山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

おみやげ

2008-05-03 02:51:06 | トラックバック練習・ご意見板
おみやげって何を持っていったらいいかわからないですね。だから、無難なお菓子とかになることが多いです。

でも、気心の知れた友人だと、何を持ってきてと、品物を指定してくれることがあります。

これは、特に海外に住んでいる夫の友人の場合ですが、こちらから旅行に行ってその人のところについでに寄るなどというときに、その国では手に入らず、日本からなら持っていけるものを具体的に希望してくれるわけなんです。

Aさんは、オーストラリアに住んでいたんですが、そのときの注文は「イカの塩辛」でした。
本当は食べ物を運んで行ったらいけないんでしょうね。でも、スーツケースの中に6瓶くらい忍ばせていきましたよ。それも、冷蔵ではないやつです。江戸むらさきとか、ああいうのが売っているところにありますよね、びん詰めの塩辛。本当は冷蔵のものがおいしいとは思いますが、何時間もかかって無理ですからね。
同じく、オーストラリアに住むBさんは、現地の男性と結婚した女性でしたが、おせんべいが欲しいとのことでした。それも「小粒のおかき」がいいそうです。これも注文どおり持っていきました。ご主人も日本のおかきが好きなようでした。

その他、長年ロサンゼルスに住んでいるCさんは、夫の学生時代からの友人ですが、何年か前の注文は、黒澤明監督の大昔の映画のビデオテープでした。
まだ、黒澤監督が健在だったころのことです。普通世間では有名な人が亡くなってから初期の作品に関心をもつ人が多いですが、そういうわけではなかったのです。ビデオテープができて普及し始めたころのことですね。レンタルビデオ屋さんに行って探すと、大昔のモノクロの映画がビデオになって貸し出されていました。それをダビングしてあげるんですが、何度かは夫が郵送でも送ってあげたようです。
古いものはアメリカでは手に入らないということでした。
私の記憶にあるのは、「生きる」っていう作品ですね。その人の注文のものを借りてきてダビングする時に結局自分たちも見るわけです。もともと興味がないものでも、見てみるといいものですね。この映画は地味な映画でしたが、男の人がブランコに乗って「命短し恋せよ乙女~」と歌を歌うシーンは印象に残っています。公務員かなんかだったでしょうか、書類を山のように積んで、「積んどく課」みたいなところで仕事をしていた人が、不治の病にかかったことを知り、生き方を変えるというもものだったと思います。生きるということを想い、しみじみと歌を歌っていたのですね。

こんな大昔の忘れ去られたような映画を、アメリカで暮らしている、どちらかと言うと派手な部類の人間が興味を持ち、価値あるものとして求めるってのは、意外なものですね。

日本の塩辛やせんべいも外国に行ったからこそ懐かしく、何とかして手に入れたいものなんですね。

ちなみに、このロスの友人がうちに持ってきてくれたお土産は、「アマゾンの大蛇のうろこ」でした。携帯用の靴べらみたいでした。
この大きさから蛇がどれだけ大きいか想像できますね。
もうどこかにやっちゃったけど、いただいたときは驚嘆しました。
もちろん食べられないし、飾り物にもならないけど、そういうのもその人らしくて面白いですね。


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