サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ゼロスポーツマンシップ

2020-12-09 09:46:27 | 日記

シュツットガルトのFWワマンギトウカのカタツムリゴールが批判を浴びている。GKの裏を取り、無人のゴールに勢いよくシュートすべきところをカタツムリのようにノロノロと動いて、GKが近寄ってくるのを待っていたからだ。あまりにも人を食ったプレーでスポーツマンシップに欠ける行為だ。フットボールはケンカでもののしり合いでもなく、あくまでもスポーツであるから相手の選手、チームに対してリスペクトを持つのは当然である。

 

さてこのような反スポーツマンシップのプレーで思い出すプレーをあげてみよう。

①2014年のマンCITY時代のバロッテリのヒールキックシュート

バロッテリがマンCITYにいたなんてもう誰も覚えていない。当時の監督はマンシーニである。LAギャラクシーとの親善試合で前半30分ころに、バロッテリがドリブルして絶好のシュートチャンス位置まで来た。その時に何を考えたのか、後ろ向きに態勢を変えてヒールキックでシュート。ゴールが決まればよかったが、しっかりと枠をはずした。

 

このふざけたシュートにマンシーニが激怒して、すぐにバロッテリを交代させた。親善試合だからなめたプレーをしたのか、アメリカツアーがいやだったのか、とにかく歴史に残るふざけたプレーである。

 

②2019年9月の日本対パラグアイでの中島翔哉

親善試合の前半に中島翔哉がパスするわけでもなく、走ってドリブルするわけでもなく、3回は知りながらリフテイングしてボールを前進させた。このなめたプレーにパラグアイの選手がキレて、中島にキラータックル。当然ファールになりこの選手はイエローをもらった。しかしいくら親善試合でも相手をなめたような中島の軽率なプレーはひどかった。中島はCKを蹴る際にもリフテイングしたり、リフテイングが好きなのだろう。

 

③ラモスとビスマルクのリフテイングパス

1993年のヴェルデイと浦和の試合で、ラモスとビスマルクがリフテイングを4-5回繰り返して、浦和のDFを抜いていくプレーがあった。Jリーグの華麗なプレー集に必ず選ばれるシーンだが、よく考えてみれば実にふざけたプレーである。このリフテイングパスが最後には武田のゴールにつながるのだが、浦和の選手は抗議してもよかった。あるいは思いっきり削ってやってもよかった。