股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

HERO

2015年07月31日 18時41分44秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年7月18日
監督:鈴木雅之
出演:木村拓哉,北川景子,松たか子,佐藤浩市
official site

パーティーコンパニオンの女性が、ネウストリア公国大使館付近の路上で交通事故に遭い死亡する事故が発生。捜査にあたる東京地検城西支部の久利生公平検事と事務官の麻木千佳は、大使館と事故は関係があるのではないかと考える。事故当時の状況を大使館員から聞こうとするが、大使館には日本の司法が及ばない治外法権があることから捜査は一向に進まない。諦めずに大使館に詰め寄る久利生だが、それが日本とネウストリア公国の外交にも影響を与え、外務省からの圧力も受けるようになり…。
木村拓哉主演によるヒットドラマの劇場版第2弾。個性的な検事・久利生公平が、某国大使館の関与が疑われる女性不審死の真相解明に挑んでいく。監督に「HERO」シリーズの演出を担当してきた鈴木雅之、キャストには木村をはじめ、『ルームメイト』などの北川景子、『告白』などの松たか子とシリーズを支えてきた面々が結集。久利生と対峙する外務省官僚役で、佐藤浩市が共演する。胸のすくような久利生の活躍に加え、外交問題も立ちはだかるスケールの大きい物語も見どころ。

木村拓哉主演の人気ドラマの劇場版第二弾。しかしながら前作と比べるとスケール感が格段に下がってしまった感じが否めない。城西支部のメンバーのやり取りは相変わらずの安定感があって面白いのだけど、内容的には映画ではなく2時間のスペシャルドラマで十分でした。被害者の女性がどういう経緯で殺されたのかも分からないし、ヤクザの存在も謎のままだし、ネウストリア公国の人間たちの事もよく分からないまま「はい犯人はコイツでした」とあっさりした終わり方。ネウストリア人の名前と顔が一致しなくて混乱しました。雨宮との関係も…特に進展はない(笑)松たか子を出演させておいて何もないんじゃ、裏切られた感が増してしまう。無理矢理、雨宮を登場させる必要はなかったと思う。北川景子と松たか子、どちらか一方だけを出演させておけばヒロイン1人で話が絞まったかなと思います。ストーリーは被害者の無念を晴らすというよりも、大使館に潜入することが目的になってしまっていました。この内容でホントに国境を越えたと言っていいのかな?(笑)やっぱり今のフジテレビには面白いモノを作る力がないのかな…

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ドラフト・デイ

2015年07月21日 00時17分51秒 | 映画評論タ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年1月30日
監督:アイヴァン・ライトマン
出演:ケヴィン・コスナー,ジェニファー・ガーナー,デニス・リアリー,フランク・ランジェラ
official site

アメリカンフットボールのプロチーム、クリーブランド・ブラウンズ。そのゼネラルマネージャーを務めるサニーは、成績の不振が続いているチームの状況に焦りを感じていた。地元ファンから寄せられる熱い期待とオーナーからのプレッシャーに応えるべく、12時間後に迫ったドラフト会議で是が非でも大物ルーキーを獲得せねばと決意する。そんな中、ライバルチームのGMの口車に乗せられて、自身とチームの存亡を揺るがしかねない危険なトレードに応じてしまうが…。
アメリカンフットボールのプロリーグ、NFLのドラフト会議を題材にしたドラマ。大物ルーキーを獲得して弱小チーム再生を狙うアメフトチームのゼネラルマネージャーが、ドラフト会議で一世一代の勝負を仕掛ける。監督は、『抱きたいカンケイ』などのアイヴァン・ライトマン。チーム存亡の命運を背負う主人公に名優ケヴィン・コスナーがふんし、その脇を『デアデビル』などのジェニファー・ガーナーなどの実力派が固める。次々と紹介されるアメフト界の裏側に引き込まれる。

NFLの知識は全くありませんがドラフト会議がメインなのでスポーツ映画という感覚はありませんでした。ドラフト会議は野球の印象が強かったですがアメフト選手の一世一代の駆け引きはなかなかの見応えがありました。指名権やらトレードやら、今まで知らなかったルールもあり。それは頭脳戦のような一種のスポーツに見えました。サニーの天才的な戦略は素晴らしい!誰もが納得するような方法で困難を次々と乗り越えていく手法は凄いです。しかしながら恋人やらの無駄なシーンもあった…。最後まで観ていくと「あれ?何がどうなったんだっけ?」と混乱してしまった(笑)でもドラフト会議の裏側を見れただけでも良かったかな。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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マエストロ!

2015年07月18日 22時55分42秒 | 映画評論マ行
製作年:2015年
製作国:日本
日本公開:2015年1月31日
監督:小林聖太郎
出演:松坂桃李,miwa,古舘寛治,大石吾朗,濱田マリ,河井青葉,池田鉄洋,松重豊,西田敏行
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若手コンサートマスターの香坂は、不況の影響によって解散したオーケストラの再結成に携ることに。しかし、練習場に現れたのは再就職先が決まらない演奏家たちで、久々の音合わせもうまくいかず前途多難な雰囲気が漂う。そこへ怪しげな男、天道が登場。天道による常軌を逸した指揮にもかかわらず、楽団員たちは自信を取り戻していき…。
漫画家さそうあきらが手掛けたコミックを基に、不況のあおりで解散したオーケストラの再起を若手コンサートマスターと謎の指揮者を中心につづる感動のドラマ。コンサートマスターに松坂桃李、指揮者に西田敏行がふんし、寄せ集めの演奏者たちが破天荒な指揮者を前に一転、復活のコンサートを目指し奮闘するさまを笑いと涙を交えて描き出す。メガホンを取るのは、『毎日かあさん』などの小林聖太郎。随所に登場するクラシック音楽のトリビアや、松坂と西田がそれぞれ挑む楽器演奏と指揮にも期待。

謎の指揮者を中心に解散したオーケストラが再起をかける物語。素敵な音楽を聴けたり感動的なストーリーなのかと思いましたが、どうもミスキャストが目立つ作品でした。西田敏行が指揮者ってしっくりこないし、miwaの演技力の無さも気になる…。主人公や指揮者が過去にトラウマを抱えていたり、よくある展開に新鮮味が全くない。どうせ最後は上手い事行くんだろうなと思ってたらホントにそうなった(笑)あんな指揮者が舞台に立てるとは到底思えない。オーケストラの臨場感であったり緊張感っていうものを、もっと見せて欲しかったな。なんだか最後の最後まで初心者集団の演奏を見せられた気分。先日観た「セッション」の方が数十倍楽しめます!

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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プリデスティネーション

2015年07月16日 17時58分45秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:オーストラリア
日本公開:2015年2月28日
監督:ピーター・スピエリッグ,マイケル・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク,セーラ・スヌーク,ノア・テイラー,クリストファー・カービイ
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1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れた青年ジョンは、バーテンダーに自身が歩んだ人生を語る。それは女性として生まれて孤児院で育ち、付き合っていた流れ者との子を宿すも彼に去られ、さらに赤ん坊を何者かに誘拐されたという壮絶なものだった。それを機に男性として生きることを選んだジョンに、バーテンダーは未来からやって来た時空警察のエージェントだと明かす。驚く彼を自分の後継者に選んだバーテンダーは、装備を託すとともに宿敵である爆弾魔との対決に臨んでいく。
ロバート・A・ハインラインによる「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンス。時空を往来する犯罪者を取り締まるエージェントと出会い、その仲間になった青年が繰り広げる戦いと彼が抱える宿命を活写する。メガホンを取るのは、『アンデッド』『デイブレイカー』の双子監督マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。主演は『ビフォア』シリーズなどのイーサン・ホーク。さまざまな時代を股に掛ける壮大な物語や息詰まるタッチに加え、スタイリッシュな映像にも引き込まれる。

全体の半分はバーでのジョンとバーテンダーの2人だけの会話だけで物語が進んでいきます。「なんだこれ…」と思いながらも観ていくと、後半に繋がるような大事な伏線だったのです。登場人物全てが自分だったという結末は、今までに観たことありません!!最後の任務は切ない…。タイムパラドックス映画としては画期的な映画だと思います。SF映画と言うよりは1人の人間ドラマを描いている。時代がぐるぐる移動して回っていくので途中で「ん?これいつの話?」と混乱することもありましたが、結末を知ると、物語は無限にループしているのだと気づかされます。一体いつからこの物語は始まったのか…「卵が先か、鶏が先か」。謎はあるけどそれ以上に爽快です。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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アナベル 死霊館の人形

2015年07月15日 17時34分09秒 | 映画評論ア行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月28日
監督:ジョン・R・レオネッティ
出演:アナベル・ウォーリス,ウォード・フォートン,アルフレ・ウッダード,ケリー・オマリー
official site

出産が近いミアは、真っ白なウエディングドレスを着た美しいビンテージ人形を夫ジョンからプレゼントされる。ある夜、二人はカルト集団の男女の襲撃を受け辛くも命は取り留めるが、人形に恐ろしい呪いがかけられてしまう。 やがて、待望の子供が生まれ二人は新生活をスタートさせるが、人形をめぐり次々と不可解な現象が起こり…。
実在の心霊研究家夫妻が体験した不吉な出来事を描いた大ヒットホラー『死霊館』のスピンオフ。同作に登場した人形アナベルを手に入れた夫婦が遭遇する壮絶な恐怖と、呪いのアナベル人形誕生の秘密を描く。『死霊館』で監督を務めたジェームズ・ワンが製作に回り、同作で撮影を担当したジョン・R・レオネッティがメガホンを取る。テレビドラマ「THE TUDORS ~背徳の王冠~」シリーズなどのアナベル・ウォーリス、『パッション・フィッシュ』などのアルフレ・ウッダードらが出演。

『死霊館』のスピンオフ作品だったのか…。どうりで見覚えがあるような人形だった。ホラー映画でありそうな演出が多く、新鮮味はないものの悪くはなかったと思います。悪魔祓いという日本人にはピンとこない事ですが、それほど難しくありません。ただ、もう少し怖い演出を作り出してくれれば良かったなと思いました。音響だけで驚かそうという演出はもう古い。せっかくアナベルという人形がいるのにそれを活かしきれていない…。てか、あんな不気味な顔した人形を欲しがる人の神経が分からない(笑)やっぱりジェームズ・ワンが監督した方が良かったんじゃないかな?

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました

2015年07月14日 14時06分57秒 | 映画評論サ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月28日
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ジョン・ファヴロー,ダスティン・ホフマン,ロバート・ダウニー・Jr,スカーレット・ヨハンソン
official site

一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
『アイアンマン』シリーズなどの監督で俳優のジョン・ファヴローがメガホンを取り、究極のサンドイッチを売る旅をする元一流レストランのシェフを演じるドラマ。店を辞め、偶然キューバサンドイッチと出会ったシェフが、フードトラックでサンドイッチを売りながら人生を取り戻していくプロセスを映す。共演には、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンといった豪華キャストが集結。人生と料理をテーマにした温かいストーリーに、爽快な感動を味わえる。

10才の息子と一緒にフードトラックでキューバサンドを売りながら、ロサンゼルスまで旅をする男の物語。美味しそうな料理がたくさん出てきて、あぁ食べたい…と素直に思いました。家族の大切さ、親子の絆と、仲間との友情も描かれていたのですが、どうも良い人ばかりしか登場せず内容的には普通でした。主人公がもっと苦労して旅をしていけば面白いのに、特に何もなくトントン拍子に話が進んでいくので感動も薄い。豪華な俳優陣が出ているのに勿体ない。とにかく美味しそうな料理を見るための映画かな。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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デビルズ・ノット

2015年07月13日 18時02分29秒 | 映画評論タ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2014年11月14日
監督:アトム・エゴヤン
出演:コリン・ファース,リース・ウィザースプーン,デイン・デハーン,ミレイユ・イーノス
official site

1993年、アメリカのアーカンソー州ウエスト・メンフィスで児童たちが無残にも殺害される事件が発生。彼らと顔見知りだったアイスクリーム売りの青年や現場近くにいた血まみれの黒人男性など、不審な人物がいたにもかかわらず、警察は16歳から18歳の若者3人を容疑者として逮捕する。私立探偵ロンは、事件捜査の経過に疑問を覚えて独自に調査を開始。一方、被害者の母親パムは、裁判で次々と浮き上がる捜査の矛盾などに戸惑いを覚える。
むごたらしい児童殺人と冤罪としか思えぬ容疑者逮捕で話題となった、ウエスト・メンフィス3事件を映画化したサスペンス。犯人と断定された若者たち、その逮捕に疑問を抱く探偵など、さまざまな者たちの姿を通して事件の全貌に迫っていく。メガホンを取るのは、『スウィート ヒアアフター』のアトム・エゴヤン。『英国王のスピーチ』などのコリン・ファース、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などのリース・ウィザースプーンやデイン・デハーンらが顔をそろえる。彼らの妙演はもちろん、複雑怪奇でおぞましい事件の内容にも息をのんでしまう。

実際に起きた事件を映画化した作品。果たしてこんな事が許されるのか…明らかに怪しい人物が浮上しているにもかかわらず、冤罪で捕まった若者たち。警察の初動捜査の甘さも目立ち、その後も証拠と言われるモノが次々と出てくる。判事だけでなく州をあげてこの若者たちに罪を被せようと展開に驚きと怒りがこみ上げてきました。子供までもが平気で嘘を付くこの町は一体どんなところなんだろう(笑)恐ろしい殺人事件の結末にドキドキしていましたが、どうもスッキリしない…。未解決事件だからというわけではなく、登場人物たちの多さと、いきなり登場してくる人物たちを整理するのに非常に時間がかかる。あれも怪しい、これも怪しいで、結局謎を広げ過ぎて何もかもが整理できない。レストランに入ってきた血まみれの黒人が明らかに事件を知っていそう…。しかし他の人物が何か知っていそうな気がする。地味で暗い作品でしたが母親役を演じたリース・ウィザースプーンの演技はとても上手かった。事件が解決してから映画化した方が良かったと思います…。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ターミネーター:新起動/ジェニシス

2015年07月12日 01時06分02秒 | 映画評論タ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年7月10日
監督:アラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー,エミリア・クラーク,ジェイソン・クラーク
official site

2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。1997年、機械軍による核ミサイルで30億人もの命が奪われた“審判の日”以来の悲願がかなうときが目前に迫る。一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであり、驚異的な力を持つ予言者ことジョン・コナーを生んだ母サラ・コナーを亡き者にすべく、1984年にターミネーターを送り込み…。
大ヒットシリーズ『ターミネーター』に、『ターミネーター3』以来となるアーノルド・シュワルツェネッガーが戻ってきたSFアクション大作。将来人類反乱軍を率いることになる男の母親を闇に葬るため、未来から送り込まれた殺りくマシンことターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描く。監督は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などのアラン・テイラー。およそ12年ぶりに本シリーズに復帰したシュワルツェネッガーの熱演はもとより、新たな展開に息をのむ。

未来から送り込まれた殺戮マシンと人類との攻防戦を描いた人気シリーズの最新作。個人的には好きなシリーズではありますが、本作は…ネタ切れ感がハンパないです。アクションシーンや、T-1000型の液体金属製のボディなどシリーズ“1”“2”を観てきた人にとっては懐かしさがありますが、逆を言えば新鮮味がありません。T1、T2のコピペでしかなく技術の進歩が全く感じられませんでした。シュワちゃんもそろそろ限界かな。ジョンコナーが悪役になってしまうのはちょっとガッカリ…。タイムトラベルを何度も行うので時系列が途中で分からなくなった(笑)シュワちゃんを過去に送ったのは誰なんだ?色々と詰め込み過ぎていて、まとまりが全然ありませんでしたし、緊張感もない。ジョンもカイルももう少しスリムでイケメンな俳優が他にいたでしょう!
ターミネーターはT1、T2だけで完結すれば良かったのかもしれない…。新3部作だそうですが大コケしそうな予感…

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

2015年07月11日 13時32分58秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月13日
監督:サム・テイラー=ジョンソン
出演:ジェイミー・ドーナン,ダコタ・ジョンソン,ジェニファー・イーリー,ルーク・グライムス
official site

平凡な女子大生アナは学生新聞の取材のため、巨大企業の若手CEOのグレイを訪ねる。誰もが心惹(ひ)かれてしまいそうな容姿でばく大な富を持つグレイは、「君のことを知りたい」と引っ込み思案で恋愛未経験のアナに興味を示す。次第に二人が親密になっていったある日、グレイの自宅に呼び出されたアナは衝撃的な契約を持ち掛けられ…。
主婦が趣味で執筆しインターネットにアップした小説が評判を呼び、全世界でベストセラーとなった官能小説を映画化。巨大企業の若き起業家である男前のCEOと、恋愛未経験の女子大生の倒錯した恋愛模様が展開する。メガホンを取るのは、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の女性監督サム・テイラー=ジョンソン。CEOにファッションモデル出身で『マリー・アントワネット』などのジェイミー・ドーナン、ヒロインには『ニード・フォー・スピード』などのダコタ・ジョンソンがふんする。

全世界で大ベストセラーになった官能小説を映画化。公開時、その過激な内容から話題となりました。がっ…実際に観てみると、それほど過激と思うほどではなかったです。劇場版では真っ黒なかたまりでボカシを入れてたそうですが、一体どこを隠していたのかと疑問に思うほど特に隠すような部分も無く。今まで映しちゃいけないモノを映しちゃった映画は他にもたくさんあった。大富豪のイケメンと、恋愛未経験の女子大生の禁断の恋を描いた本作。宣伝してたほどSMプレイも過激なほどではなく…最初は“おっ!?”と思いましたが、似たようなシーンが続くので飽きてしまった。色んな意味でガッカリでした。これなら「ニンフォマニアック」の方がよっぽど“性”に対しての過激さは上だった。もっともっと過激で刺激的な映画になることを期待して、3部作なのでこれからどうなるかが楽しみですね。契約するまで何もしないって言っておいて、契約まで待てないからエレベーターの中でキスしたり。契約書の意味あるの??サスペンス要素をもっと入れたら面白くなるかも!?このイケメン社長はSMの事ばかり考えてて仕事してるのかな…。

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フェイス・オブ・ラブ

2015年07月10日 02時16分36秒 | 映画評論ハ行
製作年:2013年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年2月7日
監督:アリー・ポーシン
出演:アネット・ベニング,エド・ハリス,ロビン・ウィリアムズ,ジェス・ワイクスラー
official site

5年前、突然の事故で30年も一緒に過ごしてきた建築家の夫ギャレットをなくしたニッキー。同じく伴侶をなくした向かいの住人ロジャーと悲しみを分かち合うなどしてようやく立ち直りかけた彼女は、夫と通った美術館を訪れる。楽しかった日々を振り返りながら館内を巡るニッキーは、ギャレットと生き写しである画家トムと遭遇する。驚きながらも新しい恋の予感に胸を躍らせ、トムと少しずつ心の距離を近づけていくが…。
新鋭アリー・ポーシンが、自分の母親の体験を基に作り上げた不思議なラブストーリー。30年一緒にいた夫をなくした女性が、彼とうり二つの男性と出会って恋に落ちていく姿を追い掛ける。『キッズ・オールライト』などのアネット・ベニング、『ポロック 2人だけのアトリエ』などのエド・ハリスが、奇跡的な恋を織り成す男女を熱演。その脇を名優ロビン・ウィリアムズら、実力派が固めている。ロマンチックな展開に加え、ロビンの姿も胸に迫る。

もしも亡くなった夫とそっくりな男性が目の前に現れたら…。大人の女性向けのラブストーリーでした。最愛の夫を失ったニッキーの目の前に現れた夫と瓜二つの画家のトム。悲しみを乗り越えられないまま、愛を求めるニッキーの少女のような淡い恋がなんとも言えない切なさを漂わせています。ニッキーがギャレットそっくりのトムに惹かれてしまうのは仕方ないのかもしれないが、それ以上に娘の反抗的な態度もよく分かる。やっぱり一番正しいのは娘の気持ちなのかもしれない。アネット・ベニングの演技の上手さが際立っています。亡くなったロビン・ウィリアムズを見るだけでしんみりしてしまう…。エド・ハリスも渋くて存在感ある!最近、若者向けの恋愛映画ばかり観ていたので、こういう大人向けの上質な作品もたまには良いものです。ラストは哀愁と愛が詰まった終わり方。ニッキーとトムの出した答えに注目です。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

2015年07月08日 11時48分07秒 | 映画評論ア行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年7月4日
監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr,ジェレミー・レナー,マーク・ラファロ,クリス・ヘムズワース
official site

人類の危機的状況を何度も打破してきたアイアンマンことトニー・スタークは、平和維持システムとしての人工知能“ウルトロン”を誕生させる。人類を脅威から守るために完成させたウルトロンであったが、平和を脅かす唯一の存在は人類だと結論付け、抹消しようとする。
ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンをはじめキャプテン・アメリカやハルクなど、マーベルコミックスのヒーローが一堂に会するアクション巨編の第2弾。アイアンマンことトニー・スタークが完成させた人工知能“ウルトロン”の暴走に端を発する、ヒーローたちによる愛する者たちを救うための戦いをダイナミックに描く。監督は、前作でもメガホンを取ったジョス・ウェドン。共演にはスカーレット・ヨハンソンら続投組のほか、ジェームズ・スペイダーらが新キャストとして参加。ヒーローたちのバトルやドラマに引き込まれる。

アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカなどなど前作で登場したアメコミヒーローたちが、今回も集結して悪に立ち向かうアクション映画。前作以上に今回はアクションシーンが盛りだくさん!もう誰が何をやってるのか分かりませんが、とにかくスピード感があって観ていて楽しめます♪今回は人工知能を持ったウルトロンが暴走して人類を滅亡に追い込もうとするのをアベンジャーズたちが阻止するお話なのですが、どう見てもアベンジャーズが強すぎて負ける気がしない…(笑)超人的な高速移動が出来て、マインドコントロールの能力を持つの姉弟も仲間になり、挙句の果てには良いウルトロンまで登場するのだから、これじゃあ負けるはずがありません。敵のボスが最後は可哀そうに見えてしまった。マインドコントロール出来る少女は相手が抱えた過去の幻覚を見させる能力を持っているようだが、それを見せる意味が分からなかった。後半でテレキネシスを使って敵を一撃で倒していくのだが、「だったら最初からそのパワーを使えよ!」とツッコミたくなりました。そして今回も前作と同様に相当数の市民が犠牲になっている模様…。これで人類を救ったと言えるのだろうか?2時間半飽きることはありませんが、とにかくCGの凄さだけを体感できる映画でした。続編もありそうなので、ここからの巻き返しに期待します。もう少しアベンジャーズの数を減らして平等にしませんか?笑

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ジェサベル

2015年07月07日 01時10分49秒 | 映画評論サ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本公開:2015年3月14日
監督:ケヴィン・グルタート
出演:セーラ・スヌーク,マーク・ウェバー,デヴィッド・アンドリュース,ラリサ・オレイニク
official site

事故によって、愛する夫と身ごもっていた子供が亡くなってしまったジェサベル。絶望に打ちひしがれる中、彼女は父が暮らしている家へと戻る。亡き母が自分のためにと残していたビデオテープを見つけ、それを再生しては母娘の懐かしくて楽しい思い出に浸っていたジェサベル。しかし、ビデオ内で母が予言していた不吉な出来事が実際に起こるようになる。次第に恐怖に駆られていく彼女だったが、その原因として過去のある事件が浮かび上がってきて…。
『ソウ』シリーズなどのケヴィン・グルタート、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどの製作に携ってきたジェイソン・ブラムがタッグを組んで放つホラー。この世を去った母が残した不吉な予言が次々と実現するという、奇怪な現象に見舞われる女性の姿を追い掛けていく。『プリデスティネーション』などのセーラ・スヌーク、『13の選択』などのマーク・ウェバーらが出演。人気ホラーシリーズを支えてきた製作陣によって生み出される、渾身の恐怖描写に背筋が凍る。

死んだ母親が残した予言の通り、怪奇現象に襲われる女性を描いた本作。人気シリーズを制作してきたスタッフなので、世界観の雰囲気は恐ろしくて好きです。車いす生活の主人公なので、逃げられない恐怖というが上手く出ていたと思います。終わり方は好きなのですが、そこまでの過程が雑というか分かりにくい。悪いのは父親や母親なわけで、養子で連れてこられたジェサベル本人は何も悪いことはしていないのです。まぁ最近のホラーって普通に生活しているだけで呪われちゃうものですから仕方ないのかもしれないが、これは理不尽過ぎる。もう少し主役の女性はスリムな人が良かったなー

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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ヒックとドラゴン2

2015年07月06日 22時48分37秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:アメリカ
日本未公開
監督:ディーン・デュボア
声の出演:ジェイ・バルチェル,ジェラルド・バトラー,アメリカ・フェレーラ,ケイト・ブランシェット

ここは人間とドラゴンが共存する平和なバーク島。ドラゴンレースがにぎやかに開催されているが、レースに参加しないヒックはドラゴンのトゥースに乗って空中散歩を楽しみながらまだ地図に載っていない場所を探検に行く。遠くに見慣れない島を見つけ近づいてみると、そこには見たこともないような超巨大ドラゴンを操るドラゴをリーダーとする悪の一味がいてバーク島を狙っていたのだった。島の仲間とドラゴンたちを守るためヒックは父親のストイックに平和的な解決ができないかと相談するのだが…。
イギリスの児童文学作家クレシッダ・コーウェルの同名小説を、ドリームワークス・アニメーションが映画化した人気アニメ映画の続編。前作で共同監督をつとめたディーン・デュボアが監督・脚本を担当。英語版の声優陣にはジェラルド・バトラー、ジョナ・ヒルら前作のキャストに加え、ケイト・ブランシェットも参加している。第42回アニー賞で長編アニメーション部門作品賞をはじめ6部門を受賞した。

ドラゴンと少年の友情を描いた人気作品の続編。1作目は素晴らしい出来で感動しました。まさかの劇場未公開ですか…(泣)1作目の鑑賞から約5年が経って続編の鑑賞です。前作は友情をメインに置いたストーリーでしたが、本作では友情+家族の絆を描いており、親友のために命を懸けて守り抜く大切さと、大切な人を失いながらも大きな敵に立ち向かう勇気に感動しました。ヒックの勇敢な姿と、トゥースの愛くるしい顔が懐かしい!!ドラゴンが空を飛ぶシーンはやっぱり爽快♪しかしながら1作目と比べると面白さで言えば劣ってしまった感じがします。悪のデカいドラゴンだって最後は何とかして救って欲しかったなぁー。でも、やっぱりこのシリーズは深い!3作目も製作決定しているそうなので、次は劇場公開をお願いします。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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海月姫

2015年07月05日 17時50分00秒 | 映画評論カ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年12月27日
監督:川村泰祐
出演:能年玲奈,菅田将暉,池脇千鶴,太田莉菜,馬場園梓,篠原ともえ,片瀬那奈,長谷川博己
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人生において男は不要だと考えるオタ女子集団「尼~ず」の面々が集まる、男子は立ち入り禁止のアパート天水館。そこに暮らすクラゲオタクの月海は、熱帯魚ショップでひと悶着あったところをファッショナブルな女性に助けてもらう。次の日の朝、ひょんなことから彼女が女装をしていた蔵之介という男性だとわかって驚がくする。それを機に、蔵之介は男性であることを秘密にし天水館に出入りする。月海たちと蔵之介が交流を深める中、天水館の取り壊しが決まってしまう。
ベストセラーを記録し、アニメ化もされた東村アキコのコミックを実写化した異色ドラマ。オタ女子ばかりが住人の男子禁制アパートに暮らすクラゲオタクの女性が、女装男子と育む不思議な友情を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『映画 ひみつのアッコちゃん』などの川村泰祐。テレビドラマ「あまちゃん」がブレイクした能年玲奈と『男子高校生の日常』などの菅田将暉が、主人公の男女を熱演する。オタクネタを随所にちりばめた物語もさることながら、ヒロインのオタ仲間にふんした池脇千鶴、太田莉菜、篠原ともえらの怪演も見もの。

オタ女子ばかりが住む男子禁制アパートに暮らすクラゲオタクの女子が、女装男子と育む不思議な友情を描いた本作。能年玲奈の可愛さと、菅田将暉の女装の綺麗さが印象的でした。個人的には片瀬那奈のキャラがツボです。内気なアパートの住人たちが、1つの目標に向かって一致団結して取り組む姿はとても良かったし、小ネタがたくさん詰まっていて笑えました。最後のファッションショーは…あのデザインはダサい!(笑)あのクラゲのデザインで素敵と言う人は少ない気がしますが。天水館の見た目からして、あのステージの規模は違和感あり過ぎでした。まぁ、たまにはこういう軽いタッチのコメディ映画も悪くない。展開としては普通ですがね。もう少し笑わせてくれれば良かったし、もう少しコンパクトに仕上げてくれれば良かった。尼ーずの他の人たちの事ももっと描いて欲しかったな。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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激戦 ハート・オブ・ファイト

2015年07月03日 02時44分43秒 | 映画評論カ行
製作年:2013年
製作国:香港
日本公開:2015年1月24日
監督:ダンテ・ラム
出演:ニック・チョン,エディ・ポン,メイ・ティン,クリスタル・リー
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2度香港ボクシング王者として君臨したものの、八百長に関わって全てをなくしたファイ。借金取りから逃れるためマカオに来た彼は、友人のジムで雑用係として働くことに。ある日、チーという青年が賞金欲しさに総合格闘技大会での優勝を目指してジムへやって来る。チーは富豪の息子であったが父の会社が倒産、酒に溺れる彼を抱えながら日雇い労働者として生計を立てていた。ファイがボクシングの王者だったことを知ったチーは彼にコーチを頼み、大会へと臨むが…。
総合格闘技の世界に生きる男たちの姿を活写した、アクションドラマ。八百長でボクシング王者から転落した男と一文無しとなった男が、コーチと選手のコンビとなって総合格闘技で人生の再起を懸けていく。メガホンを取るのは、『密告・者』などのダンテ・ラム。『レクイエム 最後の銃弾』などのニック・チョン、『最後の晩餐』などのエディ・ポンが、ハードな肉体改造を経て主要人物たちを熱演する。本物の格闘家も参加した壮絶な試合シーンはもちろん、希望をテーマにした熱い物語にも胸を打たれる。

一度はボクシング王者から転落した男が、青年と共に再び頂点を目指して奮闘する物語。リアルな格闘シーンは映画であることを忘れてしまうほど。誰もがもう一度夢を、そして目標を持って命を懸けて挑戦するチーやファイの姿はとても勇ましかったです。2人とも筋肉が凄いのです!!トレーニングの模様や、試合に挑む理由もきちんと描かれていて、丁寧で観やすいスポーツ映画です。母娘のドラマも上手く盛り込まれていて素敵でした♪アクションとドラマのバランスが絶妙。絶対諦めない気持ち…人は何度でも立ち上がれるんだ!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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