(つづきです)
生え抜きのトップコンビは、今は月組だけなのね~と感慨に浸っていましたら、その周囲は組がえメンバーで固められていたのでした。
沙央くらまくん、美弥るりかちゃん、凪七瑠海くん。(3人とも『ミーマイ』にも出ていましたね)
こまちゃんとかちゃは、一癖ある役。
こまちゃんのトニー・カーベットはちょっとdirtyでも、彼女の持ち味からか、あまり悪人には見えません。こまちゃんのふんわりした感じが好きです
このひとには、アシュレが似合いそうと思っていたら、アシュレにキャスティングされましたね観には行けないけれど楽しみな舞台になりそうですね。
かちゃのドナルド・ドースンは、黒幕的な役。
お髭を付ける役が出来るまでに成長したのね
美弥ちゃんは、カーラの取りまきの由緒ありそうな家柄の端正なヘアフォール伯爵。
みやちゃんは白い王子様ができる人ですね。
異動してきたメンバーの影に隠れる形になってしまった印象をうけたのが、生え抜きの宇月颯くんと紫門ゆりやくん。(←私見です)
としくんのオクスフォード公はカーラの婚約者になる役なのですが、いまひとつ性格がわからない。カーラが幸せになるような男性にはみえません。出番はあまり多くないのですが、深く突き詰めると難しい役なのだろうな、と思います。
ゆりやくんはプス・カフェ。ゆりやくんが下町の兄ちゃん風な役というのが意外でした。このひとも白い王子様ができるキャラなので。
以下、若手の男役さんでは、たくさんの生徒さんに役名とセリフはありますが、やはり目立っていたのは、珠城りょうくんです。12月に『月雲の皇子』を観に行くので、楽しみです
上級生では、星条海斗くんが、脇に逸れることなく、元気なガニマール警部役でがんばっていました。マギーは元気な役が似合いますよね
そして、北翔海莉さんの、モーリス・ルブラン。
同じ舞台上にいても、ルパン以外からは“見えない、存在しない”設定だそうで、他の出演者とセリフをやりとりすることもなく、観ていて孤独な役ではありました
でも、みっちゃんの落ち着いた声が、舞台のカンフル剤になっていました。
みっちゃんの声は男役として完成しているし、滑舌もいいから好きです
月組育ちの職人気質ですよね。
いつかバトラー船長を観たいな。
越乃リュウさまの最後の役は、ルパンの乳母のご亭主のヘリンボーン。
少ない出番ながら、場を和ませる役でした
リュウさまの役でワタクシ的に印象深いのは、『Hollywood Lover』のレイ・ハドソンと『ミーマイ』のヘザーセット。
剛にしろ柔にしろ、“仕える”という立場の役どころが嵌まっていたような気がします。
でも今年の『ミーマイ』のジョン卿もダンディーですてきでした
研21でのご卒業ですね。
長い間在団してくれてどうもありがとうございました
100周年の初舞台生公演の組長という名誉な役割を目前にして辞めるのは、リュウさまがいろいろと考えられた結果なのでしょう。
ご卒業おめでとうございます。
どうぞお幸せに