山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

菅直人氏に吹き続けた逆風

2012-12-17 20:40:16 | 日記
前回の選挙の時には、自民党がダメで、民主党に追い風が吹いていた。子供手当だの、高速道路無料だのって、そんなうまい話はおかしいだろと思い、当時私は自民党に入れていた。しかし、民主党に吹いていた風は止まらず、自民党は大敗したのだった。
民主党が政権をとってみると、やっぱり子供手当のばらまきなんか無理だった。その上、東日本大震災が起きてしまったので、民主党は大変な苦労を背負うことになった。

当時の総理大臣菅直人氏は、それはもう一生懸命原発の対策に立ち向かっていたが、周囲の人々は、菅さんを評価することなく、批判ばかり浴びせていた。
あんなの、誰がやっても、現地からの報告が届かなかったり、原発に関する知識のある人が担当者としていなかったり、滅茶苦茶だったに違いないのだ。菅さんは誠意を持って全力で取り組んだと私は思っている。その後も、浜岡原発を止めたし、菅さんのすることにぶれはなかった。

今回の選挙では、菅さんは東京18区で自民党に負けてしまった。比例で当選したとはいえ、総理大臣経験者が自分の選挙区でトップ当選できなかったのは、どんなに悔しいことだろうか。そうなった結果も、民主党に逆風が吹いているからであり、菅さん1人のせいではなかろう。そして、世の中の風潮が「菅さんは震災の時ダメな総理だった」などというレッテルを貼ってしまっているからであろう。街頭演説をしていても誰も足を止めて聴かない、握手もしないでよけていってしまう、などという風景がテレビで放送されていた。すべての人がそういうわけではなかろう。握手をした人も演説を聴いた人も拍手をして歓迎した人も居た筈である。でも、テレビでは、そんな寂しく情けない姿ばかりを放送するのだ。まるで、菅さん自身に問題があるからのような描き方である。

そして、選挙投票日の直前には、交通事故にまで遭ってしまい、頭を数針縫うという災難まで起こった。そして、選挙当日の大敗。菅さんは相当にやつれているように見えた。
もう踏んだり蹴ったりだ。

でも、国会議員は何とか続けられる。それに政治家というのは、ストレスに強く、粘り強いから、きっとこんなことではへこたれないだろう。
全く、政治家というものは、よくもこんな大変なことを続けてるもんだと思う。
菅さんも弁理士でもやってれば、静かで平和な毎日だったんだろうに。

「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」(幻冬舎新書)が、発行されたとき、すぐに買った。そして、読み始めていたけれど、最近忙しくて、5分の4くらいのところで止まっていた。また続きを読もうと思う。

とにかく身体だけは大切にしてもらいたい。


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