山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

機械のミス

2005-12-22 13:35:17 | 未分類過去
人間の入力ミスはよくあるんですが、機械のミスはあり得ないとスーパーで言われていました。自分が発注した内容と入荷された商品の内容が一致しない場合は、出荷商品を積み込む人間が間違ったか、自分の発注入力が間違っていたかのどちらかなのだそうで、端末が勝手に入力してもいないものを送ったり変更したりしてしまうことなどはないとのことです。

ところが、あるとき、自分が発注していないものが届いたり、発注したはずのものが届かなかったり、わけのわからないことが起こりました。

私はパンの担当だったのですが、パンの製造工場はよく他店に持っていくものを間違えて持ってきたりするので、またパン屋が間違えたのだろうと思ったりしたのです。
でも、その場合は納品伝票と内容が違っているのですぐわかりますが、伝票とは一致しているので、自分が入力を間違えたのだろうと思いました。
端末機で入力・送信した番号と数値が、そのまま伝票に商品名と個数になって印字されるからです。

しかし、そのうち、パン屋ではないスーパーの大元の配送センターから来る和菓子なども大量に来たりして、しかも、もともとゼロで入力設定されていて、バーコード部分が再入力できない、こちらではいじりようもない物まで、伝票に発注数が記入され入荷されてきたのです。

これはいったいどうなっているのか、この商品は売るのかどうするのか、と仕事中に配送センターに問い合わせていると、他の売り場の担当者は、「伝票にのってるってことは本人が注文したのよ。それを先方のせいにして大騒ぎしているみたい」「自分で間違ったんだから売るに決まってるでしょ!電話なんかかけてんじゃないよ!」と言う感じで、冷たい態度を取る人もいました。
センターでは、「あり得ない現象ですが、確かにそれは大型店でしか売らないはずの商品ですね。何かの間違いです。後ほど引き取りに行きます」とのことでした。

駅から遠いその小さなスーパーのパンと生菓子は売れ行きが悪くて大変でした。
手づくりのおいしい焼きたてパンを売っている店や高級菓子の専門店が近隣にいくつもあるので、消費者はどうしても質のいいほうにいってしまうのです。
大量生産の安いパンや生菓子を買う人でも、駅前の大型スーパーのほうが、種類が豊富で商品の回転が速いので、そっちで買います。
それで、その店では、なるべく売れ残らないように、しかも少なすぎないように考えて発注していたので、自分の設定と違う状況で入荷されると、値引きや廃棄処分で損失が出るのは目に見えていました。
だから、他の売り場よりも発注数には敏感だったので、2~3日もそんなことが続き、1人でばたばたして大騒ぎしていたのでした。

どうしても機械がおかしいんじゃないか?と首をかしげている私に、店長までも「間違えるのは人間で機械は間違わないんだよ」と真に受けてくれない状況でした。

それが、すこし後にずれて、他の売り場も、発注したものと入荷されるものが一致しないとさわぎはじめました。
人というのは、自分の身に振りかかって初めて真剣になるものですね。
センターの方でも、いろいろな店から問い合わせがやってきて、真剣に調べた結果、オンライン化されている絶対に間違わないというコンピュータが原因不明の狂いを起こしていたことが発覚したのでした。

これも、元々は人間の設定ミスか調整ミスかもしれませんが、なんでも「絶対」なんてことはないのですよね。


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