いつも気になっていたフットボール用語があるので、それを解説してみよう。
①マケレレロール
チェルシーやフランス代表で圧倒的な存在感を示したクロード・マケレレの名前を取ってついた。スーパーなボランチだったマケレレは、一人で中盤の底を支配できたといわれる。その後カンテが出てきて、タイプが似ているのでマケレレ自身がもうマケレレポジションではなく、カンテポジションと呼ぼうと言い出した。
中盤の底にいてチーム全体を支配した選手としては、マルコス・セナのほうが好きだ。2008年ユーロでスペインが優勝したときのメンバーで、セナがいたからこそスペインは優勝できたと言われた。しかしなぜか2010年WCには選出されなかった。
②プスカシュ賞
2009年にFIFAが創出した前年の10月から翌年の9月までを対象にしたベストゴールの賞である。FIFAが10選手をノミネートして、一般投票で決まる。かなり主観が入る選定方法ではある。
名前のプスカシュは1950年代に活躍したハンガリーの名手、フェレンツ・プスカシュから取ったもの。ベストゴールの賞の名前に使用されるとはかなり栄誉である。
③鹿島る
誰でも知っているだろうが、リードしていて試合終了間際で時間をつぶすためにコーナーフラッグ付近でボールを保持して、うじうじとするプレーのことだ。勝つためには当然と言えばそうなのだが、フェアプレーでないと言えばそうとも言える。別に鹿島だけがこの時間稼ぎをするわけではないだろうが、いつの間にかこの呼び方が広まってしまった。
④ゲーゲン・プレッシング
最初にこの単語を聞いたときに、クロップの名前かあだ名がゲーゲンなのかと勘違いした。しかしよく調べてみるとゲーゲンとは、ドイツ語でヴァーサス(VS)を意味する。では何に対してのVSなのか。そう、相手のプレッシングへの対抗策として生まれたのが、VSプレッシング=ゲーゲンプレッシングなのである。
他にもあるかも知れないので、もっと調べてみてから特集してみよう。