
「コニカミノルタ」のブースは、東4ホールの会場の入り口に入ったすぐ左にあり、通りすがりについ見てしまったというものでした。
東4ホールは、事務機器の分野のスペースらしいですが、「ミノルタ」といえば「カメラ」を連想するので、カメラに関連したような製品が並んでいるのかな?と的外れなことを思いつつブースに入っていきました。
後でわかったことですが、コニカミノルタは2007年に、カメラ・フォト事業を終了しておりました。全然知りませんでした。
今では、複合機・プリント・光学製品・測定機などを扱う会社となっています。それらに関するいろいろな展示があって、説明も分かりやすく予想外に興味深いものでした。
写真に撮ってきたもの。
再生PCと再生PETを混合した材料で作った複合機の外装部品。

ウォーターサーバーのガロンボトルから再生PC(ポリカーボネート)を作り、

ペットボトルから再生PET(ポリエチレンテレフタレート)を作り、

コニカミノルタ独自のケミカルプロセッシング技術により2つの樹脂(PCとPET)を混合。

再生PETだけではできない、強度と難燃性などの耐久性能をもった「再生PC/PET」。
複合機の外装部品に。

測定機では、
「葉緑素測定機」
(現物で測定してみましたが、写真を撮ってこなかったのでパンフレットで。)

葉の葉緑素を測定することによって、適切な肥料の時期を決定する。
会場での見本は「麦」でしたが、「米」に多く使われているそうです。肥料は常にたくさんやればよいというものではなく、効果的なタイミングがあるそうで、それは、科学的データが出ており、葉緑素の測定結果で時期を判定できるとのこと。
感想:そうなると人間の感が衰えてしまうのでは?測定器がないと作物が作れないようになったらどうする?とちょっと心配になりましたが、天候や日照の違いによって作物の状況は変わるので、毎年、同じ日程で肥料をやるのは意味がないし、人の目で植物を見て判断するだけよりも、やはり科学的な測定データの活用も必要なんだろうなあ~と思った次第です。
「照度測定機」

明るすぎず、必要充分な照度にすることによって、電気量などの無駄が防げる。
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コニカミノルタは、日経第18回「環境経営度調査」で製造業総合ランキング1位だそうです。
製品のみならず、社内でも、照度や温度などを的確に管理調節することによる、照明や空調の社内の省エネ。
Web会議などにより、打ち合わせなどの度に、無駄な交通移動や時間をかけずに済む省エネと効率化。紙を使わない等の資源節約等。
展示ブースでは、タブレットをパネルにかざすと説明がタブレット画面に表示されるというもので、各所にタブレットが置かれていました。
最初は、いちいちタブレットを持ちあげて見るのが面倒だと思いましたが、タブレットの画像が変化する速さに合わせて、遅れないように説明を読まないと消えてしまうので、その分、頑張って説明を読むため、漠然とパネルに視線を向けているよりも、きちんと情報を読むことができるという効果もあることがわかりました。
まあ、タブレットだと電気も必要だし、タブレット自体何台も使用するには経費が高そうではあるのですが、最新技術の展示という意味もあるのかと思います。
なんとなく立ちよった割には、かなりの収穫がったブースでした。
最後に
アンケートに答えて、オリジナルポケットタオルいただきました。

従来の捺染工程に比べ、エネルギーや資源の消費を大幅に低減したコニカミノルタのインクジェットテキスタイルプリンター「ナッセンジャー」でプリントしたものだそうです。