ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

11/08/20 歌舞伎観劇ハシゴの間の散策(1)四谷の2つのお岩稲荷

2011-09-03 16:44:41 | おでかけ、旅行

8/20は「第9回亀治郎の会」を観た後、玲小姐さんにお願いした歌舞伎に関わる散策企画へ。6月にコクーン歌舞伎「盟三五大切」観劇前の巣鴨散策「妙行寺」というお岩さんの菩提寺には行ってきている。お岩さんを祀る神社仏閣めぐりの続編だ。
さちぎくさん、あいらぶけろちゃんさんとご一緒し、国立劇場のタクシー乗り場から乗車。運転手さんに「四谷お岩稲荷」とリクエストしたが、わからないとのことでさぁ大変。玲小姐さんが用意してくれたのは江戸の古地図で役に立たないし、カーナビに入力しても正式名称でないとヒットせず。あいまい検索できないのだなぁ。そこで運転手さんのスマートフォンだかiフォンだかでネット検索したら正式名称がわかり、ようやく車は一目散で走り出した。

運転手さんに大きな通りの最寄りの地点で下してもらい、教えてもらった通りに裏通りに入っていくと住宅地の中の道に赤い幟が出ているところが2箇所ある。

【於岩稲荷田宮神社】

お参りをしていたら、ドヤドヤとツアー御一行様がやってきた。バスガイドさんの他に女講談師さんも一緒で口舌爽やかに語り出す。これは一緒に聞かせていただいちゃおうと、最初の方だけ耳を傾けた。以下は、神社のお社に置いてある「どうぞお持ちください」の説明書きのコピーから引用、加筆。
お岩さんというのは江戸時代の初期に実在した女性で、四谷左門町の御家人・田宮家の娘で婿の伊右衛門とは仲のよい夫婦だった。ところが微禄の田宮家が窮乏の危機をお岩が救った。屋敷社の稲荷を信仰し、家計を支えるために商家に奉公に出て家を盛り立てたのだ。近所の人々がお岩にあやかろうとしてが屋敷社を「お岩稲荷」と呼んで信仰したのだという。
この神社は田宮家の子孫が祀っているとのこと。だからご自宅と思われる民家とつながっていて、ちょっとサイドビジネス的な佇まいの神社。説明書きもコピーだし、田宮さんのどなたかの手書きの詞書きもいただける。いろんな言葉から今日の自分にピッタリの言葉の紙を持ち帰ってよいとのこと。また来たら違う言葉をいただけるというリピートをうながす工夫もあり(^^ゞ

【於岩稲荷 陽運寺】

ツアー御一行様より一歩先に次のところに回る。今度はお寺さんだ。「於岩霊堂」という額のかかった立派な門から入る。お岩さんの木造があるらしい。こちらは住職さんが本格的にお寺として運営しているようで、説法の予定も貼りだされている。お岩様所縁の井戸や於岩稲荷水かけ福寿菩薩など、境内にはお金をかけて綺麗にいろいろと整備されている。
「陽運寺」のホームページはこちら

「正しい縁切り・縁結び祈願の寺」とのことだが、縁結びのお守りでちょっと可愛いのがあって娘への土産にいいかもとちょっと心がグラッとしたが、お高いのでやめておいた。欲しかったら本人が来て買えって(笑)
どうしてこんなに近くに2つの「於岩稲荷」と称する神社とお寺があるのだろうと不思議に思っていたら、ネット検索して調べた方がいらっしゃった。
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感謝
(2)「怪談乳房榎」所縁の「新宿十二社 熊野神社」の散策編に続く