山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

誤入力の恐ろしさ

2005-12-22 01:29:35 | 未分類過去
株のことは分からないのですが、61万円の株1株を、間違えて1円の株61万株も売ってしまったということで、それが単なる入力ミスだったわけですね。
そこで、そのとき1円で買ったとしても、もともとその会社の株は1株61万円したわけだから、それはそのままの計算で価値を持つことになり、さらに株価が変動して上がったから1株90万を超える値段となった。
物品と違って、時間の移行で価値が常に変動していくものだから、その間違いの売り買いの影響も受けて変化したものを、なしにすることはできない。
だから、過去にもどって「なかったことに」などということはできないのでしょう。

これが、物品であれば、間違いでした、在庫はありません、ということで、お詫びすればなんとかなりそうです。在庫がなかったからといって、代わりに現金を渡すことなどはありえないことですね。
まあ、株を物品の売り買いと比較すること自体不適切なのでしょう。

しかし、ネット販売などでも、電化製品を売るときに、値段の桁を間違えたりして、結局表示どおりに格安で売る羽目になったりすることがあるようです。
その値段は間違いだったなどということが、頻繁にあるようでは、まるで信用ができなくなり、売買契約がなりたたなくなりますから、こうなったら「間違い」を「本当」にするしかないわけです。

機械とは、取り返しのつかない恐ろしいものです。

その1円61万株の入力をしてしまった人は、今頃どうなっているんでしょう?
お気の毒です。

私も機械入力の間違いで、大変なことになりそうになったことがあります。
スーパーで、パン類の注文を入力していたんですが、表の中のバーコードを一段間違えてしまったのです。
私が入力したつもりの品は1単位が3個だったので、3と入れれば9個くるのです。
ところが、その下の欄の間違って入力された品物は1単位が10だったんです。
それで、数は30来ちゃうんです。
その品物というのが、「あんこ」でした。
パンは普通100円くらいですが、この袋入り練りあんは400円以上するのです。
こんなもの買う人はいません。いつも注文なんかしないものです。

その誤発注に全然気づかず、翌日店に行くと、問屋から電話が来ていました。
申し訳ないが在庫が10個しかなかったので、とりあえずそれだけ送ったが、不足分は翌日でもいいかというのです。
あっ、もういりません!ということで、何とか10で収まりました。
できればこれも、返品したいくらいですが、それはできません。
あーでも在庫が足りないのはラッキーだった!

正月や彼岸でもあんこなんかそうたくさんは売れません。
そのあんこ、ずっとパン売り場に並べていて、私が2個くらいひそかに買って帰りましたが、だんだん賞味期限が近づいてきても売れず、10%引き、50%引きになり、最後どうなったか?1~2個、廃棄にはなったかもしれません。
もし、30個来ていたらどうなっていたでしょうか?
今、考えても恐ろしいです。

最初は自分がそんなミスを犯すとは全然思いませんでした。台帳の左端に商品名、右端にバーコードがあって、自分の手が上下にずれるとは思わなかったのです。
発注後の控えで番号確認する暇はないので、入力時に気をつけるしかありません。

このようなミスが起こりやすいということを、社内で教育されることはなく、自分の失敗で初めて気づきました。

今の会社では、重要書類の持ち出しがバーコードになっています。私のバーコードの上が社長のバーコードで、間違えて社長が持ち出したことにしてしまったことがあります。
すぐ訂正したので良かったですが、ひやひやです。

重要書類をFAXで送るときなども、他社に送ってしまったりなどしたら恐ろしいですね。
送り先を何度も確認しなければいけません。

社内メールで、特定の人からの個人的なお誘いの返事を社員全員に送信してしまった人がいて、あせって削除してくださいと送られてきたことがありました。私もやりそうです。

留守電も恐ろしいです。
たまに知らない人から留守電が入っていたりして、どうやら、別の人にかけたつもりらしいですけど、どうにもなりません。
自分もそんなことしそうな気がして、留守電も嫌いです。

情報を受け取る相手が人間なら、その場で変だと思って、本当にそれでいいのか?と確認してくれることが多いと思います。
昔のように書類に手書きでも間違いは少ないです。
機械入力はその点、言葉が記号や番号になっていて確認しにくいし、取り返しのつかないことが多く、怖いですね。

ミスは人間には誰にもあるものだから、簡単な入力ミスで1人の人間が負えないような大きな損害が出ないよう、ミスに対する意識教育や、それを補うシステムが必要だと思います。



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