股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ブラック・ブレッド

2012年12月30日 14時44分23秒 | 映画評論ハ行
製作年:2010年
製作国:スペイン フランス
2012年6月23日公開
監督:アウグスティ・ビリャロンガ
出演:フランセス・クルメ,マリナ・コマス,ノラ・ナバス
official site

1940年代のカタルーニャ。11歳の少年アンドレウは、森の奥深くで息絶える幼なじみとその父を目の当たりにする。そのとき、幼なじみが森の洞窟に潜むとされる羽を持った怪物ピトルリウアの名を口にしたのを耳にする。やがて、警察は事件を殺人と断定し、アンドレウの父ファリオルを第一容疑者として挙げる。ファリオルが姿を消し、母親も働かねばならないことから、アンドレウは祖母の家に引き取られることに。そんなある日、森の中で怪物ピトルリウアのように全裸で走り回る青年と遭遇するが…。
スペイン最高の映画賞であるゴヤ賞で、作品賞ほか計9部門で受賞を果たしたミステリー。内戦が終息した1940年代のスペイン・カタルーニャを舞台に、とある森で起きた殺人に巻き込まれた少年の姿と事件の意外な真相を、幻惑的なタッチで映し出す。メガホンを取るのは、映像派の監督としてだけでなく、俳優、デザイナー、美術監督などさまざまな才能を発揮しているアウグスティ・ビリャロンガ。『パンズ・ラビリンス』のロジェール・カサマジョールや『ハリー、見知らぬ友人』のセルジ・ロペスなど、スペインの実力派が出演している。

スペインの内戦時代。一家の主が犯人にされたら、その家族全員が犯罪者扱いなる…昔は当たり前のように起きていた事だろう。特に何も知らない子供にとっては、これほどまでに辛いことはないだろう。スペインの映画賞を総なめにした作品だそうですが、そこまで絶賛されるほど作品ではない気がしますね。良い話だとは思うけど、中盤から急展開するシーンが少ないので中だるみが…。主人公の男の子だって気持ちが変化してきたかと思ったら映画終わっちゃったし。あの青年も何者だったのさ?色々詰め込み過ぎてて、話が絡み過ぎていたかなと思います。
家族であっても嘘をついていて、その嘘がいつのまにか子供を苦しめていた。これほど辛い経験をしたのだから、この男の子の将来が不安だわぁ。前半はミステリーだけど、観終わると“アンドレウの成長物語”だと気付く。もう少しシンプルに作ってくれれば良かったかも…

この作品の評価・・・・65点
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ディヴァイド

2012年12月28日 16時07分49秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年6月9日公開
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:ローレン・ジャーマン,マイケル・ビーン,マイロ・ヴィンティミリア
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大規模な爆撃によって、ニューヨークが一瞬にして壊滅。サラやミッキーら、9人の男女は地下シェルターへと避難したことで爆撃にさらされずに済む。しかし、徐々に備蓄していた食料と水は足りなくなり、外に出ようにもガレキによって扉が閉ざされてしまうという事態に陥る。やがて、それぞれが抑えていたエゴや本性をあらわにし、秩序が乱れていくように。ついに彼らが限界を感じたとき、突如として扉がこじ開けられ、防護服をまとった謎の武装集団がシェルター内になだれ込んでくる。
『フロンティア』『ヒットマン』で知られるフランス出身の鬼才、グザヴィエ・ジャンによるシチュエーション・スリラー。大爆撃による壊滅を免れようと地下シェルターに逃げ込んだ男女9人のサバイバルと、その果てに待ち受ける異常事態を活写する。『ターミネーター』シリーズのマイケル・ビーン、『グレート・ブルー』のロザンナ・アークエットら、実力派がシェルターで未曾有の恐怖を味わう者たちを力演。極限状況下で悪意と非業が渦を巻くドラマに加え、すさまじい爆炎と熱波に覆われてニューヨークが焦土と化す悪夢的ビジュアルも見ものだ。


シェルターに逃げ込んだ男女9人の極限状態を描いた本作。人間の本性、食料の奪い合い…きっと、実際に自分が他人とシェルター生活を送ったら、こうなりそうな気がするから怖い。極限状態になった時に正気を保つことが出来るのかと考えると…うーん不安だ。そういう疑似体験をさせてくれるには丁度いい作品かもしれない。けれど映画作品としては、なんとも中途半端な出来でした。そもそも何故、世界は滅亡してしまったのか?防護服を着ていた彼らの目的は?何故子供だけを拉致した?大事な説明を全て排除して、ただシェルター内の出来事だけを描いているので、物足りなさがマックスです(笑)どんどん絶望へと突き進んでいくストーリーは最後の最後まで絶望でした。でも空気が入ってきてるってことは、どうにか脱出できたんじゃね??
最後まで謎が多すぎてスッキリしませんでした…。結局は何があっても自分だけを信じろってことか!DVDスルーされてもおかしくない、使い古された作品な気がします。

この作品の評価・・・・56点
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映画 ホタルノヒカリ

2012年12月27日 18時12分54秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年6月9日公開
監督:吉野洋
出演:綾瀬はるか,藤木直人,手越祐也,板谷由夏,安田顕,松雪泰子
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紆余曲折を経て、同居人にして上司である高野部長と結婚した蛍。しかし、すてきな奥様を目指して家事や料理に励むどころか、干物女としてさらなるパワーアップを遂げてしまい、家でゴロゴロしてばかりいた。そんな蛍たちも普通の夫婦のように新婚旅行に行こうと、イタリアへ。旅先でイタリア版干物女とでもいうべき莉央と弟の優と出会って奇妙な親睦を深める中、高野部長が何者かによって誘拐されてしまう。
ひうらさとるのコミックを原作に、2シーズンにわたって放映された人気テレビドラマ初の劇場版。テレビドラマ版でゴールインを果たした、グータラを極めた干物女の蛍と高野部長が、新婚旅行先のイタリアで大騒動を巻き起こす。再結集した綾瀬はるか、藤木直人をはじめとするオリジナルメンバーに加え、イタリア版干物女を演じる『フラガール』の松雪泰子、その弟にふんする『誰かが私にキスをした』の手越祐也演じる新キャラも登場。



ドラマは1話も見た事ないのに、いきなり映画版から鑑賞。うん、登場人物たちの関係がよく分かりませんが、とりあえずはホタルと部長がイチャイチャする話なのかな?この、ゆる~い雰囲気が好きな人もいると思うけど、個人的には好きになれませんでした。緊張感もないし、笑えるシーンもない!部長の誘拐が嘘だったり、白い粉が白玉粉だったり…ギャグが寒すぎる。そもそも干物女って、仕事はバリバリこなすけど、家ではダラダラしている女性の事を言うのでは?この映画だけを見る限り、優しい旦那にただ甘えてるだけの女性にしか見えませんでした。
この内容ならテレビで2時間SPで放送した方が良かったと思う。綾瀬はるかの可愛さとイタリアの美しい風景だけを楽しみました♪

この作品の評価・・・・55点
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レ・ミゼラブル

2012年12月26日 12時18分10秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2012年
製作国:イギリス
2012年12月21日公開
監督:トム・フーパー
出演:ヒュー・ジャックマン,ラッセル・クロウ,アン・ハサウェイ,アマンダ・サイフリッド
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1815年、ジャン・バルジャンは、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌと知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい…。
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。

ミュージカル映画は今までにも幾つか観てきましたが、それと比にならないくらいの迫力でした!物語は貧困や格差によって自由を奪われた市民たちが、その自由を取り返すために立ち上がるというお話です。何と言っても、俳優たちの生の歌声に驚かされました!劇中の台詞ははほぼ100%が歌です。演技をしながらも、音楽に合わせて歌うというのは観ていて相当難しいことだと感じます。演技力と歌唱力のバランスが見事なんですよ。冒頭の船場のシーンからその迫力に驚かされますスクリーンから伝わってくる歌声は、生のミュージカルを観ているよりも鳥肌モノ。ヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウなど、名優ではあるけれどあそこまで歌が上手かったとは思いませんでした。個人的にはアン・ハサウェイの歌声が好き♪どの曲も表現が凄かったけど、特にラストの全員で歌うシーンはホントに素晴らしかった!ミュージカルが苦手な人でもきっと楽しめる作品だろう。これぞ本物のミュージカルかも!でも展開が速い部分もあったし、期待していたよりは…。ジャン・バルジャンとジャベールの対決シーンは普通に台詞で言って欲しかったかも…。確かに全体が壮大に描かれているのだけど、細かい部分に注目する暇がなかったのが残念。

この映画に出てくる人たちは皆、自由や愛や正義を貫くために、毎日を精一杯生きている。希望のために、自由のために立ち上がることは必要なことなんだと改めて思いました。日本じゃ今回の衆議院選挙の投票率が低かったみたいだけど、やっぱり自分の意見を主張することは大切なことである。みんな、選挙に行こう!(笑)

この作品の評価・・・・84点
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ただ君だけ

2012年12月25日 00時14分15秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:韓国
2012年6月30日公開
監督:ソン・イルゴン
出演:ソ・ジソブ,ハン・ヒョジュ
official site

ボクサーの夢に破れて借金の取り立て屋となり、その果てに傷害事件を起こして服役したチョルミン。出所後、飲料水の配達と駐車場の係員として働いていた彼は、夜の駐車場で目の不自由なジョンファと出会う。徐々に惹かれ合う二人だったが、チョルミンが取り立て屋だったときに引き起こした事故がジョンファの視力を奪う原因になたことを知り、さらには1か月以内に完全に失明することが判明。彼女への罪をあがない、手術の費用のため、チョルミンは違法な賭博格闘技試合への出場を決意する。
『マジシャンズ』のソン・イルゴン監督がメガホンを取り、ソ・ジソブが主人公を務めたラブストーリー。ソウルの片隅で孤独に生きてきた男女が、悲壮な運命に翻弄されながらも純粋な愛をはぐくむ姿を、切なくも温かなタッチで映し出していく。ソ・ジソブが暗い過去を持つ元ボクサーを、テレビドラマ「春のワルツ」のハン・ヒョジュが視覚障害というハンデを抱えながらもけなげに振る舞うヒロインを熱演。スローモーションを駆使したボクシング・シーンや、主人公たちが心を寄せ合うさまを淡い色調で表現するなどの凝ったビジュアルにも注目したい。

久しぶりの韓国映画だと思う。過去に傷を負った男と、盲目の女性のラブストーリー。これだけの話なのだけど、途中から涙が止まりませんでした。2人が病室で再会するシーンで涙がぽろぽろ…。シンプルに作られているのだけど、ワザとらしくない自然な演出が素晴らしい!お互いを想いあう切ない感情が見事に表現されている。主演のソ・ジソブとハン・ヒョジュの演技がまた素晴らしいのです♪ソ・ジソブ演じる不器用だけど一途な男チョルミンと、ハン・ヒョジュ演じた盲目でも明るくて真っ直ぐな女性ジョンファ。2人が表現する世界観がなんとも言えない。

たとえ愛する人が見えなくても、運命は繋がっているのかもしれない…。運命とは時に残酷だけど、時に奇跡を起こしてくれるもの。過去の過ちを未来でどう活かすのかは自分次第なのだろう。
ちょっとシンプル過ぎて、ラストにドンデン返しみたいなものを期待してた自分としては、もう一つでしたが、久しぶりに泣いた作品でした♪♪

この作品の評価・・・・80点
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裏切りのサーカス

2012年12月20日 16時27分10秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:イギリス=フランス=ドイツ
2012年4月21日公開
監督:トーマス・アルフレッドソン
出演:ゲイリー・オールドマン,コリン・ファース,トム・ハーディ
official site

東西冷戦下の1980年代、英国諜報部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリーに新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは…。
元MI6諜報員の経歴を持つ作家ジョン・ル・カレによる人気スパイ小説を、『ぼくのエリ 200歳の少女』のトーマス・アルフレッドソン監督が映画化したサスペンス。英国諜報組織の中枢に20年も潜入しているソ連の二重スパイを捜すため、引退生活から呼び戻されたスパイが敵味方の区別もつかない中で真相に迫る姿を描く。主演のゲイリー・オールドマンをはじめ、『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したコリン・ファース、『インセプション』のトム・ハーディら実力派の競演は必見。


これは…なかなか難しい作品です。全ては理解できなかったけど重厚な映画なのは間違いない。タイトル通り、組織の中の裏切り者を探していくという話。伏線の多さに頭が混乱してしまいました。過去と現在の時間軸がバラバラなので、これは疲れる…。全体的には地味な映画であり、裏切り者が判明しても地味。ソ連らしく内容は重くて重い(笑)これは2度3度観ないと理解出来ない作品かもしれない…。でもキャストはすごく豪華なんだよね。演技派俳優たちの駆け引きだけを見てても楽しめるかも♪
劇中に登場人物の名前がどんどん出てくるけど、誰が誰だか…。もう少しバカな僕でも理解できるような、分かり易い作りにして欲しかったです。

この作品の評価・・・・65点
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ホビット 思いがけない冒険

2012年12月19日 14時19分06秒 | 映画評論ハ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ=ニュージーランド
2012年12月14日公開
監督:ピーター・ジャクソン
出演:イアン・マッケラン,マーティン・フリーマン,リチャード・アーミティッジ
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ホビット族のビルボ・バギンズは、魔法使いのガンダルフから思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリンが率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”を目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラムという醜悪な化け物と出会う。
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン監督が、同シリーズの60年前を舞台にした小説「ホビットの冒険」の実写化に挑んだアドベンチャー大作。凶悪なドラゴンに占拠されたドワーフの王国を奪還する旅に出たホビット族の青年ビルボや魔法使いガンダルフの一行が、さまざまな戦いを経て強大な力を秘めた指輪と対峙する姿を壮大なスケールで映し出す。ガンダルフにふんするイアン・マッケランやイライジャ・ウッド、ケイト・ブランシェットら、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のキャストとキャラクターも再登場する。

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン監督が、同シリーズの60年前を舞台にした小説「ホビットの冒険」を実写化させたのがこの作品です。今回の旅の目的は、ドラゴンに奪われたドワーフ王の城の奪回に、ホビットが加わるという物語。
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』からだいぶ年数も経ってるし、初めは観る予定もなかったけど、他に観たい作品もなかったので…結局観ちゃいました。世間の評判は凄く良いみたいですが、個人的には…う~んって感じでした。まず170分は長い!久しぶりにトイレ我慢出来なくなりそうでした(笑)バギンズもなかなか旅に出て行かないし…。アクションは満載なんだけど、やっぱり170分は飽きてしまいました…。この内容であれば、もう少し短く出来たはず。逃げて、敵に出会って、倒して…また逃げて、敵に出会って、の繰り返しで飽きる!ゴラムとのなぞなぞ対決の時間はちょっと長いかな。それと、ドワーフ族が力を合わせて敵に挑んでいくのは良いけど、13人もいたら1人くらいいなくても観客は気付かない気がする(笑)と言っても劇中でちょいちょい人数点呼をしてくれるので安心です。もっと13人それぞれ特徴があればいいのだけど、どうも顔も似てるし誰が誰だが…。
ドワーフ族の13人は強いってわけでもないのに、運が良いのか誰も死にません(笑)言い方悪いけど、あんだけ命懸けの場面がたくさんあるのだから1人ぐらい死んでもいいのでは?いつもギリギリのところで仲間が助けてくるので、ちょっとウンザリしました。

この作品も3部作なので、話の途中で終わってしまいます。『ロード・オブ・ザ・リング』は3部作で見事に完成された作品だったと思いますが、ホビット主役でまた3時間の映画が続くのかと思うと…ちょっと辛い。うん、でも続編も観るだろうな。

この作品の評価・・・・68点
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007 スカイフォール

2012年12月18日 17時03分35秒 | 映画評論サ行
製作年:2012年
製作国:イギリス= アメリカ
2012年12月1日公開
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ,ハビエル・バルデム,ベレニス・マーロウ,ジュディ・デンチ
official site

MI6のエージェントのジェームズ・ボンドは、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のMからは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴと共に、敵を追跡するボンドだったが…。
007のコードネームを持つイギリスの敏腕諜報(ちょうほう)員、ジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイ・アクションのシリーズ第23弾。上司Mとの信頼が揺らぐ事態が発生する中、世界的ネットワークを誇る悪の犯罪組織とボンドが壮絶な戦いを繰り広げる。『007/カジノ・ロワイヤル』からボンドを演じるダニエル・クレイグが続投。監督に『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス、共演には『ノーカントリー』のハビエル・バルデム、『シンドラーのリスト』のレイフ・ファインズら、そうそうたるメンバーが結集。

007シリーズ50周年記念作品。というわけで007シリーズ最新作を観てきました。バイクチェイスやカーチェイスなどアクション満載で、一般人を巻き込みそうで巻き込まないシーンばかりでドキドキしました(笑)今回はボンドと“M”の関係が揺らぎ始めるという展開になっており、どちらかと言えば新規ファンよりも昔からの固定ファンを楽しませるような演出になっていると思います。ちなみに今回はボンドガールのポジションの女性が出てきません。まぁMを守るから、ボンドガールはMなのか?やはり愛する女性を守るジェームズ・ボンドの姿を見たかった自分としては、少々物足りない感じでした。言っちゃえば今回は“M”が主役のようなもの。しかしながらダニエル・クレイグの体を張ったアクションは健在なので嬉しい♪でも、いくら不死身のボンドだからといって、あんなに高い陸橋から落ちたのに平然と生きてるのは「えっ?」と思っちゃいました。

ダニエル・クレイグは相変わらずカッコイイのですが、適役のハビエル・バルデムも明らかに悪そうな風貌がピッタリでした。上海やマカオの幻想的な映像が素敵だったけど、やはり長崎の軍艦島が映った時は興奮しました!最近ずっと軍艦島行きたいって思ってたので、余計に行きたくなった!!(笑)
ドンデン返しの展開はありませんでしたが、007シリーズらしい作品で安定した面白さがあるのは確か。次回作も楽しみにしています♪

この作品の評価・・・・75点
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ソウル・サーファー

2012年12月17日 18時43分34秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年6月9日公開
監督:ショーン・マクナマラ
出演:アナソフィア・ロブ,デニス・クエイド,ヘレン・ハント
official site

プロ・サーファーになるという夢を持ち、周囲からも将来を嘱望される13歳の少女ベサニー。いつもと同じようにハワイの海でサーフィンの練習をしていたところ、サメに襲われ左腕を失う。以前のように波に乗れない己に苛立ちと絶望感を抱き、サーフィンから離れようとするベサニー。しかしサーフィンへの思いを諦めきれず、友人や家族に支えられ、ベサニーは再びサーフボードに乗ることを決意する。厳しい訓練をこなし障壁が待ちうけようとも、彼女は何度も海に立ち向かっていく。
2003年に実際に起きた事件を基に、片腕でサーフィンに取り組む少女の葛藤と成長を描く。実際のサーフシーンをダイナミックに映像に取り込み、サーフィンの楽しさや自然の美しさ、恐ろしさをリアルに映し出している。主人公のベサニーを演じたのは、意志の強そうな表情が印象的なアナソフィア・ロブ。ベサニーの強さを演技で表現すると共に、果敢にサーフィンにも挑戦している。ベサニー本人もアナソフィアのボディダブルとして出演し、見事なライディングを披露。彼女はエンディングにも登場するので、ぜひ最後まで見届けて欲しい。


実在のサーファーであるベサニー・ハミルトンの実話を基にした作品。サメに襲われて片腕を失った少女が、再び自分の夢に向かって挑戦するお話。ベサニーを演じたアナソフィア・ロブの片腕が自然過ぎてて、本当に片腕が無いように見えました。アナソフィア・ロブは良い役者になったなぁと思います。脇を固めるのがデニス・クエイドとヘレン・ハントっていうのも、また贅沢!
サーフィンが生きがいだったべサニーはサメに片腕を食いちぎられて、一度はサーファーの夢を諦める。しかし周囲の支えによって、もう一度頂点を目指すのです。ストレートな感動作だと思います!!素晴らしい家族や友人がいたこともそうだけど、何よりもベサニーの精神的な強さが凄い!なんか小さい事で落ち込んでいる自分が恥かしくなった…(笑)

ベサニー 「いつになったら私はサーフィンが出来るの?」

父 「今は忙しいかい?」


そう、夢に遅いとか手遅れと無いのだ。挑み続ける気持ちさえあれば、人はいつだってもう一度スタートラインに立てる。心にグサっとくるシーンでした。神は時に、人間に試練を与える…。でもその試練の先にきっと希望に満ちた光があるのだとベサニーの姿を見ていて思いました。どんなに高い壁にぶつかっても、そこで諦めるのが一番カッコ悪い。失敗して失敗して失敗して、それでも挑み続ける人って本当に尊敬できる。ベサニーは失ったモノもたくさんあります。でもそれ以上に、愛する人たちの存在、命の大切さ、そして自分が生きている意味を改めて気づかされたのだと思います。最初から実話だと知ってはいたけど、観終わった後に実話だった事にまた驚いてしまいました。久しぶりに心から感動する作品に出会えました♪

この作品の評価・・・・80点
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だれもがクジラを愛してる。

2012年12月16日 11時00分44秒 | 映画評論タ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年7月14日公開
監督:ケン・クワピス
出演:ドリュー・バリモア,ジョン・クラシンスキー,クリステン・ベル
official site

1988年、アダムはアメリカ合衆国最北の街、アラスカ州バローにテレビリポーターとして派遣されていた。ある日、彼は3頭のクジラの親子が氷の下に閉じ込められているのを発見。そのニュースをテレビ局へ送ったところ、アダムの元恋人で、国際環境NGOグリーンピースの活動家レイチェルから電話が入る。
トーマス・ローズの原作を基に、『そんな彼なら捨てちゃえば?』のケン・クワピス監督が映画化した感動の物語。1988年、アラスカのバロー沖で分厚い氷の下で動けなくなっていたコククジラ3頭を、救出しようとする人々の奮闘を描き出す。アラスカ州バローで働くテレビリポーターを『恋するベーカリー』のジョン・クラシンスキーが演じ、その元恋人を『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのドリュー・バリモアが好演する。世界中がかたずをのんで見守った救助劇に引き込まれる。

以前「王様のブランチ」で紹介していたのでチェックしてみました。話は単純で、クジラ3頭を助けようとする話。80年代に起きた実話だそうです。たまに日本でもクジラが海岸に打ち上げられたってニュースありますよね。確かに目の前で苦しんでる姿を見たら、何とかしてあげたくなるかも…。

ただ素直に“命”の大切さを感じられる作品だったと思います。たかがクジラというわけではなく、命を助けようと世界中の人間が集まって知恵を絞りだす過程は、すごく良かったです。クジラを利用して金儲けや売名など、政治だの金だの色々とめんどくさい事はあるけれど、やっぱり助け合って生きる地球は素晴らしいのです。クジラを助ける動機がどうあれ、助けてあげようと思う気持ちがあればいいんじゃないかな。CGではあるけど、氷の下の映像が神秘的で素敵でした♪ただし、やっぱりクジラの話なのだからクジラをメインにして描いて欲しかった。なんだか人間のドロドロした部分ばかりが目立っていた気がします。ちょっと物足りなさを感じました…

この作品の評価・・・・69点
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マダガスカル3

2012年12月15日 17時06分39秒 | 映画評論マ行
製作年:2012年
製作国:アメリカ
2012年8月1日公開
監督:エリック・ダーネル,コンラッド・ヴァーノン
声の出演:ベン・スティラー,クリス・ロック,デイヴィッド・シュワイマー
official site

ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンはアフリカを出発し、故郷ニューヨークに戻ることにする。彼らはモンテカルロのカジノにいるペンギンズを捜しに行き、そこで騒動を起こしたせいでデュボア警部率いる動物管理局に追跡されてしまう。逃げ惑う彼らの前に運良くサーカス団の列車が現われ、乗り込むことに成功するが…。
もともとニューヨークの動物園暮らしだった動物たちが、世界をまたに掛けた冒険の旅に出る姿を描いた人気アニメーションの第3弾。ニューヨークへと戻る決意をするもののいつの間にか指名手配され、サーカスに入団してしまう主人公たちの必死の逃亡劇を活写する。シマウマのマーティ役のクリス・ロックをはじめ、おなじみのメンバーたちがボイスキャストを担当。ヨーロッパを舞台に繰り広げる激しいアクションや友情の物語から目が離せない。


ニューヨークの動物園を脱走したアレックスとその仲間たちが繰り広げる、ドリームワークスのアニメーションのシリーズ3作目。いよいよアレックスたちは故郷のニューヨークへと向けて旅に出るのです。アニメのシリーズモノってあまり続けて観ないのだけど、この「マダガスカル」は見続けている数少ないシリーズモノの1つ。前作シリーズ2作目は76点の高評価でした。で本作。なんかねぇ、笑いのツボが日本人でも合うような気がする。ネットではかなりの高評価になっていますが、実際に観るとやはり最後まで楽しめる作品でした♪子供だけでなく大人でも十分に楽しめますよ♪
なんと言っても今回の注目は女警官ですかね!あの執拗なまでの追跡はハイエナのようで観ていて面白いです。アレックスやマーティ達や、ペンギンズの言動1つ1つが笑ってしまいますカーチェイスやサーカスの場面も楽しい仕上がりになっていましたし、仲間との友情であったり、諦めない気持ちの大切さが伝わってきます。前半は笑えて後半は感動できる、そして最後はしっかりと締めてくれるアニメもなかなか無いでしょう。ラストの幻想的なサーカスシーンは、きっと劇場で3Dで観たら綺麗だったろうなぁと思います。今作でシリーズも終わりだそうですが、個人的にはもっと続けて欲しいです。

この作品の評価・・・・76点
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ハングリー・ラビット

2012年12月12日 12時43分07秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年6月16日公開
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ニコラス・ケイジ,ジャニュアリー・ジョーンズ,ガイ・ピアース
official site

妻ローラが何者かに襲われ負傷し激しく動揺していた高校教師ウィルは、「奥さんを襲った相手を代わりに殺してやる」と持ちかけてきた見知らぬ男サイモンの提案を受け入れてしまう。そして半年後、ウィルはサイモンに代理殺人をやるよう強引に要求される。それを拒否したウィルは、殺人の罪を着せられ追われる身となってしまい…。
妻が犯罪被害に遭い怒りに燃える高校教師が、代理殺人を執行する秘密組織の闇に引きこまれていくサスペンス。殺人の罪を着せられながらも謎の巨大組織に立ち向かう男の戦いを、『バンク・ジョブ』などのロジャー・ドナルドソン監督が緊迫感たっぷりに描く。主演は、『ナショナル・トレジャー』シリーズのニコラス・ケイジ。共演にはテレビドラマ「MAD MEN マッドメン」シリーズのジャニュアリー・ジョーンズ、『メメント』のガイ・ピアースらがそろう。

テレビニュースを見ていると加害者ばかりを守る法律に思えてしまう…。そんな世の中に、本当にあると言われる代理殺人。被害者の代わりに加害者を殺してくれる組織。こんな裁きも必要なのではないかと個人的には思ってしまうのは自分だけだろうか。
加害者を殺してくれる。しかし次の被害者から依頼がきたら、自分が殺してあげるという殺人の連鎖が続きます。こうする事で世の中から悪人を無くしていくという展開はとても面白かったです♪サイモン役のガイ・ピアースは「ロックアウト」とはまた違ったカッコ良さがありました!

合言葉の「ハングリー・ラビットが跳ねた」。一体誰が組織の人間なのか…観ていて非常に緊張しますね。組織の目的が明確になってはいるものの、その内部事情や、素人に犯行をさせるリスクなど、詳しくは描かれていなかったので、ちょっと残念でしたまぁ、こういう組織の甘さが映画を成り立たせると思いますが(笑)
復讐からは何も生まれないのは分かってはいるが、愛する人を殺されて、その犯人が分かっているなら…自分なら制裁を下すかもしれない。あなたならどうしますか?

この作品の評価・・・・70点
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ピラニア リターンズ

2012年12月11日 15時00分25秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年7月14日公開
監督:ジョン・ギャラガー
出演:ダニエル・パナベイカー,マット・ブシェル,デイヴィッド・コークナー
official site

凶暴なピラニアたちがスプリング・ブレイクを血に染めた惨劇から1年、封鎖された湖から新たなすみかを求め移動したピラニアたちは、オープン間近のウォーター・パーク「ビッグ・ウェット」にたどり着く。そこはお気楽な若者たちがはしゃぐべくさまざまな仕掛けが施されたプールだったが、人食い魚が潜んでいるとは知らずにやって来た客たちを悪夢が襲う。
リゾート地の湖で浮かれ騒ぐ能天気な若者たちを、地底湖より出現した人食い魚が恐怖に陥れるパニック・ホラー『ピラニア3D』の続編。前作をしのぐ過激さと、コミカル要素やお色気をふんだんに盛り込み、オープンしたばかりのウォーター・パークを舞台にピラニアの大群が人々に猛威を振るうさまを描く。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのクリストファー・ロイド、『ミッション・インポッシブル』シリーズのヴィング・レイムスが前作に続き出演し、「ナイトライダー」シリーズのデヴィッド・ハッセルホフが本人役で出演している。

今年の一月に観た「ピラニア 3D」。王道のB級作品にもかかわらず、面白さとグロさの見事な調和に、このジャンルでは珍しく73点の高評価となりました。あれから約1年…。今年2本目のピラニア映画を観るとは思わなかった。

前作のようなバカ加減が好きだったけど、今回は、やり過ぎ感がある。オープン仕立ての前作のプールに湖から来たピラニア達がやってきて、またしても人間たちを襲うという展開なのだけど。ちょっと今回はお笑い要素を入れ過ぎているために、緊張感があるのか無いのか分からない。プールで襲われるシーンは今回は意外とあっさりだったような。お決まりの姉ちゃんたちが食いちぎられるシーンもないし、逃げてる途中に変なジョークが入ってるし。チ○コを食いちぎるとか男しては笑えませんって…。前作よりもスケール感が小さいです!まぁ、あまりにもくだらな過ぎるのが、このシリーズの良いところなのかも。
最後はピラニアたちが歩き出しましたが…続編はどうなるんだ!?(笑) あとエンドロールが長い!

この作品の評価・・・・61点
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外事警察 その男に騙されるな

2012年12月08日 23時13分51秒 | 映画評論カ行
製作年:2012年
製作国:日本
2012年6月2日公開
監督:堀切園健太郎
出演:渡部篤郎,キム・ガンウ,真木よう子,尾野真千子,田中泯,余貴美子
official site

東日本大震災の混乱が続く、2011年の日本。原子力関連部品のデータが、某大学の施設から盗み出される事件が発生する。警視庁公安部外事課の住本は、不正輸出にかかわっているとマークしていた奥田交易の社長夫人・果織の経歴や行動パターンを調査。彼女を協力者として取り込む住本だったが、何者かに刺されてしまう。やがて、その襲撃が日本にひそんでいる韓国人工作員から警告であることが判明し…。
対国際テロ捜査に奔走する“日本のCIA”警視庁公安部外事課の活躍を描いた、NHKの人気テレビドラマを映画化したサスペンス。『静かな生活』の渡部篤郎、『クライマーズ・ハイ』の尾野真千子ら、再結集を果たしたテレビドラマ版のメンバーに加え、『食客』のキム・ガンウ、『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』のイム・ヒョンジュンなど、韓国の実力派俳優が共演。韓国に実在する防空壕でロケを敢行し、2日間40時間を費やして撮り上げたという銃撃シーンも見ものだ。

ドラマを観てなかったので、いきなり映画版を観ても大丈夫なのかと思いましたが…う~ん、やっぱりダメだったかも(笑)登場人物たちの相関図がよく分からなかった!話は北朝鮮だのスパイだの核兵器だの、政治的な話なので正直言ってバカな俺には難しかった。でも後半からはスパイ容疑だの陰謀だので楽しくはなってきました。渡部篤郎演じる住本の行動力であったり決断力は凄いなと思いました。あれほどの人こそ総理大臣に相応しいのではないか?最後は俺も住本に騙されてしまいましたがね。
もう少し初心者でも分かり易い脚本であれば良かったけど。自分自身の予習不足もあると思う…。

この作品の評価・・・・66点
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サニー 永遠の仲間たち

2012年12月06日 19時09分49秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:韓国
2012年5月19日公開
監督:カン・ヒョンチョル
出演:ユ・ホジョン,シム・ウンギョン,カン・ソラ
official site

ナミは夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナと思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた。チュナの最後の願いはかつての仲間たちと会うことだった。
デビュー作『過速スキャンダル』が韓国で大ヒットし、一躍有名になったカン・ヒョンチョル監督による感動の人間ドラマ。かつて共に青春時代を謳歌(おうか)した女子高生仲良し7人組“サニー”のメンバーが、25年ぶりの再会を果たす様子を温かく描く。『サイボーグでも大丈夫』のユ・ホジョンらベテラン勢と、本作がデビュー作となるパク・チンジュらが共演。過去と現在を行き来しつつ紡がれる、笑いと涙と青春の甘酸っぱさが詰まった物語に心が躍る。

友人に勧められて鑑賞。登場人物たちと80年代の音楽が上手く融合されていて素敵な作品でした♪「タイム・アフター・タイム」凄く好き!!余命僅かの親友のために、もう一度あの頃の仲間を集めようとするナミの懸命な姿が良い。誰もが体験した学生時代の日々が映画らしくもあり、リアルに描かれていました。ナミたちの少々荒っぽい青春を送っていたみたいですが改めて「友情って何年経っても色褪せないモノなんだ」と感じることが出来ました。同じ時間を共有した仲間だからこそ、喜びも痛みも分かち合えるもの。過去と現在を交互に映す演出が上手い!あと子役の子たちもとても良い演技だったと思います。
ただし、数十年会ってなかった友人にチュナがいきなり財産分与をする展開は「えっ?」と感じました。せっかく、絆や友情に感動していたのになんだかラストは「金がもらえたー!ラッキー♪」という印象しか持てませんでした。幾つか無理やり感やワザとらしい部分もありますが、全体的にはなかなか素敵な作品だったと思います。

僕も24歳…。10代の頃に思い描いて未来とは違うけど、希望を持ってこの先の未来は正しい道だと信じたい。でも出来る事なら10代に戻ってやり直したい!!(笑)

この作品の評価・・・・71点
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