サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

オーストラリアの鎖国はいつ終わるのか

2020-12-03 08:40:51 | 日記

シドニーもメルボルンも市中感染がほぼ終息して、毎日の感染者はここ3週間はゼロである。しかし海外からの入国者の新規感染者は2-5人程度は毎日出ている。この入国者とは国籍、永住権保持者、その近親者に限定されている。テンポラリー・レジデントと呼ばれるビジネスビザ、ワーキングホリデー、留学生は完全にシャットアウトしている。それでも毎日感染者が入国している。

 

これを外国人の入国を解除すれば感染者が増えることは容易に予想できる。この入国制限は今年の3月から続いているので、それがいつ解除されるのか政府の方針は分かっていない。出口戦略は立てているのだろうが、ワクチンが有効に広まった国から入国を認めていくということかも知れない。

 

この入国制限は観光業、教育産業を完全に破壊した。客が来ないのだから当然である。航空会社や国際空港に勤務している人々はみんな失業である。ひどい状態である。これらの人々が行きつく先は介護施設や工場での単純労働である。私はカンタス航空でエアー・クルーでしたなんて人が施設で働いているのを見かけるようになった。

 

この厳しい鎖国を続けているオーストラリアから見れば、日本政府がオリンピックを強行開催する姿勢は信じられないものだろう。しかしいつまでも鎖国を続けていられるものではないし、ワクチンができてもウイルスはすずにはなくならない。袋小路である。