三丁目の飛行機屋

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伊那 御柱祭  ~建て御柱

2016年05月20日 | 平成28年度 申年 御柱祭
中休みをいただいた、平成28年度の「伊那 御柱 報告」もいよいよフィナーレです

御柱祭の最後は、神社の四隅に曳き寄せられた柱を建てる「建て御柱の儀」


 この神社社殿の四隅に柱が建てられます
 
3日間行われる御柱の里曳きだが、最終日のこの儀式への参加は今回が初めての体験

自分は3連休取得が難しい仕事場なので、今まで見られなかったが
なんとしても見てみたい! ということで
再就職で勤務体系が変わったことをいいことに、なんとか休みを確保
次回は生きてるかわからないからね(笑

でも見られるのは時間的制約で、午前に建てられる「1の柱のみ」


境内は危険防止の為に、建て が始まると規制線が引かれるが
腕章いただいたカメラ担当ということで、自己責任のもとに撮影に専念



この穴へ建てるんだ! 、柱に乗る光栄な氏子には安全帯と立派なカラピナ
(実施日は4月25日で、過去にはワイヤーが切れけが人が出た経緯もあり
  安全に配慮されてましたが、次回の御柱にはカラピナの数が増えることと思われます)



先ずは「姫」の鳴きで始まった「建て」、前日まで2日間鳴きつづけた後ですからね
 若いっていいね! 



選ばれし勇者の鳴きがはじまりましたが、 いつ持ち上げ始めるのかな~

 と思っていたら~ いつのまにか柱は浮いていた!


ラッパの囃しをバックに、ゆっくり確実に立ち上がっていく柱




その柱を建てる原動力は、コイツ

時々 人員交代で休憩が入ります(笑
でも、ここも緊張の巻き上げ現場 ラッチが外れたら~ ワイヤーが切れたら~



この柱では全員が最初から最後まで立ったまま柱は建てられます
自分の足元と、安全帯だけが頼り

後日、乗った知り合いに聞くと~
 「安全帯があったから、怖いとは思わなかったけど
    柱からロープを伝い降りる時には、ロープの角度が急で緊張した~
     前に降りた彼は体重あったから、一瞬ドッキ! だったしね)



柱がこの角度になると、撮影する者としては逆光が気になる

こうやって見るだけでも、何本ものワイヤーが柱には結ばれているのがわかる

何重にも安全策を考えてのことだが、それでも何がおこるかわからない

ほぼ垂直に天を仰いだようだ

柱が浮き始めてから。約45分かけての建ちあがりでした


先ずは「扇」が柱の上に引き上げられるが重く、柱の先端では広げるのもかなり難儀
 さらには紙テープが一斉に投げられ彩りを

 扇 を降ろして、次は 垂れ幕 が
 里曳きの直前に起きた、熊本地震に対応した幕を急遽用意したとの後日談

 この後、近くにいたオバチャンが  
  「熊本の垂れ幕を見たら、涙が止まらなくなっちゃった~」と



 平成28年度の 「建て御柱」もフィナーレです
  最後に宝の入った俵が引き上げられ

待ちに待った「宝投げ」にて幕となりました、空になった俵も投げられたが欲しかったなぁ


 この後は柱の一番上に立っていた、彼の挨拶とラッパの吹奏

 あらためて柱の高さを認識させられます、その先端に立つ彼
 「怖くなかった!」と言い切った彼の口上と、ラッパの動画がないことを彼も惜しんでいます
  どなたかお持ちでないですか

 ここに立てる名誉のためにも~、承諾をいただき先日までのボカシ画像と入れ替えました
  (他の画像も、一部ボカシのないものと交換いたします)

 彼とは長年の腐れ縁で、地区の色んな役員を担当しても必ず顔あわせる
  若くて頼りになるヤツです

 そんな彼以外にも
 現役で一緒に地区の役員やってる仲間が3人も乗っていた「建て御柱」



 最後まで、立派に柱を乗りこなした彼等から感激をもらえました
 この日は酒なかったけど、酒以上に良いモノ見せてもらったよ


 数えで7年後、元気でまた柱を曳けることを願いたい



  今朝、出勤前に立ち寄った神社です
 両脇に立つ2本の柱、右が「1の柱」と左が「2の柱」、他の2本は神社裏手なので見えません
 柱の上部に残る曳き綱の穴や注連が、「祭りのあと」を感じさせる物静かな初夏の境内でした
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