山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

校正という仕事

2008-06-21 22:16:40 | 日記
今の会社は、校正の仕事をパートタイマーにさせているわけです。

私は、以前出版社で正社員として校正の仕事をしていました。
今の会社は、一般の出版物そのものではなく、業務上の書類などを校正することが主なものです。
だから、校正は一人でします。
出版社の場合は3人くらいが同じものに目を通していました。だから、出版社にくらべると、やり方が甘いといえます。

しかし、だからと言って、パートタイマーが責任がなく、仕事としての価値の低いものかというと、どうなんでしょうか。
以前の出版社はとても大きかったので、校正部の正社員が何十人もいたのです。それで建物ひとつを占領していました。
その部署の社員は、ひたすら印刷物の誤植を探すだけで、一人前の給料とボーナスももらっていました。おそらく、その会社は今も変わらないと思います。

しかし、今の会社では、普通の社員がひとつの建物に60人くらいいますが、その中で校正をする人は2人だけで、その2人がパートタイマーです。

同じ仕事をしていても、ずいぶんと待遇が違うものだと思います。
そして、どちらかというと、内容的には今のほうがずっと知識も必要だし、複雑なものだと思います。しかし、この会社の場合、校正者の地位は非常に低いなあと思います。
確かに、書類そのものを作る正社員に比べると、能力が劣っているといえるでしょうが、校正もひとつの専門職ではないのかな~と思います。

どこか、校正の仕事で転職したいとも思うのですが、編集や原稿依頼や、印刷から納品まで、すべての工程に責任をもってできる人ではないと一人前の校正者としては採用されないようです。そういう経験はないので、やはり無理です。
結局、下請けの内職校正者みたいなのしかないようです。

やっぱ、正社員の力量はないってことだね。

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