今日は、歯医者さんでマイナンバーカードの保険証を使ってみました。
いつも月初めに保険証を確認するからです。
受付に機械があり、その所定の位置にマイナンバーカードを置きます。
この時、透明の薄いケースからカードを出さないといけないそうです。
そうすると、暗証番号か顔認証かを選択する画面が出てきます。
マスクをしていたので、暗証番号を選ぶと、暗証番号の画面が出たので、4桁の番号を押しました。
すると、次に自分の医療情報を提供することに同意するかというような選択肢が出てきました。
ちょっと考えてNOにしました。
これに同意すると、過去に自分が他の病院に受診したときの内容や、3年分の処方薬、過去5回分の健康診断の結果などを、その医療機関の人が見ることができるとのことです。
今回の場合、歯医者さんなので、過去の医療機関の受診内容など知らせる必要はなさそうです。
こういうシステムってなんか考えてしまいますね。
例えば、健康診断で、乳がん検診のマンモグラフィーにひっかかったとか、婦人科検診で子宮頸がん検診にひっかかったとか、痔の手術をしたとか、新型コロナにかかったとか、ありとあらゆることが判明してしまうなんて・・・。
それに、いちいちこんな質問に答えなくてはいけないのも面倒くさいです。
おそらく老人なんかわけがわからず、手間取ってしまい、クリニックの受付の人に余計な手間がかかってしまうでしょう。
また、救急車で運びこまれて意識が無い人なんか同意もできないし暗証番号も押せないじゃないですか。顔認証だって、目をつぶっていてもできるんでしょうかね。
老人なんか、暗証番号がわからなかったり、押すときにいちいち声に出して番号を言ってしまったり、しそうですね。
自分の医療情報の提供も、同意しないと、「なんか特別に知られたくない事でもあるのか?」と思われるのもイヤですが、かといってやはり余計な情報を知らせるのも嫌です。
この頃、一見便利になったようでいて、逆に不便で面倒くさいことが多く、とんでもなく変な世の中になっちまったなあ~と感じます。