股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ダ・ヴィンチ・コード

2006年06月25日 22時45分10秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/05/20公開
監督 : ロン・ハワード
出演 : トム・ハンクス,オドレイ・トトゥ,イアン・マッケラン,ジャン・レノ
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講演会のためパリを訪れていたハーヴァード大学教授のラングドン。突然、深夜にフランス司法警察のファーシュ警部に呼ばれ、ルーブル美術館に連れ出される。美術館長のソニエールが殺され、彼に捜査に協力して欲しいとの要請を受けるが、実は、ラングドンも容疑者にされていたのだった。そこにソニエールの孫娘で、暗号解読者のソフィーが現れる。ソフィーは、現場の写真を見て、祖父が自分だけに分かる暗号を残したことに気付く。
全世界同時公開され、2006年を代表する話題作になりつつある本作。監督は「アポロ13」「身代金」「ビューティフル・マインド」「シンデレラマン」と、まさに映画界の巨匠と言えるロン・ハワード!!しかし興行収入的には2億ドル弱という、話題作のわりにはヒットを逃しちゃって失敗かなって思います。先日公開されたⅩ-MEN3に簡単に抜かされちゃったしねさぁ今作は全世界で5000万部を超えるベストセラーの映画化です。しかし原作本を買ったにもかかわらず読んでなかったんで少し不安が残るまま上映開始ですwベストセラーの原作本と言って思い浮かぶのは先日観た「デスノート」だろうね。「デスノート」は難しいコミックの内容なのに映画では凄くシンプルに作ってあって、インパクトが薄かったかなと思います。そんで本作の方は、こちらは宗教などの要素が取り入れられていて難しい原作本ですが、映画だとそのまま描かれているので全く話の内容が掴めない!!wそもそも日本人にはあまり縁の無いキリスト教を話の中に含ませたのが悪かったかな。途中で展開が読めてしまったのも減点っすよそれに、もう少しルーヴル美術館の絵とかモナリザとかの美術作品を映して欲しかったなぁ~って思います。脚本に力を入れすぎて映像美とかはあんまり力入れてないって感じたべ2時間半の上映時間は少なくとも原作本を読んでない人には長すぎて苦痛な時間だと思うしwでも映画を観終わってから、あまりの理解の出来なさに原作本を読んでみようかなと思っちゃいましたよ!これからこの作品を観に行こうと思ってる人は行かない方が良いですよwたぶん原作本を読んで、多少のキリスト教の知識を持っていれば凄く楽しめるかもねん♪
唯一気になったのはオドレイ・トトゥ!「アメリ」の時の彼女とは思えないほど、女性としての強さが見れました

この作品の評価・・・・66点
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SAYURI

2006年06月21日 22時48分22秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2005/12/10公開
監督 : ロブ・マーシャル
出演 : チャン・ツィイー,渡辺謙,ミシェル・ヨー,役所広司,コン・リー
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9歳で花街の置屋へ売られた千代は、下女として働いていた。ある日、辛さに耐えられず泣いていた千代は、「会長さん」と呼ばれる紳士から優しく慰められ、いつか芸者になって会長さんに再会したいと願うようになる。時が経ち、15歳になった千代は、芸者の中でも評判の高い豆葉に指導を受け、「さゆり」としてその才能を開花していく。そしてついに、会長さんと再会することになるが…。
アーサー・ゴールデンの小説「Memoirs of a Geisha」を、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が絢爛に映像化した話題作。西洋の目から見た花街を妖艶でミステリアスに描きつつ、その厳しい世界で信念を貫き通した芸者、さゆりの、純粋で一途な心を映し出していく。スピルバーグが製作に参加した事も話題になりましたな。今年度アカデミー賞では3部門を受賞しましたしかしこの作品、「ラストサムライ」を観た時も思ったんですが、やはりアメリカ人が作っただけに視点が違います。“とりあえず美しい映画にしちゃえ~”って感じですw字幕版で観たはずなのに英語と日本語の微妙な使い分けが凄く頭に引っかかってしまい、ラストまでその事が引きづりました~146分という上映時間の割にはあまり展開は少なかったような気がしますね。少女時代のさゆり役の子の演技は素晴らしかったですが、何故かその子が芸者になる事を決意してから数分でチャン・ツィイー演じる一流の芸者になってしまったのは観ていて少し抵抗がありました...一流の芸者になるまでの過程が見たかったのに驚くぐらい省略されていました映像についての感想は“さすがハリウッド!!”ですwちょっとオーバーかなっていうシーンはありますが美しいシーンが多いし、セットや衣装も金かけてるって思いましたぁ~。映画の内容よりは映像技術に注目して観れば楽しめそうです

この作品の評価・・・・75点
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DEATH NOTE デスノート 前編

2006年06月18日 18時41分17秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
監督 : 金子修介
原作 : 大場つぐみ,小畑健
出演 : 藤原竜也,松山ケンイチ,瀬戸朝香,香椎由宇,細川茂樹
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名門大学に通い、将来の警視総監を嘱望される天才・夜神月(やがみライト)。彼は偶然手に入れた、名前を書かれた人は死んでしまうノート“デスノート”を使い、法で裁かれない犯罪者を次々と殺していく。その目的は犯罪のない理想社会の実現だ。一方ICPO(インターポール)は犯罪者の大量死を殺人事件と考え捜査を開始。世界中の迷宮入り事件を解決してきた謎の探偵・Lを捜査に送り込んできた。そして月とL、2人の天才による壮絶な戦いが始まるのだった。
1,400万部以上を売り上げているモンスター・コミックを、前・後編の2作構成で映画化。監督は「あずみ2Death or Love」の金子修介です。まずキャストについて言わせていただきますと、ほとんど人がハマリ役だったと思うべ♪とくにL役の松山ケンイチとワタリ役の藤村俊二はホント想像してた人物とピッタリでした主演の藤原竜也も良かったけどね。あとはデュークの声を担当してる中村獅堂、彼の声は素晴らしい!!予想通りの声で安心しましたwデュークのCGも上手く出来てたしね。 んで観た感想ですが、やはりコミックや小説を映画化するとどうしても原作と比べてしまうのは仕方無い事だが、今回の作品はどこか物足りない気がしました。コミックがあれだけ複雑な内容の割には映画は結構あっさりし過ぎてると思います。まぁコミックを読んでいない人には分かりやすい作品だとは思うんだけどね。でもコミックを読んでる人にとっては少し納得出来ないんじゃね? 
それと主人公・夜神月の心理。これもちょっと原作と違う原作では初めの頃は人を簡単に殺すという罪悪感に悩む姿が描かれていましたが、映画ではそういう心境は描かずにノートを拾って“あっ、人殺せるじゃん♪”って思ったら犯罪者をどんどん殺していく。これでは観ている客としては誰も共感できるわけがない!普通ならR12指定ぐらいになっても良いと思うが...。夜神月よりLの方が心境の変化ってもんがハッキリ見えたので、逆に夜神月の心境の変化の薄っぺらさが際立ってしまったかなって感じですその他にも原作と違う所は、夜神月の恋人の詩織やFBI捜査官レイの婚約者のナオミの扱い方が全く違うこと!さすがに詩織が何故死んだのか知った時は個人的に腹立ったよw
まぁ前編を映画館で観てしまったので後編も映画館行きますが11月ってのは間が開きすぎだろ映画館で観る予定が無い人は後編が公開される直前に前編を観た方がいいかもねん。つーか11月じゃまだレンタル始まってねぇかw

この作品の評価・・・・79点
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ブロークバック・マウンテン

2006年06月17日 17時27分34秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/03/04公開
監督 : アン・リー
出演 : ヒース・レジャー,ジェイク・ギレンホール,ミシェル・ウィリアムズ
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1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。農場に季節労働者として雇われたイニスとジャックはともに20歳の青年。対照的な性格だったが、キャンプをしながらの羊の放牧管理という過酷な労働の中、いつしか精神的にも肉体的にも強い絆で結ばれていく。やがて山を下りたふたりは、何の約束もないまま別れを迎える。イニスは婚約者のアルマと結婚、一方のジャックは定職に就かずロデオ生活を送っていた……。
2005年度ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した話題作。今年度アカデミー賞でも最多8部門にノミネートされ、3部門(監督賞、脚色賞、オリジナル音楽賞)を受賞!今年のアカデミー賞は接戦だったので、その中で3部門っていうのは凄いかな。作品賞部門は「クラッシュ」が受賞したけどこれは仕方無いです。ぶっちゃけ作品の良さは「クラッシュ」の方が良かったもん。それに同性愛映画が作品賞受賞するのもちょっと抵抗あるししかしB級アメコミ作品「ハルク」のアン・リー監督とは思えんほど素晴らしい作品に仕上がったと思いますよ
さぁ今回の作品、一言で言えば“ゲイ映画”ですw男の恋愛映画ですので男同士のキスシーンやエ○チシーンはもちろんありますよ。ただ予想していたほどのグロさ(?)は無くて、逆にただ同性を愛してしまっただけなのかと単純に思えました。世間的にはゲイ映画として広まってしまってて“うわっキモイ”って考える人の方が断然多いだろうけど“ゲイ”ってテーマはそんなに濃くないので差別問題、夫婦愛、親子愛、人間関係など色んな見方が出来るので作品の完成度はホントに高いです役者陣も難しい役ばかりなのに見事な演技をしてる!ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールも良いけど、妻役のミシェル・ウィリアムスが俺的には凄く良かったよそしてもう一つの見せ所が雄大な自然!素晴らしい自然と音楽がピッタリ合ってました。最後に言っときますが俺は女が好きだw

この作品の評価・・・・84点
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スタンドアップ

2006年06月15日 00時42分37秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/01/14公開
監督 : ニキ・カーロ
出演 : シャーリーズ・セロン,フランシス・マクドーマンド,ウディ・ハレルソン
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子供を連れて故郷に帰ってきたジョージー。鉱山の町としての伝統を育んできた町の住人たちは、10代で息子を産んでシングルマザーとなり、父親のちがう娘を連れて、戻ってきたジョージーに“身持ちの悪い女”と冷たい視線を向ける。そんな中、ジョージーは子供たちのために、自立を目指して、鉱山で働きだす。だが職場では、男性社会に進出してきた女性に対する会社ぐるみの厳しい洗礼と、屈辱的な嫌がらせが待っていた。
鉱山労働者として働くシングルマザーが、男性社会の中で立ち上がっていく姿を、実話に基づいて描く感動作。『モンスター』で主演のシャーリーズ・セロンが、入魂の演技を披露。「イーオン・フラックス」に出てた彼女とは思えないほど今回は体張ってたなと思います。さて今回の映画ですが、久しぶりに泣きそうになりました職場における男女差別という難しい問題をこんなに上手く描いた監督に拍手を送りたい!!w男性の職場に女性が数人、こうなると男達は性欲に駆られてしまうのは仕方無い。いやっ、仕方無いっていう言い方は間違ってるか...。しかし鉱山での仕事は元々は男性の職場でなんだから、女性がいるために職を失った男性の人達の事は引っかかる。ん~、やっぱ難しい問題だよね差別ってしかし、この映画の本当の怖さ(?)は、観ていると女性達を応援したくなってしまうという事w男から観ても“男が悪い!男が悪い!”と思ってしまいます。それと作品全体に下ネタが多かったような....。まぁこれぐらいは言わないと差別っていうテーマは描けないんだし、良いと思いますよ。とまぁ今作は“差別”ってテーマが前面に出てると思われがちだが、それだけではなく“家族愛”や“親子愛”もちゃんと描かれていて心が和むと思います。そしてラストの法廷のシーンでやっと邦題の「スタンドアップ」の意味が分かりましたたしかにこのタイトルはピッタリです。ラストのシーンはホントに素晴らしい観ている観客を無理矢理泣かせてやろうというわけではなく、自然と涙が流せる作品だと思います。旧友のグローリー役のフランシス・マグドーマンドの演技も素晴らしかったし、父親役のリチャード・ジェンキンズも熱演だったよ♪実話ってのもプラスポイントかもしれねぇな....

この作品の評価・・・・86点
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ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート

2006年06月13日 01時42分20秒 | 映画評論サ行
1992年にスタジオジブリが初めて手がけた短編作品「そらいろのたね」から、2005年制作の最新アニメーションPVまでの、全22作品を収録。これらのショートショートを作った監督陣には、宮崎駿をはじめとする、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治の6名が名を連ね、日本テレビの金曜ロードショーのオープニング映像やハウス食品、アサヒ飲料等の企業CMなど、記憶に残る作品が数多く収録されています。また、宮崎駿監督作品としては、「天空の城ラピュタ」以来の本格的SFアクション活劇となり、CHAGE&ASKAの楽曲のプロモーションフィルム(1995年制作)として話題になった「On Your Mark」や、音楽と原案を中田ヤスタカ(capsule)が担当し、絵コンテと監督をスタジオジブリの百瀬義行が手掛けたコラボレーション作品の「ポータブル空港」(2004年制作)、「space station No.9」(2005年制作)など、プロモーションフィルムやミュージッククリップと、名だたる長編アニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリの意外な一面を垣間見ることができます。
色んな作品が収録されていて、しかも42分という短い時間なので点数を付けるのは難しいかと....。まぁジブリっぽいなって感じです
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インサイド・マン

2006年06月11日 18時24分05秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006/06/10公開
監督 : スパイク・リー
出演 : デンゼル・ワシントン,クライブ・オーウェン,ジョディ・フォスター
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白昼のマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、50人の人質全員に自分たちと同じ服を着せる陽動作戦に出る。人質と犯人の見分けがつかない以上、突入は不可能。犯人グループから“型通り”の要求はあったものの、現場は膠着状態に。指揮を執る敏腕捜査官フレイジャーも、まったく焦りを見せないダルトンの真意をはかりかねていた。そんな中、銀行の会長から“特別”な依頼を受けた女弁護士が現場に現れる。
銀行強盗犯と警察の応酬を鮮やかに描くクライム・サスペンス。エレガントでスマートな立ち振る舞いで魅せる、捜査官フレイジャー役にデンゼル・ワシントン。被害銀行の会長から雇われ、万事ソツなく行動するヤリ手弁護士役にジョディ・フォスター。そして単なる犯罪者とも思えない度量を持った強盗団リーダー、ダルトン役にクライブ・オーウェン、とアカデミー賞受賞者2人とノミネート者1人という豪華な顔ぶれです!!ストーリー設定が銀行強盗なのでどんなトリックで完全犯罪をするのかと思ってけど、全員を同じ服装にするってのは予想してなかったこのトリックは凄いよ!ただのサスペンスかと思いきや、金融業界の裏のドロドロした面も見れるんで違う視点からも楽しめたと思いますよ。でも全体を見ればなぁ~んとなくパッとしなかった作品だった気がします。まとまりがなかったような俺の感想としては脚本勝負と言うより出演俳優勝負と言った感じですかねぇ?w俳優勝負って言ってもジョディー・フォスターはあんまり印象に残らなかったような最後の脱出方法がイマイチだったと思う...。ラストの方の強盗事件が終わってからの話のグダグダさで“銀行強盗”の印象が薄れた気もします...。音楽は全く合ってなかったけど、それも逆に良いのかもね

この作品の評価・・・・74点
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大停電の夜に

2006年06月08日 20時55分22秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
2005/11/19公開
監督 : 源孝志
出演 : 豊川悦司,田口トモロヲ,原田知世,吉川晃司
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12月24日クリスマスイヴ。天体望遠鏡で夜空を見上げていた少年は、病院の屋上から飛び降りようとしている女性を発見する。同じ頃、病院の一室では死期の迫った父が息子に最期の告白をしていた。それは死んだ母が、実は生きているという報せだった。恋人たちが行き交う表参道では、若い女性が電話に出ない相手にメッセージを残す。電話の相手は不倫関係の上司だった。それぞれの事情を抱えた人々が聖なる夜を迎えようとしていたとき、街から光が消え、すべてが暗闇に沈んだ。「午後5時過ぎ、首都圏全域が停電に見舞われました……」
東京が一年で一番光輝くクリスマスの夜、もしも街からすべての灯りが消えてしまったら……。この魅力的な着想は、2003年に北米で起こった大停電を題材に、灯りの消えたニューヨークの人間模様を取材した源孝志監督のドキュメンタリーから生まれたもの。その設定を東京に移し、真っ暗な夜だからこそ浮かび上がる“一夜限りのラブストーリー”として生まれ変わった。12人の男女のそれぞれのストーリーがオムニバス形式で少しずつ進んでいくという今年観た“有頂天ホテル”のような流れです。出演者が豪華な割には話が薄っぺらかったような気もしますエレベーターの中の2人は緊張感が無いねって思ったのは事実wまぁでも最後まで飽きずに観れたんで良かったと思いますよ

この作品の評価・・・・68点
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博士の愛した数式

2006年06月08日 00時57分23秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
2006/01/21公開
監督 : 小泉堯史
原作 : 小川洋子
出演 : 寺尾聰,深津絵里,齋藤隆成,吉岡秀隆
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数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始める。それは幼い頃、彼が大好きな博士が名づけてくれた仇名だった。シングルマザーだったルートの母は、事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、家政婦として働き始めた。ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、家へ連れてくるように告げる。その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが…。
50万部のベストセラーに輝き、第1回本屋大賞を受賞した小川洋子原作の同名小説を、『雨あがる』の小泉堯史監督が映画化した作品。80分しか記憶の続かない障害を抱えた数学博士と、その家で家政婦として働くシングルマザーの姿を描いていく。数学と映画ってあんまりピンっとこないようだけど原作がよく出来てるのもあってストーリーはすごく良かったと思います。一見すると普通の数や式のように見える数字に実は意味があるなんて思いませんでした。“友愛数”って言葉、良いなぁ~♪数学を勉強してこなかった文系の人には良い作品かもしれませんが、俺ら理系のように数学のやりすぎで嫌いになってる人は、もしかしたらウンザリするかもしれませんと言うのは、映画の中で最初から最後まで数学の内容(簡単な計算)が入っているので...。でもそんな事思ってるのは俺だけかもね。
劇中で一つだけ疑問に思ったのは、博士がルートの野球の試合を観に行って熱を出してしまいベッドで寝ている場面で、隣にいるルートは家に帰ってるのにユニフォームを着ているんです。するとルートはユニフォームを着たまま就寝いやっ、汗メッチャかいてるだろ...、どう考えても風邪引くってwなのに深津絵里は“もう寝なさい”とか言って布団をかけてさぁまぁ疑問ってほどの事じゃないかなぁ。最後の終わり方はちょっとヌルいかなと思ったけど改めて数学の神秘みたいなものが分かった気がしますw博士のような先生に教わったら数学好きになってたかもね♪てか深津絵里ってこんなに演技上手かったかなぁ?w

この作品の評価・・・・75点
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Vフォー・ヴェンデッタ

2006年06月06日 22時12分20秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ=ドイツ
2006/04/22公開
監督 : ジェイムズ・マクティーグ
出演 : ナタリー・ポートマン,ヒューゴ・ウィービング
official site

独裁国家と化した近未来の英国。夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに中央刑事裁判所を爆破。国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
『マトリックス』のチームがふたたび仕掛けた、前代未聞の“革命”エンターテインメント。ウォシャウスキー兄弟が緻密に練り上げた脚本を、ジョエル・シルバーがプロデュースし、『マトリックス』三部作の第一助監督が監督した。ナタリー・ポートマンのスキンヘッドは必見ですが、それより注目して欲しいのは仮面の男“V”を演じたのが「マトリックス」シリーズでエージェント・スミス役を演じたヒューゴ・ウィービング!映画の中では1度も素顔を見せませんが、それでも彼の演技力は素晴らしい!
意外にもメッセージ性が強い作品だったと思います。人体実験や生物化学兵器といった現代でも起こりうる問題を描いているので楽しめました!テロ、革命などの本当の意味もこの映画を観れば少しは分かるかもねん♪ラストの独裁国家に立ち向かおうとする国民たちの姿も良かったと思いますし。戦闘シーンはやはり「マトリックス」と比べれば少ないだろうけど、それでも飽きないで最後まで観れますよ1つだけ疑問なのはトイレットペーパーに自伝を書いた女性とかは本当に実在していて、あの監獄に入ってたのか?まぁいいや、取りあえずあの仮面が欲しいw

この作品の評価・・・・77点
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ヒストリー・オブ・バイオレンス

2006年06月05日 21時49分53秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/03/11公開
監督 : デイヴィッド・クローネンバーグ
出演 : ヴィゴ・モーテンセン,マリア・ベロ,エド・ハリス
official site

アメリカ・インディアナ州の田舎町。小さなダイナーを経営するトム・ストールは、妻のエディや2人の子どもとともに、愛に満ちた幸せな日々を過ごしていた。そんなある夜、彼の店が2人組の強盗に襲われてしまう。そこで隙をついて強盗の銃を奪い取り2人を撃ち倒したトムは、一躍ヒーローとして扱われることに。しかしそのことがきっかけで、彼の過去が明らかとなっていく・・・・・・。
グラフィック・ノベルを原作とした本作は、クローネンバーグ監督が“暴力”に対して真正面から取り組んだ作品。その正当性の有無や負の連鎖など、人間が決して逃れることのできない暴力の性が、克明に描かれている。アカデミー賞最有力とも書かれていたが、そこまで映画じゃないって事は観れば分かりますw主演のヴィゴ・モーテンセンを含め、キャストは素晴らしかったと思う!脚本も途中までは良い感じだったが、ラストがちょっとねぇ....。途中まではサスペンス系だったのに人が次々と死んでいきヤクザ映画になっちゃって特に後には何も残らない感じです中途半端な終わり方も納得いきませんし。あそこまで描いたのならその後の生活も描いて欲しかった!マフィアの弱さも目立ってましたよ

この作品の評価・・・・64点
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エリザベスタウン

2006年06月03日 23時10分51秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2005/11/12公開
監督・脚本・製作 : キャメロン・クロウ
製作 : トム・クルーズ
出演 : オーランド・ブルーム,キルステン・ダンスト
official site

仕事一筋に情熱を燃やしてきた大手シューズ・メーカーの新進デザイナー、ドリューは、社運を賭けた新型スニーカーを発表するが、商品の返品が相次ぎ、プロジェクトは大失敗。会社を解雇されてしまう。夢に破れ、生きる気力を失ったドリューは、自らの人生を終わらせる覚悟を決めるが、命を絶とうとしたまさにその時、疎遠になっていた父の訃報が飛び込んでくる。失意の中、葬儀の準備のために父の故郷・エリザベスタウンへ向かったドリューだったが、そこで地元の人々とのふれあいや新しいロマンスを通して、少しずつ心の傷を癒していく。
仕事で取り返しのつかない失敗をした青年が、父親の葬儀で訪れた田舎町エリザベスタウンで再生の道を歩み出す姿を、雄大な南部の風土をバックに描く。話のジャンルとしては嫌いじゃないけど前半から退屈になっちゃいましたw結局は自分の人生をちゃんと生きろっていう事を伝えたかったのだろうか?父親が死んだって事に対してドリューや家族達の悲しみが全く伝わってきませんでした。これならまだ「ビック・フィッシュ」のようにおとぎ話聞かされてた方が良かったしwそれとラストのドリューの微妙な踊りもうちょいリズム感を加えた方がいいのでは?1つだけ良い所をあげるとすれば音楽ですかね。その場面と音楽がすごく合ってたかなと思います。人生に疲れても観る事はおススメできない作品です

この作品の評価・・・・51点
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イーオン・フラックス

2006年06月02日 00時21分06秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/03/11公開
監督 : カリン・クサマ
出演 : シャーリーズ・セロン,マートン・ソーカス,ジョニー・リー・ミラー
official site

2015年、ウィルスが発生。人類は絶滅の危機に陥り、98%が死滅。ワクチンでなんとか生きながらえた人類は、開発者トレバーの一族によって成り立つ政府の下、生活してきた。2415年、君主トレバー8世への暗殺指令が下る。圧政を憎む反政府組織“モニカン”が暗殺者として選んだのは美しき女革命戦士イーオン。要塞に乗り込んだ彼女は、ついにトレバーに銃を突きつけるが、イーオンを見たトレバーは彼女を別の名で呼ぶ。混乱するイーオンは、さらに想像を超えた驚愕の事実を知る。
主演は実在の連続殺人犯を演じた『モンスター』の鬼気迫る演技で、見事アカデミー賞主演女優賞を獲得。人間ドラマ『スタンドアップ』でもゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、今やハリウッドを代表する演技派女優に成長したシャーリーズ・セロン。Gyaoで宣伝し過ぎだろと思いつつ、とりあえず観てみました。ストーリーよりもシャーリーズ・セロンの美しさを前面に出してきた作品だと思います。180度の開脚はホント凄すぎです!!!しかしストーリーが薄っぺらさが目立ちます原作がアメコミだからダメなのかは分かりませんが、映画っぽくありません。個人的に一番良かった場面はやはり芝生に刺さりそうになるシーンかな。あれは予告で観た時から楽しみだった♪その他はとくに印象に残るようなシーンはありません。桜の木が植えてある庭は日本を意識したんだと思うけど中途半端でした....

この作品の評価・・・・57点
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ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

2006年06月01日 00時41分28秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/02/18公開
監督 : ジェームズ・マンゴールド
出演 : ホアキン・フェニックス,リーズ・ウィザースプーン
official site

最愛の兄を事故で亡くしたジョニーは、周りに溶け込めない孤独な少年だった。そんな彼の心の拠り所は、ラジオからいつも流れてくるジューン・カーター(リーズ・ウィザースプーン)の歌声。成長したジョニー(ホアキン・フェニックス)は空軍を除隊後、初恋の女性ヴィヴィアン(ジニファー・グッドウィン)と結婚するが、さらに音楽への夢を募らせていく。彼は軍隊時代の自作曲でオーディションに合格、プロのミュージシャンの道を歩むようになるが妻との諍いは絶えず、ジューン・カーターと共演したのを機に、彼女に心引かれていく。
黒い衣装を身にまとい“Man in Black”の愛称で親しまれたミュージシャン、ジョニー・キャッシュの生涯を、自伝をもとに映画化。見所は何と言ってもホアキン・フェニックスとリーズ・ウィザースプーンの吹替えなしの歌声であるそのせいもあってか、2人揃って今年のアカデミー主演男優、主演女優賞にノミネートされた。結果としてはリーズ・ウィザースプーンだけが主演女優賞受賞したけどね。でも俺はホアキン・フェニックスの方が演技は素晴らしかったと思いますよ。ジョニー・キャッシュという人間を全く知らない俺でもそこそこ楽しめた作品だったと思います。この作品を観る前から思ってたけど昨年観た「レイRay」とどうしても被ってしまう場面が多いし「レイRay」と比べてしまうので、この作品は「レイRay」と比べると話もライブシーンもあまり引き寄せられなかったと思いますよ。でも初めてジョニー・キャッシュの曲を聴きましたが、すごく良い!自然とリズムをとってしまいます
実話なので変えようがないのは分かってますが「レイRay」の時も思ったけど何故男って薬やら女に何度も手を出すのでしょうか?それが伝説の歌手になるためのお約束なのかなぁ?まぁ実話だから、そこをつっこんでも意味ないんですけどね。40回もプロポーズしてやっと結婚をOKしてもらった彼も凄いなぁって感じです。ある意味ストーカーだけどぉw

この作品の評価・・・・67点
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