セレッソ大阪が香川真司にオファーを出しているということで、ドルトムントにいて他のクラブに移籍してまた出戻り、そして追い出されるように移籍した3選手を検証してみよう。
香川はドルトムント→マンU→ドルトムント→ベシクタシュ→サラゴサと渡り歩いて現在フリー。マンUを退団してからすでに6年経過したが、まさか香川が浪人するとは夢にも思わなかった。サラゴサでは1シーズンのみだったが、これでセレッソ大阪に移籍するのであれば、そもそもスペインにこだわった意味がなくなる。
年齢を重ねるとともに選手は劣化していくのは仕方がないとしても、2010/2012のドルトムントの2シーズンの全盛期を思い出すと香川の劣化の激しさがよく分かる。もう別人である。いったい何のためにスペインにこだわっているのだろうか。
ヌリ・シャヒンはドルトムント→レアルマドリード→リバプール→ドルトムント→ブレーメン→アンタルヤスポルと渡り歩いた。ブレーメンには2018/2020の2シーズンいたが合計20試合にのみ出場。今季はトルコに帰国。
シャヒンはすでに32才だが、一番輝いていたのはドルトムントでの2008/2011の3シーズンだった。そして2011/2012シーズンからレアルマドリードに移籍したが、故障も多く出場したのはたったの4試合。ここからシャヒンのキャリアはおかしくなった。レアルマドリードには行かずにドルトムントにいればもっと活躍できていたはず。
ゲッツエはドルトムント→バイエルンミュンヘン→ドルトムント→PSVと渡り歩いて現在28才。PSVには今年の10月に移籍してここまで6試合で3ゴール。PSVでは主力としてプレーしているので、復活しているようにも見える。
ゲッツエは2018/2019シーズンに香川からトップ下のポジションを奪取。しかしそれから2年後にはドルトムントを追い出されたわけで香川とゲッツエのライバル関係も厳しいものがある。ゲッツエはまだ28才だからまだ3-4シーズンは活躍できるだろうが、ブンデスのビッグクラブに復帰できるとは思えない。