肝心な雨漏りの話
昨日、雨漏りがしたので屋上をしらべたいと業者さんが言った屋上だが、この屋上の防水工事は2~3ヶ月前に済んだばかりである。
そもそもは、4月ころに同じ棟の端の1階の配水管から水がしたたり落ちて非常ベルの電線をぬらしそうになっており、足元が水溜りになっていた。水道管が破損しているのかと思い、修理を依頼した。
そうしたら水道管ではなく、水道管の周りのカバーの内部を伝わって、屋上の雨水がずっとずっと下まで流れ落ちてきていたことがわかった。カバーの継ぎ目の隙間のところで、初めて外部に漏れこぼれてきたわけだった。だから、雨が降ってすぐではなく、何日かしたあとで水がしたたりおちていたので、最初は雨との関係に思い至らなかった。
業者さんが原因を突き止めたところ、大元は屋上の雨水で、屋上はかなり老朽化していることが判明し、防水工事も大変だったらしい。
防水工事をしたばかりなのに、今度は最上階の家の中に雨漏りがするとは、やはり屋上はかなり痛んでいるのだろう。
さらに、そのお宅の下の階の家では、ベランダに雨漏りがして最近修理をしたばかりである。これはベランダの配水管が腐食しているからだが、実は我が家も同じ状況で、雨が降った後しばらくは、洗濯機の上にポタポタと水が落ちてきている。
その水の一部は風呂場から出る煙突の上に落ちるため、煙突を伝わって風呂場の外側の壁まで行くと、そこから窓の外側に落ちて跳ね返るという状態だ。時には、煙突と壁の隙間から風呂場の中にまで入り、浴槽に漬かっていると頭の上に冷たいしずくが落ちてきたりする。そのうち我が家も修理を依頼しなければいけない。
こんなふうになっている家は2軒だけであろうはずもない。
特に建物の端の家では、原因不明の水で押入れの中がびちゃびちゃになっていたり、居間の茶箪笥の裏が濡れていたなどということがよくあるらしい。
押入れの奥のほうや、棚の裏などはなかなか気がつかなかったりすることもあるようだ。
何度修理をしても完全には直らないので、あきらめているお宅もあるらしい。
外から見ても建物には多くのひびが入り、変色しているところがある。
今回はある最上階の家で雨漏りが起こったとのことであり、そうすると、他の最上階の家でも雨漏りが起こっていることが考えられる。しかし、空き家も多いので、もしかしたら雨漏りがしていても気がつかないことがあるかもしれない。その場合、最上階の空き家の壁や畳などに水がめいっぱい染み込んでから、その下の階に流れてくることもあるかもしれず、そのようなことを考えると恐ろしくなる。
この建物はやはり限界にきているかもしれない。
昭和30年代に建てられた公営住宅は都内にまだたくさんあるようである。
連日続く大雨の中で、雨漏りの修理依頼も殺到しているのではなかろうか。
昨日、雨漏りがしたので屋上をしらべたいと業者さんが言った屋上だが、この屋上の防水工事は2~3ヶ月前に済んだばかりである。
そもそもは、4月ころに同じ棟の端の1階の配水管から水がしたたり落ちて非常ベルの電線をぬらしそうになっており、足元が水溜りになっていた。水道管が破損しているのかと思い、修理を依頼した。
そうしたら水道管ではなく、水道管の周りのカバーの内部を伝わって、屋上の雨水がずっとずっと下まで流れ落ちてきていたことがわかった。カバーの継ぎ目の隙間のところで、初めて外部に漏れこぼれてきたわけだった。だから、雨が降ってすぐではなく、何日かしたあとで水がしたたりおちていたので、最初は雨との関係に思い至らなかった。
業者さんが原因を突き止めたところ、大元は屋上の雨水で、屋上はかなり老朽化していることが判明し、防水工事も大変だったらしい。
防水工事をしたばかりなのに、今度は最上階の家の中に雨漏りがするとは、やはり屋上はかなり痛んでいるのだろう。
さらに、そのお宅の下の階の家では、ベランダに雨漏りがして最近修理をしたばかりである。これはベランダの配水管が腐食しているからだが、実は我が家も同じ状況で、雨が降った後しばらくは、洗濯機の上にポタポタと水が落ちてきている。
その水の一部は風呂場から出る煙突の上に落ちるため、煙突を伝わって風呂場の外側の壁まで行くと、そこから窓の外側に落ちて跳ね返るという状態だ。時には、煙突と壁の隙間から風呂場の中にまで入り、浴槽に漬かっていると頭の上に冷たいしずくが落ちてきたりする。そのうち我が家も修理を依頼しなければいけない。
こんなふうになっている家は2軒だけであろうはずもない。
特に建物の端の家では、原因不明の水で押入れの中がびちゃびちゃになっていたり、居間の茶箪笥の裏が濡れていたなどということがよくあるらしい。
押入れの奥のほうや、棚の裏などはなかなか気がつかなかったりすることもあるようだ。
何度修理をしても完全には直らないので、あきらめているお宅もあるらしい。
外から見ても建物には多くのひびが入り、変色しているところがある。
今回はある最上階の家で雨漏りが起こったとのことであり、そうすると、他の最上階の家でも雨漏りが起こっていることが考えられる。しかし、空き家も多いので、もしかしたら雨漏りがしていても気がつかないことがあるかもしれない。その場合、最上階の空き家の壁や畳などに水がめいっぱい染み込んでから、その下の階に流れてくることもあるかもしれず、そのようなことを考えると恐ろしくなる。
この建物はやはり限界にきているかもしれない。
昭和30年代に建てられた公営住宅は都内にまだたくさんあるようである。
連日続く大雨の中で、雨漏りの修理依頼も殺到しているのではなかろうか。