

ゆりやくんはプス・カフェ。ゆりやくんが下町の兄ちゃん風な役というのが意外でした。このひとも白い王子様ができるキャラなので。

以下、若手の男役さんでは、たくさんの生徒さんに役名とセリフはありますが、やはり目立っていたのは、珠城りょうくんです。12月に『月雲の皇子』を観に行くので、楽しみです

上級生では、星条海斗くんが、脇に逸れることなく、元気なガニマール警部役でがんばっていました。マギーは元気な役が似合いますよね

そして、北翔海莉さんの、モーリス・ルブラン。
同じ舞台上にいても、ルパン以外からは“見えない、存在しない”設定だそうで、他の出演者とセリフをやりとりすることもなく、観ていて孤独な役ではありました
でも、みっちゃんの落ち着いた声が、舞台のカンフル剤になっていました。
みっちゃんの声は男役として完成しているし、滑舌もいいから好きです
月組育ちの職人気質ですよね。
いつかバトラー船長を観たいな。

越乃リュウさまの最後の役は、ルパンの乳母のご亭主のヘリンボーン。
少ない出番ながら、場を和ませる役でした
リュウさまの役でワタクシ的に印象深いのは、『Hollywood Lover』のレイ・ハドソンと『ミーマイ』のヘザーセット。
剛にしろ柔にしろ、“仕える”という立場の役どころが嵌まっていたような気がします。
でも今年の『ミーマイ』のジョン卿もダンディーですてきでした
研21でのご卒業ですね。
長い間在団してくれてどうもありがとうございました
100周年の初舞台生公演の組長という名誉な役割を目前にして辞めるのは、リュウさまがいろいろと考えられた結果なのでしょう。
ご卒業おめでとうございます。
どうぞお幸せに

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『ルパン』(1)

2013-10-08 17:23:04 | 宝塚観劇つれづれ

宝塚歌劇で“Lupin”と言えば‥‥
『A/L 怪盗ルパンの青春』を思い出します。(映像でしか観たことがありませんが)
'07年春の、たにちゃんとうめちゃんのプレお披露目作品。
シャーロック・ホームズ役でみっちゃんが、助手のワトソン役でみーちゃんが、ともちんも出演していました。
そして、みーちゃんとともちんが、相次いで退団を発表して、それぞれ最後の公演中です
そして、みっちゃんは古巣の月組に、'06年の『暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン』以来となる出演です。
あの頃の上級生は、越乃組長を除いて、すべて退団してしまいました。そのリュウさまも今公演を最後に退団していきました

時は止められないとはいえ、ゆうひさんと同じ空間を彩ってくれた仲間たちが、掬いとった砂がぼろぼろと零れるようにいなくなってしまうのは、かなり辛いものがあります。
らんとむくんも退団発表・会見しましたしね‥‥

隔世の感‥‥ρ(・・、)


『ルパン』
モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋」より
脚本・演出 正塚晴彦

正塚氏で、シルクハットに黒マントの主人公とモブ、時代はおそらくは20世紀初頭、そして月組、と来れば、『マジシャンの憂鬱』を思い出さないわけにはいかないでしょう
と、懐かしさに浸っているうちに物語は進行していきました。

あくまで私見ですが‥‥
ストーリーは、辻褄は合っているとは思うし、広げた風呂敷はたたんでいるとは思うのですが(←表現が古すぎ)、いまひとつ弱いというか、「えそんなことでルパンを誘き寄せたの」的な、肩透かし感が少々ありました。
それと、そもそもの発端であるレルヌ大公の死の原因はなんだったのでしょう?

登場人物が多い上に、月組の下級生はよくわからないので、ゆるゆるとしか回転しない my海馬は、ストーリーに付いていくのがなかなか大変でした


アルベール、実はアルセーヌ・ルパンの龍真咲くん。
敢えて言ってしまいます台詞回しに変な癖がついてしまっているーこれは、個性というよりも、やめた方がいいレベルになってしまっているのでは?5月の『ミーマイ』の時は、ナチュラルだと思ったのにね‥‥
ファンの方は嫌がるかもしれませんが‥‥まさおくんはあさこさんの男役を見て育ったのだなあ‥‥と随所で感じました。でもこちらは、別に気になる事ではなくて、これを土台にして、まさおくんらしさを作っていけばいいわけで
綺麗だし、100期生初舞台時の注目のトップスターさんなのだから、もっと包容力とか懐の深さとかがある男役さんに成長してほしいな、と思います。

愛希れいかちゃんは、故レルヌ大公の令嬢カーラ。
ちゃぴちゃんはいつも健気で可愛い
現在のトップ娘役さんの中で、相手役さんへの寄り添い度No.1に感じます。

(つづく)
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