msnニュースによると、大阪のほうの公営団地で中国人が空き地に無断で菜園をつくっているという記事があった。その趣旨は、「そういうことをしているのは日本人にもいるが、大部分は中国人であり、その論理は理解できない」というものであった。
この記事には、ちょっと違和感を覚えた。
私が以前住んでいた公営住宅では、ベランダの下を区分けしており、そこで花や野菜を作るのは普通だった。中には池まで作っている人もいたし、柿などを植えて収穫していた家もある。もちろん住民みんなでわけて食べていたし、キュウリなどを作って近所に配る人もいて、のどかな時代だった。
ところが、そういう様子を見る外部の人が、苦言を述べるということがあった。安い家賃で入っていて、庭や畑まで所有するとはなんたることか、というわけだ。空き地に車を置いている家もかなりあって、民間では2万円以上も払って駐車場を借りているというのに何たることかというのもあった。
確かに、そういうお怒りもごもっともではあるが・・・。
今回の中国人が作っているという菜園が、いったいどの程度の規模であるのか、農地のようになって出荷までできるほどの広さなのだろうか?そのへんはわからない。
しかし、ベランダの下のちょっとしたスペースにキュウリやトマトくらい植えてもいいんじゃないかと思う。
中国人は、土地がもったいないと言っているそうだが、それもそうだと思う。
現に、今私が住んでいるところも、公営住宅なのであるが、結構広い敷地がある。しかし、個人的に植物を植えたり作物を作ってはいけないというルールであるために、誰も手をつけることができないので、ただただ草ぼうぼうになってしまう。
それで、草だけは取らないといけないので、みんな熱中症に気をつけながら定期的に草取りに励まなくてはならないのだ。しかし、草取りは嫌いだと言って協力しない人も多く、一部の人間で草取りをするのもかなりの無理がある。これを、職人さんに頼むとものすごい金額がかかるし、草はまたすぐに生えてくる。
除草剤なんか巻くと、いきなり茶色になって枯れてしまい、気味が悪い。
もし、そこに自家菜園や花壇を作っていいのだとしたら、もっと手入れをする張り合いが出てくるはずだし、もともと貧乏人が住んでいるので、自分で作った野菜を食べられれば生活の足しにもなるかもしれない。
また、何よりも年金生活をしているお年寄りなどがおおいので、もし自家菜園が許されるならば、作物作りは、日々の楽しみにもなると思う。近隣住民とのコミュニケーションもできるし生きがいにもなりそうだ。
これは、有料で土地を貸し出すというふうにしてくれてもいいと思う。現に、市や区では年間何千円で農地を貸し出したりしている。この場合、元々の農家の人が土地を提供し、一般人に公募して、小さく区分けして貸し出しているのだが、そのような形式で公営住宅でもやってくれたらいいのではないか。
団地の住民に限らず、その町内に住んでいる人も対象にすれば、近所から不公平だなどという苦情も出ないだろう。そうすれば、その土地を活用して、賃貸収入にもなるではないか。昔は駐車場も勝手にやっていたけど、今はちゃんと線を引いて管理しているところが多い。菜園スペースもそうすればいいと思う。
しかし、管理するのが面倒くさいからやらないのだろう。
何も作ってはいけなくて、草だけ取れなんて、あまりもつまらなすぎる。
正直言って、中国人の考えがおかしいとは、私にはあまり思えない。それは、中国人に限った考え方ではないと思う。菜園を厳しく禁止する人は、土いじりの嫌いな人や、利得のことだけを基準に考えているとしか思えない。
誰かが得をするのは許せないというだけのことだ。
もちろん、無断で広範囲の土地を自分のもののようにしてしまうのは不法な行為であるが、家庭菜園をやりたい人がみんなで分け合って使うなら良いのではないだろうか。
草を伸び放題にしないためにも、菜園や花壇をつくるくらい許してもらいたいというのが本音だ。
この記事には、ちょっと違和感を覚えた。
私が以前住んでいた公営住宅では、ベランダの下を区分けしており、そこで花や野菜を作るのは普通だった。中には池まで作っている人もいたし、柿などを植えて収穫していた家もある。もちろん住民みんなでわけて食べていたし、キュウリなどを作って近所に配る人もいて、のどかな時代だった。
ところが、そういう様子を見る外部の人が、苦言を述べるということがあった。安い家賃で入っていて、庭や畑まで所有するとはなんたることか、というわけだ。空き地に車を置いている家もかなりあって、民間では2万円以上も払って駐車場を借りているというのに何たることかというのもあった。
確かに、そういうお怒りもごもっともではあるが・・・。
今回の中国人が作っているという菜園が、いったいどの程度の規模であるのか、農地のようになって出荷までできるほどの広さなのだろうか?そのへんはわからない。
しかし、ベランダの下のちょっとしたスペースにキュウリやトマトくらい植えてもいいんじゃないかと思う。
中国人は、土地がもったいないと言っているそうだが、それもそうだと思う。
現に、今私が住んでいるところも、公営住宅なのであるが、結構広い敷地がある。しかし、個人的に植物を植えたり作物を作ってはいけないというルールであるために、誰も手をつけることができないので、ただただ草ぼうぼうになってしまう。
それで、草だけは取らないといけないので、みんな熱中症に気をつけながら定期的に草取りに励まなくてはならないのだ。しかし、草取りは嫌いだと言って協力しない人も多く、一部の人間で草取りをするのもかなりの無理がある。これを、職人さんに頼むとものすごい金額がかかるし、草はまたすぐに生えてくる。
除草剤なんか巻くと、いきなり茶色になって枯れてしまい、気味が悪い。
もし、そこに自家菜園や花壇を作っていいのだとしたら、もっと手入れをする張り合いが出てくるはずだし、もともと貧乏人が住んでいるので、自分で作った野菜を食べられれば生活の足しにもなるかもしれない。
また、何よりも年金生活をしているお年寄りなどがおおいので、もし自家菜園が許されるならば、作物作りは、日々の楽しみにもなると思う。近隣住民とのコミュニケーションもできるし生きがいにもなりそうだ。
これは、有料で土地を貸し出すというふうにしてくれてもいいと思う。現に、市や区では年間何千円で農地を貸し出したりしている。この場合、元々の農家の人が土地を提供し、一般人に公募して、小さく区分けして貸し出しているのだが、そのような形式で公営住宅でもやってくれたらいいのではないか。
団地の住民に限らず、その町内に住んでいる人も対象にすれば、近所から不公平だなどという苦情も出ないだろう。そうすれば、その土地を活用して、賃貸収入にもなるではないか。昔は駐車場も勝手にやっていたけど、今はちゃんと線を引いて管理しているところが多い。菜園スペースもそうすればいいと思う。
しかし、管理するのが面倒くさいからやらないのだろう。
何も作ってはいけなくて、草だけ取れなんて、あまりもつまらなすぎる。
正直言って、中国人の考えがおかしいとは、私にはあまり思えない。それは、中国人に限った考え方ではないと思う。菜園を厳しく禁止する人は、土いじりの嫌いな人や、利得のことだけを基準に考えているとしか思えない。
誰かが得をするのは許せないというだけのことだ。
もちろん、無断で広範囲の土地を自分のもののようにしてしまうのは不法な行為であるが、家庭菜園をやりたい人がみんなで分け合って使うなら良いのではないだろうか。
草を伸び放題にしないためにも、菜園や花壇をつくるくらい許してもらいたいというのが本音だ。