9/12に一番下の妹が副甲状腺の摘出手術をした。娘の入院の時にずいぶんと助けられた妹だ。9/11に入院、翌日に手術。とにかく手術してみて癌でないことを確認し、4つあるもののうち見つからなかった1個を除き摘出。正常な時はゴマ粒~米粒大だというのだから見つけるのは大変だろう。一番大きなものは親指の先くらいになっていたという。成功の知らせをきいて安堵した。
若い頃から腎臓が悪くなって27歳から週3回の人工透析が欠かせない。幸い理解のある伴侶を得たのだが子どもを持つことはできなかった。だから3人の姪っ子たちを可愛がってくれている。
今回の病気も透析患者特有の病気のようで、カルシウムの代謝を司っている器官なのだが、肥大してしまって本人が首に異常があると訴えて全摘することになったのだ。骨密度もかなり低くなっているし、血管壁へのカルシウム付着はすすんでいるという。
人工透析の技術も進化を続けているので、昔は透析を始めて20年が寿命と言われていたのがだいぶ長生きできるようになってきている。しかしながらやはり技術の限界はあって、元の腎臓のようにきちんと排泄しきれない老廃物が身体のあちこちに蓄積されてしまっていろいろな異常を引き起こすのだ。だからあと何年生きられるかと常に考えながら今自分にできることを一生懸命やって暮らしている。2匹目の犬を買う時もこれが最後の犬になると覚悟して買ったという。そういう話をきくとせつないが、私としては妹にとにかく充実した日々を長く過ごしてほしいとばかりを祈っているのだ。
名古屋にいる上の妹が2泊3日できてくれて世話をしてくれた。残暑厳しい名古屋からきて涼しいこちらとの気温差の大きさに風邪を引いてまいったと帰った後で言っていた。今回の入院に際して直接私ができたことは何もなかった。母がかなり動揺して病院までの行き方がわからないと言っていたので、インターネットで調べた病院の地図などを持って実家に行ったりして妹への負担を減らすことだけだった。それを使って母が2回、父が1回見舞いに行くことができた。それで少しは役にたっただろうか。
明日、私は見舞いに行く予定だったが、退院日になってしまった。退院直後に家に行くと負担が大きそうなので、名古屋の妹が自宅療養の手伝いにくる時に顔を見せにいくことになった。頼りにならない姉だが、家族中から「お姉ちゃんはちゃんと仕事に行って」という厳命。自分と娘の面倒だけしっかりみないといけないのだ。
三人姉妹でよかったと子どものころはあまり思わなかったが、今は有難さが身にしみている。