股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

パリよ、永遠に

2015年09月26日 11時31分20秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:フランス/ドイツ
日本公開:2015年3月7日
監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:アンドレ・デュソリエ,ニエル・アレストリュプ,ロバート・スタッドローバー
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ナチス・ドイツ占領下のパリで、パリ防衛司令官コルティッツは、アドルフ・ヒトラーの命を受け、ノートルダム大聖堂などの世界的な建築物を破壊する計画を立てていた。スウェーデン総領事のノルドリンクは、破壊を止めさせようとコルティッツを訪問する。
第2次世界大戦下のパリを舞台に、街を守りたいスウェーデン総領事と街の破壊命令を受けたドイツ軍将校との心理戦を描いたヒューマンドラマ。『ブリキの太鼓』などのフォルカー・シュレンドルフがメガホンを取り、フランスでヒットした舞台を映画化。ドイツ軍将校を説得するスウェーデン総領事に『恋するシャンソン』などのアンドレ・デュソリエ、妻子を人質に取られて作戦を実行するしかないドイツ人将校に『預言者』などのニエル・アレストリュプがふんする。緊迫した展開と、舞台でも同役を演じたベテラン俳優の重厚な演技に圧倒される。

2人のベテラン俳優の心理戦が見応えのヒューマンドラマ。いつ戦争が起きてもおかしくない状況でのやり取りは緊張感たっぷりです。改めて戦争は簡単に起きてしまう恐ろしさと、ヒトラーの指導者としての権力や影響力というのを感じました。戦争が悪い事だと分かっていながらも、家族を人質に取られた時に、人はどちらの決断を取るのか…。しかし、とにかく最初から最後まで静かで淡々と…ホントに淡々と地味に話が進んでいくので眠くなるのは確実。戦争をテーマにしているのならドンパチ映像もあっても良かったかもしれない。いやっ舞台作品の映画化だから仕方ないか…。結局パリの美しい建造物が守られたのだから良かった。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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映画 暗殺教室

2015年09月25日 18時21分54秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年3月21日
監督:羽住英一郎
出演:山田涼介,菅田将暉,橋本環奈,加藤清史郎,知英,高嶋政伸,椎名桔平,二宮和也
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進学校の椚ヶ丘中学校で落ちこぼれクラスとされる3年E組に、ある日、タコの型をしたえたいの知れない生物が担任教師としてやって来る。謎の生物は翌年3月に地球を破壊すると宣言しており、その暗殺がE組の生徒たちに依頼され、暗殺の成功報酬として100億円が提示される。果たして、この“殺せんせー”こと謎の生物を、生徒たちは暗殺することができるのか…。
「週刊少年ジャンプ」で連載され瞬く間に人気となった松井優征のコミックを、『海猿』シリーズなど羽住英一郎が映画化したアクションコメディー。地球の破壊を表明している正体不明の生物・通称“殺せんせー”と、殺せんせーを暗殺することになった生徒たちが壮絶なバトルを繰り広げる。出演は、「金田一少年の事件簿」シリーズなどの山田涼介や『RETURN(ハードバージョン)』などの椎名桔平、『共喰い』などの菅田将暉ら。

正体不明の生物“殺せんせー”と殺せんせーを暗殺することを命じられた生徒たちのバトルを描いた本作。子供騙しの映画かと思ってましたが、意外とっちゃんとした映画でした。殺せんせーが何者なのかが前半は分かりませんでしたが、ラストに殺せんせーの生徒に対する想いが分かり、何気に学園モノの良い作品です。来年公開の続編ありきで作られているので、完結編でどうなるか楽しみです。殺せんせーの声を担当していた二宮和也は上手いね。本作は説明が多くて詰め込み過ぎ感もあります。転校性がどんどん来るし、悪者も来るし…やっぱり完結編でどっちに転ぶか楽しみですね、ヌルフフフ…

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

2015年09月21日 16時31分59秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年9月19日
監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬,長谷川博己,水原希子,本郷奏多,三浦貴大,桜庭ななみ,石原さとみ,ピエール瀧,國村隼
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100年以上ぶりに現れた超大型巨人に多くの人間が捕食され、生き残ったエレンは調査兵団の一員として外壁修復作戦を決行。しかし巨人に襲われてしまい、アルミンをかばったエレンは巨人に飲み込まれてしまう。その直後、黒髪の巨人が出現し、ほかの巨人たちを攻撃するという謎の行動を見せる。人類の存続を懸けて彼らは巨人たちと戦い続けるが…。
諫山創のコミックを基に人間を食う大型巨人と人類のバトルを圧倒的迫力で描いたアクションの後編。対巨人のために結成された調査兵団の一員となった主人公エレンの絶体絶命の戦いや、突如現れた黒髪の巨人の謎などが活写される。『巨神兵東京に現わる』などの樋口真嗣がメガホンを取り、三浦春馬や長谷川博己、水原希子、本郷奏多らが出演。インパクト抜群の巨人のビジュアルやハードな戦闘シーンのほか、オリジナルのキャラクターと設定が後半の物語に及ぼす影響や物語の行方も見どころ。

前編に続き、後編も映画館での鑑賞となりました。世間では前編以上に酷評の嵐ですが…うん、確かにつまらなかった(笑)前編のダイジェストから始まるのですが、いらないダイジェストシーンが無駄に多い。後編は後編で解決していない部分が多すぎて謎を残し過ぎです。前編では白い人間っぽい巨人と人類との戦闘シーンが多くありましたが、今回は巨人VS巨人のシーンのみです。「進撃の巨人」というよりはウルトラマンやゴジラを観ているような感覚でした。「えっお前も巨人?お前も?」と次々と巨人になっていくので失笑です(笑)シキシマの部屋は何だったのでしょうか??シキシマって何がしたいの?ジュークボックス?何故ジュークボックスが喋る?シキシマとエレンが兄弟だったかもしれない演出もありましたが、結局どうなのかは謎のまま…。ジャン可哀想。実験体って何だ?えっ続編作るの?きっと進撃の巨人として観なければ面白いのかもしれないけど、かと言ってタイトルが「進撃の巨人」じゃなければ観に行くこともない。上映時間87分って短すぎる。せめて前編後編を1つにまとめるべきだった。この内容で2作に分けて公開するのは、ぼったくりだ。

この作品の評価・・・・★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ギリシャに消えた嘘

2015年09月19日 16時32分05秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:イギリス/フランス/アメリカ
日本公開:2015年4月11日
監督:ホセイン・アミニ
出演:ヴィゴ・モーテンセン,キルステン・ダンスト,オスカー・アイザック,デイジー・ビーヴァン
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1962年、ギリシャ。アテネでツアーガイドをして生計を立てている青年ライダルは、旅行で来たというチェスターとコレットの夫婦とパルテノン神殿で出会う。彼らのガイドを申し出たライダルだったが、その夜に宿泊するホテルに現れた探偵をチェスターが殺してしまう。混乱したまま死体の片付けを手伝ったライダルは、チェスターが投資家たちから高額の金をだまし取って逃走中の詐欺師であることを知る。
パトリシア・ハイスミスの小説「殺意の迷宮」を基にしたサスペンス。1960年代のアテネを舞台に、詐欺を働いて逃れる詐欺師とその妻に出会った青年を待ち受ける運命を見つめる。監督は『ドライヴ』『47RONIN』などの脚本を手掛けてきたホセイン・アミニ。『イースタン・プロミス』などのヴィゴ・モーテンセン、『メランコリア』などのキルステン・ダンスト、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』などのオスカー・アイザックと、実力派が集結。

詐欺師の夫婦と、彼らに出会った青年に訪れる運命を描いた本作。ヴィゴ・モーテンセンとキルステン・ダンストが夫婦役なんて豪華!だけど物語としてはもう少し出来あがりでした。緊張感があるほどでもないし謎解きがあるわけでもないけど、3人の関係が逃亡生活を続けていくうちに徐々に崩れていって不幸へと転落していく過程は自然でした。バスの中で子供が「サングラス貸してー」とコレットに言ってくるのは意味が無かったのね…。チェスターも「カバンは大事」と言ってたけど隙が結構あったように見えました。謎のままで終わらせるのもちょっとスッキリしない…。ツッコミどころはあるけどギリシャを舞台にした雰囲気は良かったです。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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キングスマン

2015年09月18日 17時27分33秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:イギリス
日本公開:2015年9月11日
監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース,マイケル・ケイン,サミュエル・L・ジャクソン,タロン・エガートン
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ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリーもその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジーをスカウトする。
『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒とうのアクションに見ほれる。

お洒落でスタイリッシュなスパイアクション映画!007シリーズ、ボーンシリーズとは、また違った世界観が詰まった作品でした。英国らしいカッコいいスーツを着ながらのコリン・ファースのアクションは観ていて爽快感は間違いありません♪父と息子の関係、スパイ養成訓練、敵との戦い…よくもまぁ2時間でこんなに上手い具合に一連のストーリーをまとめたなと関心します。ハリーの意思を継いで主人公の少年が成長していく過程も見ごたえあります。ちょっとコメディっぽい要素も詰まっていて、途中途中で「ん?ここ笑うとこ?」と思うシーンもありました。人間たちが殺し合うシーンはまるでゾンビ映画を観ているようで、ちょっと中だるみがあったかな。企業家や政治家たちが頭をカラフルな花火のようにポンポン吹っ飛ばされるシーンは好き嫌いが分かれます。細かいことは気にせずに観ることをおススメします♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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ストロボ・エッジ

2015年09月16日 17時56分27秒 | 映画評論サ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年3月14日
監督:廣木隆一
出演:福士蒼汰,有村架純,山田裕貴,佐藤ありさ,入江甚儀,黒島結菜
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高校1年生の木下仁菜子は、学校から帰る電車で女子生徒に人気の同級生・一ノ瀬蓮と出会う。それを機に言葉を交わすようになり、冷たそうに見える彼の秘めた優しさに、これまで感じたことのない気持ちを抱く。恋愛経験ゼロの仁菜子は、これが恋であると悟る。蓮に年上の恋人・麻由香がいると知りながらも、自分の思いを懸命に伝える仁菜子。彼女を振った蓮だが、その真っすぐな感情に触れ、気持ちに変化が生じ…。
ベストセラーを誇る咲坂伊緒の漫画を実写化した青春ロマンス。女子生徒の憧れである男子高校生・蓮と彼をいちずに思う少女・仁菜子の姿を、周囲の恋模様も交えて追う。メガホンを取るのは、『100回泣くこと』などの廣木隆一。『イン・ザ・ヒーロー』などの福士蒼汰、『女子ーズ』などの有村架純が主演を務める。その脇を『ホットロード』などの山田裕貴、『リメンバーホテル』などの佐藤ありさらが固める。ときめき満点の物語に加え、役づくりで20センチもカットした有村の髪型にも注目。

高校生の男女の甘酸っぱい青春ラブストーリー。まぁとりあえず福士蒼太を見て女子高生がキュンキュンしちゃうだけの映画に仕上がっています。内容が薄っぺらくて、今までに使い古された展開を集めただけの作品でした。壁ドンだったり、ラストに好きな人の元へ走ったり…。木下さん役が有村架純だから許されるけど、現実に考えたらちょっと木下さんの行動も怖くない?福士蒼太はカッコいいけど演技力が足りず、ボソボソ何を喋っているのか途中で分からなかった。特に印象的なシーンも、盛り上がりも無く終わってしまった感じ。世の中こんな上手くいくわけないのだけど、なんだかんだで…こういう高校生活に憧れてしまう自分がいるのですが…。

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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振り子

2015年09月13日 13時00分49秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年2月28日
監督:竹永典弘
出演:中村獅童,小西真奈美,石田卓也,清水富美加,板尾創路,笛木優子,松井珠理奈,武田鉄矢
official site

1976年、大介とサキは出会った。それから時がたち、大介とサキは夢だったバイク店を経営していたが、店が倒産。間もなくサキが倒れてしまう。寝たきりになったサキに元気になってもらいたいと、大介は懸命に努力するが…。
世界的に人気のバンドMuseとのコラボでも話題になった、鉄拳の動画を基にした感動的な家族ドラマ。昭和から平成を時代背景に、経営する店の倒産や妻の病といったさまざまな苦難に向き合う夫妻の絆をつづる。中村獅童や小西真奈美が主人公夫妻を、彼らの学生時代を石田卓也と清水富美加が演じ、板尾創路、山本耕史、武田鉄矢ら多彩なキャストが共演。物語のモチーフとなる振り子時計の音や素朴で温かい登場人物たちの姿に、懐かしさがこみ上げる。

お笑い芸人の鉄拳の動画を実写化した作品。1組の男女の人生が丁寧に描かれています。とても良い話なのだけど、言ってしまえばベタな普通の家族の物語でした。出会い、仕事、結婚、出産、病気…確かに良い話なのだけどやっぱり普通過ぎて泣くほどではありませんでした。夫婦って素敵だなと素直に思ってたけど、途中で大介が浮気した時は「えっ…?」って思いました。まぁ後半は戻ってこない時間だからこそ、今を懸命に生きようとする大介とサキの姿が良かったですけど。皆さん演技も上手だったし…ベタ過ぎて泣かせようとする演出が僕には合いませんでした。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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繕い裁つ人

2015年09月12日 00時28分32秒 | 映画評論タ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
監督:三島有紀子
出演:中谷美紀,三浦貴大,片桐はいり,黒木華,杉咲花,伊武雅刀,中尾ミエ,余貴美子
official site

市江は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが…。
『嫌われ松子の一生』などの演技派女優中谷美紀を主演に迎え、池辺葵のコミックを映画化した心に染みる人間ドラマ。クラシカルなミシンで洋服を作る職人肌の主人公と、彼女を取り巻く人々が織り成す物語を紡ぐ。『永遠の0』などの三浦貴大や『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した黒木華ら実力派俳優たちが共演。『しあわせのパン』などの三島有紀子監督による、服を通して結び付く人々を描く心温まる物語に魅了される。

伝統を受け継いで洋服を作り続ける女性が、周囲の人々と触れ合う中で成長していく物語。大量生産することなく、世界に1つだけの特別な洋服を作っていく市江の職人技が光っていました。祖母からの技術を受け継ぐことは確かに大切なことだけど、この先の未来には市江自身の気持ちも必要になってくる。それを気付かせてくれたのは周りの人たち。市江が洋服を作る上で本当に大切な事は何かを知ることが出来て本当に良かった。しかし様々な洋服が劇中に登場していきますが、市江の洋服に込める想いというものが少し見えづらかったかなと思いました。どういう生地を使って、どういう工程で洋服が作られていくのか。その流れが描かれていなかったので、「本当に市江って裁縫の技術あるの??」と疑ってしまった。そもそも服のデザインが現代とは思えないほど、中学生が言うようにダサいような(笑)服の持ち主たちのエピソードも描かれておらず共感出来なかったのも残念。中身は薄くて、ファンタジーのような雰囲気映画でした。てか夜会って??

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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モンスター上司2

2015年09月10日 18時14分56秒 | 映画評論マ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
劇場未公開
監督:ショーン・アンダース
出演:ジェイソン・ベイトマン,チャーリー・デイ,ジェイソン・サダイキス,ジェニファー・アニストン

ニック、カート、デールの3人は、これ以上イヤな上司に振り回されることのないよう、独立して起業することを決意。ところがビジネスは思い通りにいかず、悪徳投資家ハンソンに騙されて一文無しになってしまう。窮地に追い込まれた彼らは、ハンソンの息子レックスを誘拐して身代金を奪おうと思いつくが…。
最悪の上司に立ち向かう3人のサラリーマンを過激なブラックジョーク満載で描いたコメディ「モンスター上司」の続編。ニック役のジェイソン・ベイトマンをはじめ、ジェニファー・アニストン、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスら前作の豪華キャストが再結集。さらに、悪徳投資家ハンソンとその息子役で「ジャンゴ 繋がれざる者」のクリストフ・ワルツと「スター・トレック」シリーズのクリス・パインが新たに参加した。

2011年の大ヒットコメディの続編。前作に続きジェニファー・アニストン、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスが続投し、クリス・パインまで参加しちゃうんだから、まぁ豪華!!確かに前作は予想外に面白かった。しかし、今回は完全に新鮮さを無くして“調子に乗って続編作っちゃいました”感が強い。前作と出演者が同じなところも新鮮味が無い理由の1つ。3人のおバカなやり取りが面白いなら良いのだが、くだらない事をひたすら繰り返すだけで、やっぱり新鮮味が無い(笑)そしてグダグダごちゃごちゃしていて、うるさい。タイトルの肝心の“モンスター上司”って感じが全然なかった。これで笑える人とは仲良くなれそうにない…どんなシリーズモノでもそうだが、1作目が一番面白いから仕方ないのかもね。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)

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おみおくりの作法

2015年09月09日 16時30分33秒 | 映画評論ア行
製作年:2013年
製作国:イギリス/イタリア
日本公開:2015年1月24日
監督:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン,ジョアンヌ・フロガット,カレン・ドルーリー,アンドリュー・バカン
official site

公務員のジョン・メイは、ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしている。いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。糸口が全て途切れたときに初めて葬儀を手配し、礼を尽くして彼らを見送ってきたが…。
『ベラミ 愛を弄ぶ男』などのプロデューサー、ウベルト・パゾリーニが監督を務め、身寄りのない人の葬儀を行う地方公務員の姿にスポットを当てた人間ドラマ。『戦火の馬』などのイギリスの実力派俳優エディ・マーサンを主演に迎え、心を込めて死者を弔う孤独な男の生きざまを描く。主人公が淡い思いを抱く女性を、テレビドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」などのジョアンヌ・フロガットが好演。人生の最期にまつわる、ほろ苦くて切なく優しい物語に魅了される。

海外版「おくりびと」を想像していましたが、「おくりびと」よりも静かに話が進む映画でした。主人公ジョン・メイは真面目に仕事をこなす人間。誰にもお見送りされずに孤独に死んでいく人が多い現代社会。他人事とは思えないような、考えさせられる作品でした。淡々と物語は進んでいきますが、ジョン・メイの誠実な人柄が魅力的であり、人を弔うことの大切さ、そして死と向き合うことの大切さを彼から教えられました。意外なラストでしたが、他人のために生きてきたジョン・メイが最後は救われた(?)気がして良かったです。泣けはしませんでしたが…うん、誠実に生きなきゃな(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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namie amuro LIVEGENIC 2015-2016

2015年09月09日 14時16分17秒 | ライブレビュー
ライブ2日目は昨年に続き安室奈美恵のライブに参戦です♪



昨年に続き、今年もさいたまスーパーアリーナ





〈SET LIST〉

01.What I Did For Love
02.Close your eyes, Close to you
03.Fly
04.Photogenic
05.NAKED
06.Time Has Come
07.Space Invader
08.It
09.BRIGHTER DAY
10.B Who I Want 2 B
11.Sit! Stay! Wait! Down!
12.Say the word
13.SWEET KISSES
14.Golden Touch
15.Get Myself Back
16.BLACK DIAMOND
17.グロテスク
18.REVOLUTION
19.Dr.
20.arigatou
21.TSUKI
22.Break It
23.Every Woman
24.Stranger
25.Scream
26.Fashionista

27.Birthday
28.Anything
29.Fight Together



今回はアルバム「_genic」を引っ提げてのツアーでした。1曲目がまさかの「What I Did For Love」これは完全に不意打ちでした。
2曲は「Close your eyes, Close to you」昨年の「Whisper」に続き、今年もアルバム「Concentration 20」から。これは「Concentration 20」借りに行かなきゃ!
「Photogenic」のカッコ良さはハンパないです!!そして「NAKED」で完全に惚れました(笑)「Say the word」やっぱりカッコいい曲だよなぁ。「Get Myself Back」は歌詞が素晴らしくてやっぱり名曲!「BLACK DIAMOND」~「グロテスク」「REVOLUTION」のコラボメドレー最高!!
アンコールは「Birthday」から。なんと安室ちゃん生着替え!?ヤバい衣装可愛過ぎる…!!!!
今回のライブDVDも購入決定です…
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マッド・ガンズ

2015年09月08日 14時38分24秒 | 映画評論マ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年3月28日
監督:ジェイク・パルトロー
出演:ニコラス・ホルト,エル・ファニング,コディ・スミット=マクフィー,マイケル・シャノン
official site

水をめぐる争いが繰り広げられている近未来。メアリーは、弟のジェロームと父親のアーネストと共に荒野に暮らしていたが、アーネストが突如この世を去ってしまう。メアリーと結婚した隣家の青年フレムは、いつか農場を復活させるというアーネストの遺志を継ぐようなそぶりを見せていたが、胸の内には身の毛もよだつ野望が潜んでいた。
『X-MEN』シリーズなどのニコラス・ホルトと『SOMEWHERE』などのエル・ファニングらが共演し、近未来を舞台に戦闘を展開するサバイバルアクション。継続的な干ばつの影響で水をめぐる争いが激化する世界で、恐るべき野望を持つ青年らが壮絶な戦いを繰り広げる。監督は、『恋愛上手になるために』などのジェイク・パルトロー。コディ・スミット=マクフィーとマイケル・シャノンが共演する。ニコラス、エル、コディらによるし烈なアクションに注目。

近未来を舞台に、生き残りを懸けたサバイバルアクション作品。ドンパチ映画作品かと思って観ましたが、意外と静かな緊張感のあるサスペンス作品でした。水を巡って争いが行われていくのですが、父親が死んでからは息子の復讐劇へと話は進んでいきます。荷物運搬をするロボットが真相を記録しており、それを知った息子の目つきは恐ろしかった…。3章に分けたストーリー展開、荒れ果てた世界観作り、とても良かったです。エル・ファニングは相変わらず可愛かった…。人生は得るものもあれば、失うものもある。あのロボット欲しいなぁ

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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Mr.Children Stadium Tour 2015 未完

2015年09月08日 13時33分08秒 | ライブレビュー
先週は2日連続でライブ♪まず1日目は

Mr.Children Stadium Tour 2015 未完



初めての日産スタジアム。新横浜駅からちょっと遠い日産スタジアム。





<SET LIST>

1 未完
2 擬態
3 ニシエヒガシエ
4 光の射す方へ
5 CHILDREN'S WORLD
6 運命
7 FIGHT CLUB
8 斜陽
9 I Can Make It
10 忘れ得ぬ人
11 and I love you
12 タガタメ
13 蜘蛛の糸
14 REM
15 WALTZ
16 フェイク
17 ALIVE
18 進化論
19 終わりなき旅
20 幻聴
21 足音 ~Be Strong

22 I wanna be there
23 overture~蘇生
24 fantasy
25 Tomorrow never knows
26 innocent world
27 Starting Over



ミスチルのライブは初参戦でしたが、改めて歌詞の素晴らしさに感動しっぱなしでした!そして櫻井さんの甘い歌声に癒されっぱなし!今回のアルバム「REFRECTION」はどれも名曲です♪「ニシエヒガシエ」、「and I love you」、「フェイク」など懐かしい曲も…。「終わりなき旅」はちょっと泣きそうになってしまった…。そしてアンコールに大好きな「蘇生」も歌ってくれた!!「Tomorrow never knows」はもう文句ありません!「innocent world」の時の会場の揺れが凄かった(笑)ラスト「Starting Over」で勇気をもらいました。
普通に演奏するだけかと思っていましたが、色んな飽きさせない映像や演出で観客を楽しませてくれて、日本を代表するアーティストであり続ける理由が分かる気がします。69000人の入る日産スタジアムですらチケットが入手困難だそうで。当ててくれた友人に感謝!
また行きたい!次は自分で応募してみる!
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ヴィンセントが教えてくれたこと

2015年09月07日 02時53分25秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年9月4日
監督:セオドア・メルフィ
出演:ビル・マーレイ,メリッサ・マッカーシー,ナオミ・ワッツ,クリス・オダウド,テレンス・ハワード
official site

アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセントは、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバーの世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。
人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演は『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイ、両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合いを見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた。

第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた本作。中年男と少年の奇妙な友情を描いた本作は、北米でわずか4館の限定公開でスタートしながらも、口コミによって2500スクリーンに拡大したそうです。中年男演じるビル・マーレイのコミカルな演技がどこか憎たらしくて憎めないキャラになっています。子役の男の子も演技お上手。言ってしまえば王道のストーリー。きっとこうなるだろうなと予想はついていながらも、最後の少年のスピーチの場面にウルッときてしまいました。やりたい放題の自分勝手な中年オヤジだけど、彼にも今までにたくさんの幸せと不幸があったわけで…誰にだって愛している人がいて、愛されたいと思う人がいる。自分にもヴィンセントのような人が近くにいたら良いなぁって純粋に想いました。あんだけお金のことで揉めてたのに、その後の話が無かったようにされてたりして粗が少しありますが、こういう静かな感動を味わえる温かい気持ちさせてくれる作品ってとても好きです。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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フォーカス

2015年09月06日 14時40分31秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年5月1日
監督:グレン・フィカーラ / ジョン・レクア
出演:ウィル・スミス,マーゴット・ロビー,ロドリゴ・サントロ,ジェラルド・マクレーニー
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30人の熟練詐欺師集団をまとめるニッキーは、半人前な女詐欺師ジェスに可能性を見いだし、一流の犯罪者にすべくノウハウを伝授する。やがて二人は恋に落ちるが、恋愛は自分の仕事の邪魔になると判断しジェスのもとを去る。数年後、ニッキーが一世一代の詐欺を仕掛けるブエノスアイレスのモーターレース会場で、一段と美貌に磨きをかけたジェスと再会し…。
ウィル・スミスふんするすご腕詐欺師と彼から詐欺師の全てを学んだ美人詐欺師が、世界の大富豪を巻き込み壮絶なだまし合いを繰り広げるクライムサスペンス。男を手玉に取る女詐欺師に成長した主人公の元恋人を、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのマーゴット・ロビーが演じる。監督・脚本は、『ラブ・アゲイン』などのグレン・フィカーラとジョン・レクア。スリのプロとして有名なアポロ・ロビンスが演出した、詐欺師たちの巧妙な手さばきも見どころ。

凄腕の詐欺師と、その彼から詐欺の知識を学んだ女性が、世界の大富豪相手に騙し合いを繰り広げるクライムサスペンス。最近のウィル・スミスが演じた役とは一味違うクールなウィル・スミスが見られます。ターゲットの視線を逸らしながら、言葉で惑わせながら、素早く盗む手口は見事!!詐欺の手口に関してはホントに凄かったです。しかし映画としては特に印象的なシーンが何もなく…。内容からして何か大がかりなトリックや陰謀が隠されていたり、どんでん返しを期待していましたが、地道な展開にガッカリでした(笑)詐欺に関してもちょっとご都合主義な点が幾つかありましたし。主人公2人のラブストーリーなんていらないから、「オーシャンズ11」のようなもっと見ごたえある展開が欲しかったです。あれ?これで終わり??ってラストは、違う意味で驚きでした。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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