サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

三笘

2020-12-17 09:25:53 | 日記

夕べのJ1第33節 川崎対浦和は3-1で川崎が完勝して、シーズン得点を85点と新記録を打ち立てた。まだ1試合あるので、さらに記録を更新することでしょう。さて今季の川崎の爆発的な攻撃力は三笘の貢献が大きい。多分今季のMVPになるかも知れない。

 

大卒の新人がここまで活躍するのも多分初めてだろう。ここまで29試合に出場して13ゴール。PKは蹴っていない13ゴールは価値がある。29試合のうち先発フル出場は2試合のみ。スタミナ切れが多いのか、ベンチワークで選手交代が多いのかは知らない。

 

三笘の特徴はドリブルだろう。単なるドリブルではなく左サイドを深くえぐって、ねちっこく、いつの間にかDFを潜り抜けてマイナスのクロスを入れる、あるいはシュートするというドリブルだ。相手のDFにしてみればもっともいやなタイプだろう。三笘のドリブルには終わりがないからだ。

日本人でもドリブルのうまい選手はよくいるし、伊東純也のようにスピード小僧もいる。しかし三笘はスピードはもちろんのこと、自分でシュートコースを作り、こじ開けるシュートが打てる。今季のJリーグ一番のドリブラーだろう。

 

こういう選手が海外クラブのスカウトの目から漏れるわけもなく、今冬、あるいは来夏にでもオファーが来るだろう。今年23才だし、海外移籍するにはいい年齢だろう。三笘であればベルギーとかオランダではなく、ブンデスの中位以上のクラブでも通用するはず。EPLはイギリスビザの問題で難しいだろうし、スペインはEU枠外だから無名選手は簡単ではない。


三笘がいなくなれば川崎には大打撃だろうが、今後の日本代表を背負って立つ男にはヨーロッパで活躍して欲しい。