三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

狂想曲も ~フィナーレ

2021年08月31日 | 信州まつもと空港
まだやってる アイランダー ネタですが、最終回ですのでご勘弁を


オリンピック本番の、TV中継への離着陸フライトを撮影した翌日
まつもと空港へ北上する、朝帰りのアイランダーを出先で見送る
これを期待して、サイドシートに超望遠を忘れなかった(笑
レーダーを見れば、高度は約6000ft(約1800m)か

豆粒だが トリミングすれば、なんとかレジ をかろうじて読める? かな

今週中には、また一週間かけてフランスに帰るのか
ただ台風が近づいているので、それだけが気がかり

数日後 心配は当たり台風の接近で帰国は延期に
その翌日、まだ日本海北部に低気圧は残っている
低い雲り空でもフライト準備が始まった

そんな時に限って、自分は早朝に仕事が入っている
 大抵 そんなもんだ

さっさと仕事をかたつけ、急いで空港へ向かう
離陸は10時頃と予想していたが早まりそうな

空港の手前、直線距離で6kmほどまできたところで
ラジオからエンジンスタートの声が
こりゃ、間に合わないかも
クリアランス(飛行計画)がおりてないのが救い

アララ それも虚しく
空港エンドから1km時点でエアボーンタイム(離陸時間)のコールが

ダメだったか・・・ 
いつもなら、悔しいから即刻UターンでRTB(リターン・トゥ・ベース 帰宅)するのだが
ここまで来たから仲間の顔をみてから帰るか

駐車場に車を入れ、一応 アイランダーの定置スポットを覗けば

 ~やはりカラッポ 残念 
わかっていたけど ため息ひとつ 


目の前には滑走路手前でホールドしてるFDA機が


 何か降りてくるの?
滑走路全体が見渡せるフェンス際までいくと

さっきからなんとなく聞こえてくるエンジン音は、こいつだったのか
 レシプロエンジンの協奏曲!

両翼の着陸灯を輝かせたランナップ姿に、猛ダッシュで近くの丘に駆け上がる

なんとかフェンスをクリアーしてワンショット

まだ間に合いそう とさらに丘を登りきる

ところが、なかなか滑走を始めてくれない


先に離陸したフランス籍機が、規定高度まで なかなか到達できなかった為なんだが
燃料満載の低性能機、そのお陰で撮影できた!? ってことか 感謝(笑


やっと滑走をはじめた英国籍機

 
こんなことなら離陸撮影ポイントまで歩いても間に合ったな
 まぁ、それは結果論



まつもと空港の、ターミナルを背景に離陸するのは これが最後


こいつも燃料満載、なかなか上がってくれなかったが
なんとか英国籍機の一機だけでも見送ることができた

 もう二度と会うことはないだろう機体

緊張がとけ、一気に肩の荷が下りる感じで
 終わちゃった、「祭りの後」の気分

久しぶりに、忘れかけていた 飛行機マニア に戻れたひと時
 「マニアやってて良かったぜ」
  つくづく そう思えた2週間

アイランダーのお陰で、仲間達にも会えた楽しい時間

もちろん成田や羽田へ行ければ
垂涎なオリンピック関連機が多数飛来しているのは承知しているが
現状で移動するのは無理な話し

オリンピックと無縁とも思えた、まつもと空港に
なんとも地味な色目ながらも(笑
まさか関連機が欧州からやってくるなんて~ 考えもしなかった

 

それからはPCに向かって、機体の足跡を追いかけてしまった
 ストーカーになっちゃうかな(爆

 (以下の画像は Flightradar24 よりキャプチャー)

出国処理等の千歳で一泊したあとは
いつもの時間に離陸していったアイランダー達

復路2日目の目的地は~
マップの左側、千歳から1500kmほど離れた
中国との国境に近いロシアの田舎町
巡航速度が 200km そこそこじゃ、フライトも大変だ



ロシアに入って何日目だったかな
この日の目的地 リトアニア のローカル空港まで 3/4 程飛んだ航跡
モスクワ周辺を大きく迂回させられてるのは
昔の、Cessna 強行着陸!? の名残りかも(笑
 (あの時の セスナ172 プラモ再販だってよ)



まつもと空港を離陸してから1週間後
フランスはパリの北西
ノルマンディー州にある Rouen 空港に滑り込み
彼らもミッションコンプレート

 長かった 自分の追っかけ もこれで終了
 充分に楽しませていただきました

これで、お盆の準備だけに集中できそう! 
そんな8月 はじめの話し を今頃、明日から9月だぜ
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏の終わりに | トップ | エリザベス~ 来るってよ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よくわかりました。 (店長です。)
2021-08-31 07:24:39
この機体たちには、私には縁が有りませんでした。撮影したかったのですがね・・
身内の用事で移動もままならず・・残念で仕方なかつたが・・・詳しい事情がよく分かる
記事で納得しました。ブリテンノーマンの機体と言えばBN-2A MrⅢは九州で撮影と(搭乗)またBN-2AはZKの機体でチャーターフライトをしたことが有ります。中々ユニークな飛行機で山を越えるのにものすごくゆっくりだったと記憶しています。エンジン音も好きです~??? MrⅢは乗っていてもお尻が重い感じ・・でもイギリスの機体は味があって??面白いですね・・乗っても撮影しても味が有ります。軍用機も民間機も・・
店長さん こんばんは (ノザワヤ)
2021-08-31 20:12:54
コメントありがとうございます。
実機に乗ったこと、それもチャーターフライトまでなんて、羨ましい!

BN-2A、案外細身で二人用座席の巾も狭かったのでは。
昇降ドアは180度開くなんて、今回初めて知りました。

昔、Fレジのアイランダーを見た記憶があり
探したら、バヌアツ航空の真っ白けな機体を
ニューカレドニアのローカル空港で撮ってありました。
そうそう、アイランダーの派生型 トライランダーも
味のあるというか、尾翼のトップにエンジン載せちゃうなんて想像を絶する機体でした(笑

蛇の目マーク、ホントに味のある見飽きない不思議な機体ばかりですね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

信州まつもと空港」カテゴリの最新記事