山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

今どきの出産子育て(3)

2024-06-08 23:03:50 | 日記2024

これから35才以降の出産がどういうことなのか、娘の妊娠出産で知ったことを書きます。

娘は34才で妊娠したのですが、出産するときは35才になるのでした。

34才で産むのと35才で産むのは大きな違いがあります。35才以上は高齢出産ということになります。高齢出産になると、染色体異常の子が生まれる確率が高くなるそうです。これは、若ければリスクがないというわけではありませんが、あきらかに高齢になればなるほど異常の割合が増えるそうです。

それで、高齢出産の人は出生前診断というのをやります。詳しいことは専門家や当事者ではないのでよくわからないので省きますが、血液検査や超音波画像などにより胎児の異常リスクを調べるのです。

この検査は、性能が高い検査であればあるほど検査費用が高くなります。数万円以上はします。

そして、娘の場合、異常であるリスクが高いと言う結果が出てしまったのでした。それは、たとえば胎児の首の後ろの厚みが少し厚かったりすると、染色体異常の可能性が高くなったりします。

当時は私も具体的に色々調べたりして認識していたのですが、数か月で忘れてしまいました。当時書いておけばよかったかもしれません。

染色体異常の代表的なものは18トリソミーと21トリソミーがあります。18トリソミーはダウン症です。ダウン症の場合は、心臓疾患を持つ場合も多く、生まれたあとで大きな手術が必要になったりするそうです。

そのため、染色体異常のリスクが高い人は、さらに確定診断を受けて産むか産まないかを判断しなければなりません。これは、本人の判断で受けないでもかまいません。でも、リスクが高いと聞いては不安ですし、生まれたあとで数々の異常に対処していくのは、赤ちゃんも親も大変なことです。ですから、早いうちに異常がわかった場合は、中絶という選択があります。また、異常があっても産むと決断する場合は、それなりの覚悟の上、今後の対応を準備しなければなりません。

妊婦本人は、仕事を続けつつ、妊娠初期のつわりや体調不良と戦いながら、同時に胎児に異常があるかもしれないという不安とも戦い続けなければなりません。検査日程を決め、そして検査したあと結果がでるまでにまた2~3週間待たねばなりません。

確定診断は羊水検査をしました。羊水検査はあまり早すぎる時期にはリスクがありますので、すぐにはできません。妊娠15週以降にお腹に針を刺して子宮の中の羊水を取り出し、その中にある胎児の染色体を調べることで、異常があるかどうかが確定できます。

もし胎児に異常があって中絶を選ぶ場合は妊娠21週までがタイムリミットだそうです。そうなると妊婦は羊水検査ができる時期まで待ち、羊水検査をしたら、その結果が出るまで待つうちに、もう20週近くになっているわけで、生きた心地がしません。

そのころは、赤ちゃんがお腹の中で育ってきていて、愛着もできているので、異常があったとわかったときに、中絶をするというのは計り知れない苦悩です。

娘はあらかじめ、念のために数週間前から、20週目の頃に有給休暇を数日申請してあったようです。

それから、羊水検査には10万円以上の費用がかかります。保険はききません。

そうして、この間、ごく一部の身近な仕事関係者や家族以外の人間には、妊娠したということ自体、発表はできません。中絶することになるかもしれないのに、公表できないわけです。だから妊娠おめでとうなどと、簡単に喜べないわけです。

そうして、娘は幸いにして、胎児の染色体に異常がないことが判明しました。

・・・

うちには娘が2人いて、長女は20代で1人目を生み、2人目も30代になってすぐ生んでおり、今回の次女のように、胎児の異常についてこんなに神経をすり減らすようなことはありませんでした。
私も20代のうちに2人を生んでいましたし、当時は超音波診断も今ほど発達しておらず、出生前に異常を発見する検査というのはしたことがありませんでした。

やはり、高齢出産というのはリスクが高く大変であり、出費もかさむと思います。そして精神的負担も大きいです。

普通なら赤ちゃんを授かったと知ったら、すぐに産着や出産用品を準備したりし始めると思いますが、それも確定診断の結果が出るまでは、何もできないという状況です。

だから、本当に女性の皆さんにアドバイスしたい。若いうちに産んだほうがいいです。卵子を凍結しておけば大丈夫と言うわけではないと思います。
卵子に異常はなくとも、子宮に着床しにくくなりますし、また産むときも高齢だと難産になる確率が高いです。

そのことはまた後で書きます。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 今どきの出産子育て(2) | トップ | 救急車で急停車した後の難 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ボッケニャンドリ)
2024-06-11 17:44:49
昨夜は夜泣きが酷くて一睡もなんてのも20代ならボヤくだけで済むけど中年だと…

若い時にしか出来ない事をやるんだなんて人も居ますが殆どの人は中年になってからでも間に合うようなレベルばっかし。
でも出産はやはり…

当たり前のことを言うとウルサイ呼ばわりされる今日この頃って感じですかねぇ。
返信する
Unknown (飛鳥)
2024-06-11 18:33:16
「若いうちにしかできないことする」なんていって、仕事や遊びや勉強をしているのかもしれませんが、出産こそ若いうちにしかできないぞ~、ですよね。

本当に、年を取ると体力なくなるし、育児ノイローゼも多いみたいなんです。
若いころは何も考えないで乗り越えちゃえるような・・・。
返信する

コメントを投稿

日記2024」カテゴリの最新記事