股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

探偵はBARにいる

2011年09月30日 10時11分21秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年9月10日公開
監督:橋本一
出演:大泉洋,松田龍平,小雪,西田敏行,マギー
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札幌・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵は、いつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田と酒を飲み、オセロに興じていた。そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が……。職業柄、危険の匂いには敏感なはずが、簡単な依頼だと思い引き受け、翌日実行。だがその直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。怒りが収まらぬ探偵の元に、再び“コンドウキョウコ”から電話が入る。その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と高田は、知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく。その過程で浮かび上がる沙織という謎の美女と大物実業家・霧島の存在。そして、探偵は4つの殺人事件にぶつかる……。
札幌はススキノ発の映画が誕生した。本作は、日本映画ではなかなかお目にかかれないハードボイルドである。原作は札幌在住の作家・東直己のベストセラー“ススキノ探偵シリーズ”第2作「バーにかかってきた電話」。主演は北海道が生んだスター、大泉洋。軽妙でコミカルな演技が持ち味だが、本作ではハードでシャープなアクションや男気溢れるクールな魅力も見せてくれる。

ミステリーありコメディありアクションありで、大泉洋ってこんなにカッコイイ人だったっけ!?と驚いてしまうほど話が広がり過ぎず丁度いいサイズに最後も収まっていて映画館で観る価値はあると思う。出てくるキャラクターが個性的で現代版のルパン三世のような感じです。無理やり感は若干あり安っぽさもあるものの、探偵映画としては合格だったと思います。全体的にもうに一捻りあればもっと良かったかも…。カルメンマキの曲もピッタリでした♪小雪はやっぱり美人ですね。続編製作が決定しましたが公開されればまた観に行きたいと思います。

この作品の評価・・・・73点
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抱きたいカンケイ

2011年09月29日 00時56分34秒 | 映画評論タ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2011年4月22日公開
監督:アイヴァン・ライトマン
出演:ナタリー・ポートマン,アシュトン・カッチャー,グレタ・ガーウィグ,ミンディ・カリング
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今から15年前のサマー・キャンプの夜。14歳のエマは言い寄って来たアダムをはねつける。エマとアダム、それが初めての出会いだった。それから何度か偶然の再会を重ねるが、決してトモダチ以上にならなかった二人。だがある日突然、その場の勢いで男女の一線を越えてしまう。元カノのヴァネッサが、人気TVスターだった父親と付き合っていると知ってショックを受けていたアダムは、新しい恋の始まりを感じる。だが、エマの口から出たのはセックス・フレンドにならないかという提案だった。
抱きたい時だけのカンケイだった男女の恋の行方を描くラブロマンス。「マイ・ブラザー」のナタリー・ポートマンが製作総指揮と主演を務め、「Gガール 破壊的な彼女」のアイヴァン・ライトマンが監督。他の出演は「キス&キル」のアシュトン・カッチャー、「今宵、フィッツジェラルド劇場で」のケヴィン・クラインなど。

最近ナタリー・ポートマンの出演作品をよく観る。そして最近のアシュトン・カッチャーはよく脱ぐ(笑)
身体だけの関係が、いつしかお互いを意識し始めて…っていう、ラブコメ映画によくある王道の展開。最初から結末が分かっているので、あとは中身が如何に面白いかが勝負なのだが、凄く面白いってほどじゃない。主人公2人が好きになったり嫌いになったりする駆け引きは良かったし意外と真面目な話だ。やっぱりナタリー・ポートマンはラブコメじゃなくてミステリアスな役を演じてほしい!映画館で観るような作品ではなくDVDで暇潰しになる程度の作品です。これを女の子との初デートで観に行ったら「この人、私のカラダ目当て!?」と勘違いされるでしょう。まぁ男からしたら、こういう関係もちょっとは憧れる!?

この作品の評価・・・・63点
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メタルヘッド

2011年09月24日 21時51分07秒 | 映画評論マ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年6月25日公開
監督:スペンサー・サッサー
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット,ナタリー・ポートマン,レイン・ウィルソン
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自動車事故で母を失い、心に大きな傷を負った13歳の少年TJと、妻の死から立ち直れないその父親ポール。そして、人生を見失い、スーパーのレジ係として働く女性ニコール。彼らの前に突然、長髪で半裸の謎の男ヘッシャーが現れる。TJの祖母の家に勝手に住みついたヘッシャーは、大音響でヘヴィメタルを流しながら、下品で乱暴な言動によって様々なトラブルを起こす。だが、過激でパワフルな彼のバイタリティは、暗く沈んでいた者たちを勇気づける。それによって、彼らはもう一度前を向き、新たな人生を歩み始める…。
数々の短編映画などで注目を浴びたスペンサー・サッサーの長編監督デビュー作。出演は「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィットと、プロデューサーも兼任した「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマン。突如現れた型破りな男の言動が、人生に傷ついた人々を再生させてゆく。サンダンス映画祭でも話題を集めた。

一度は壊れてしまった家族の再生を描いた本作。イカれた男ヘッシャーの存在は前半は観ているこっちまでイライラしてしまいました自分勝手なクソ野郎、だけどお婆ちゃんには優しい…。邪魔者扱いだったヘッシャーですが、話が進むにつれてだんだんとヘッシャーの事が好きになってきましたヘッシャーのような破天荒な人間も時には必要なのかもしれない。実はヘッシャーがこの映画の中で一番大人だったり!?結局ヘッシャーの正体はハッキリ分からぬままでしたが、何だか観終わったあとでホッとしてしまいました
人は誰もが孤独に生きていて愛されたいと思いながら日々を送っている。この映画の中に出てくる誰か一人でも欠けていたら、この家族は再生出来ていなかっただろう。上手に生きていこうなんて考えちゃダメなんだ。人間は皆未完成の生き物だしダサくっても人はもう一度やり直せる。失ってから気付かされる事は多々ある。誰かの助けを借りる事は決して恥ずかしいことではない。そうやってまた人は強くなっていくのだから。万人受けするような作品ではありませんが前向きなメッセージが感じ取れる作品でした。
ナタリー・ポートマンの出番は少なめですが、やはりアカデミー女優は存在感ありました♪

この作品の評価・・・・73点
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わさお

2011年09月23日 00時50分57秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年3月5日公開
監督:錦織良成
出演:薬師丸ひろ子,甲本雅裕,鈴木砂羽,佐野史郎,笹野高史
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東京から走る貨物列車の中から、白く長い毛に覆われた大きな秋田犬が遠くの風景を見つめていた。疲れ果てて足取りも重いが、それでも秋田犬は旅を続けた。背後に白神山地の見える青森県鰺ヶ沢。動物好きの菊谷テツ子が店先で6頭の犬にエサをやっている最中に、その秋田犬は現れた。エサを与えようとしても食べず、犬は1人の少年を見つめる。その少年の名はアキラ。交通事故で入院中の母親を姉と2人で面倒見る一方で、動物好きの彼は、テツ子の動物の世話を手伝っていた。
ブログで大人気のブサかわ犬、わさおが映画デビュー。鯵ヶ沢町の人々との交流をわさお本人が好演している。「ギリギリ」の風貌のわさおに、町の人々もびっくり。しかし、エサに靡くこともなく、まるで1人(1匹)で生きることを選んだかのような悠然とした姿に、人々は次第に魅了されていく。驚くのは、演技トレーニングはもちろん、躾さえされていないわさおが、実力派俳優と堂々と渡り合っている事。自然の中で生きる本物の犬を撮った、奇跡の作品。

動物を題材にした今までたくさんあったのですが、今回は何を言いたいのか分からない作品でしたわさおが主人公だけど、人間側の描き方が薄い!薬師丸ひろ子が主役かと思いきや、そうでもなさそう…。そして出てくる人たちが皆良い人過ぎていて物語に深みが感じられませんでした。わさおと人間との交流がイマイチ伝わってこないんです。病気のお母さんに会うために危ない森に入っていくアキラの神経が分からないし、ナイスタイミングで熊に遭遇なんて不自然過ぎるというか映画によくあるベタな展開。動物は大切だっていう映画なのに熊は殺しちゃうって…う~ん犬が熊を倒すなんてことあるのか!?(笑)青森県の鯵か沢町の壮大な自然を感じられるのは良かったですが映画としては失敗かなぁ~。わさおは実在する犬ですが、捨て犬なので実際はこの映画はフィクションなのだ。ブームのわさおの可愛さだけでお決まりのハッピーエンドの展開じゃ2時間はキツい!

この作品の評価・・・・58点
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アウェイク

2011年09月22日 01時33分53秒 | 映画評論ア行
製作年:2007年
製作国:アメリカ
2011年5月21日公開
監督:ジョビー・ハロルド
出演:ヘイデン・クリステンセン,ジェシカ・アルバ,テレンス・ハワード
official site

亡き父から大会社を継いだクレイトンは、秘書サムとの身分違いの恋を母リリスに打ち明けられず、サムからは結婚を懇願されるという板挟みの状態だった。その上、すぐにも移植手術が必要な心臓疾患を抱えていた。友人の心臓専門医ジャックは、クレイトンの珍しい血液型に適合するドナーを探すために奔走している。ジャックを信頼しているクレイトンは、恋の悩みも打ち明けていた。クレイトンはジャックに背中を押され、母の反対を押し切り、サムと二人だけで結婚式を挙げる。奇しくもその夜、ドナーが見つかったとジャックから連絡が入る。
手術の最中に全身麻酔が効かなくなり、手術の痛みをそのまま感じるという“アネセシア・アウェアネス”(=術中覚醒)。本作は、そのアネセシア・アウェアネス状態に陥った男性の苦痛と、その彼に襲いかかる過酷な運命を描く。若き経営者・クレイトンを演じたのは「スター・ウォーズ」シリーズのヘイデン・クリステンセン。手術中に覚醒し、身動きできないままで激痛を感じ、意外な事実を知るという難しい役柄に果敢に挑んでいる。

ヘイデン・クリステンセンが主演だと先日観た駄作「リセット」を思い出す
現実に2100万人の全身麻酔に対し、3万人に術中覚醒が起きているらしい。怖っ!!医療ミステリーかと思いきや、意外な展開や驚愕の事実が判明したりして、なかなかの見ごたえがありました。味方だと思っていた人が敵だったり、敵だと思ってた人が味方だったり。信じていた人の裏切りって怖いですね。奥が深いわけではないけれど、サクっと気軽に楽しめる作品です。裏切りが前半で分かってしまったのが、ちょっと勿体なかったです幽体離脱をして真相が明らかになっていく展開はどうかと思うが、実は劇中にヒントが隠されていたことが分かった時は、良い意味で騙されました。

手術中に覚醒するなんて怖すぎる意識があるのに体にメスを入れられて肋骨が折れるなんて…あーあー自分の身には起きないことを祈ります…

この作品の評価・・・・72点
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高校デビュー

2011年09月21日 20時43分14秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年4月1日公開
監督:英勉
出演:溝端淳平,大野いと,菅田将暉,逢沢りな,古川雄輝
official site

中学時代ソフトボールに明け暮れていた長崎晴菜は、高校に入ったら恋にすべてを捧げると決めていた。しかし高校生になって半年、彼氏ができる気配はまったくなかった。そんな晴菜の前に、小宮山ヨウが現われる。見るからにモテそうなヨウを見た晴菜は、その場から走り去る。努力するも一向にモテない晴菜は、親友の真巳に相談する。真巳は、どうしたら男ウケするか教えてくれるコーチが必要だと告げる。そのとき、ヨウが再び現れる。彼は、晴菜と同じ学校のひと学年上の先輩だった。晴菜はヨウに、モテのコーチになってほしいと懇願する。
累計発行部数580万部を超える河原和音の同名コミックを実写映画化。恋ができない女子高生が、先輩男子生徒の指導を受けて恋に目覚めていく姿を描くラブ・ストーリー。監督は「ハンサム・スーツ」の英勉。脚本は「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の福田雄一。出演は、「君が踊る、夏」の溝端淳平、モデルの大野いと。

映画というより安っぽいコントを見ているような。「のだめ」っぽく作ってる感じはするけど、くだらないなぁ…。ダサい女子が最後はイケメンと結ばれる、最初からお決まりの展開なので面白くもない。クリスマスにサンタが踊る演出は何なんだ!?いくら少女マンガが原作だからと言っても、真面目に作れ!(笑)演出もキャラも全てがマンガっぽく作ってあるので退屈でした。93分と映画としては短めなのに長く感じました。
ヒロイン役の大野いとさん。この作品で役者デビューらしいですね。失礼ですが演技がまだまだ下手だ。これでお金を取ろうなんてお客さんに失礼じゃないかな。経験がある若手女優さんを起用すれば多少はマシになったと思います。

この作品の評価・・・・54点
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毎日かあさん

2011年09月19日 16時45分11秒 | 映画評論マ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年2月5日公開
監督:小林聖太郎
出演:小泉今日子,永瀬正敏,矢部光祐,小西舞優,正司照枝
official site

締め切りに追われる人気漫画家のサイバラは休む暇もなく仕事だ。優秀なアシスタントと共に夜遅くまで働くのだった。だが仕事が終わると、次は子供たちを寝かせる時間だ。一日の終わりのひと時の楽しみは、子供たちは絵本、母は酒。サイバラが子供たちの布団の中でグラス片手に絵本を読み聞かせると、目まぐるしい一日も何とか無事に終わりを迎える。一方、元戦場カメラマンの夫カモシダは、アルコール依存症で病院に入院中。ところがある日、勝手に退院してきた彼は、作家になると宣言したものの原稿も書かずにまた酒に手を伸ばしてしまう。やがてカモシダの心は日に日に混乱し、妄想がひどくなり、とうとうサイバラは彼に離婚届けを渡す。
西原理恵子の実体験に基づく同名漫画を「マザーウォーター」の小泉今日子と「ゼラチンシルバーLOVE」の永瀬正敏の共演で映画化。漫画家の妻と元戦場カメラマンの夫、二人の子供たちとの日々を描く。監督は「かぞくのひけつ」の小林聖太郎。

前半は笑えて後半はウルっとくる作品でした。小泉今日子と永瀬正敏の夫婦役も面白かったけど、子供たちの自然な演技もとっても良かったです♪ドタバタした日常生活での家事や子供の世話、夫との喧嘩など、どこにでもありそうな光景なのに、見ていると笑ってしまいます。ノンフィクションと思うと余計に面白い!ミミズの鉄板焼きも実際やられたら怒るけど映画だから面白い(笑)
ただ笑わせるだけの展開ではなく、笑いの中にも家族愛や親子愛が伝わってきて、人間の強さや弱さが垣間見えました。日常の何気ない事にも幸せはあるんだなと思います。

「神様。私に子どもをありがとう。」という言葉が素敵でした。ラストは悲しい結末ですが、自分が家庭を持ったらもう一度観たくなる心温まる作品でした。

この作品の評価・・・・77点
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アジョシ

2011年09月18日 12時48分11秒 | 映画評論ア行
製作年:2010年
製作国:韓国
2011年9月17日公開
監督:イ・ジョンボム
出演:ウォンビン,キム・セロン,キム・ヒウォン,ソン・ヨンチャン
official site

過去の出来事が原因で心に闇を抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男テシク。隣に住む孤独な少女ソミは、テシクをただ一人の友達として慕っていたが、ある日、ソミが麻薬中毒の母親共々犯罪に巻き込まれ、組織に誘拐されてしまう。ソミを救い出すため、立ち上がったテシクは……。
過去に秘密を抱えた青年と孤独な少女の絆を描く犯罪アクション。2010年韓国No.1ヒット作。第47回大鐘賞最優秀男優賞をはじめ、数々の賞を総なめにした。心に闇を抱えながら生きる男と、彼と心を通わせる少女のドラマが展開する。主演は『母なる証明』のウォンビン。『冬の小鳥』で絶賛された子役キム・セロンが少女を演じる。ウォンビンが鍛え上げられた肉体で披露する本格アクションも見どころだ。


韓国映画を劇場で観たのは久しぶりだ。昨年度、韓国で興行収入ナンバー1の本作。
予備知識無しで観ましたが…なんだろう最近の韓国映画って完成度が高いんだよね!日本映画なんかより全然面白いかもしれない♪孤独な青年と少女の絆を描いた作品でかなりの残虐なシーンが幾つかあります。しかしこれ以上に人間ドラマに見応えを感じます。テシクとソミのストレートには言わないけれどお互いを本気で大切に思っているところが観ていて伝わったきて切なかったです。ウォンビンかっこよ過ぎる!!!言葉数は少ないけれど怒りと悲しみの表現の仕方が上手かったです。敵側の人間も印象的ですし、麻薬や臓器売買などの裏社会をしっかり描いてくれるところは韓国映画っぽさが伝わる。
暗い内容だけど、何となく観終わったあとにスッキリする作品です。ストーリーとしては王道の展開で自分は泣けませんでしたが、印象に残る作品でした。

この作品の評価・・・・77点
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アンフェア the answer

2011年09月17日 17時44分23秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年9月17日公開
監督:佐藤嗣麻子
出演:篠原涼子,佐藤浩市,山田孝之,阿部サダヲ,加藤雅也
official site

殺人事件の容疑者となった人物が次々に殺される前代未聞の“予告殺人”が発生。東京を追われ北海道・西紋別署に勤務する雪平夏見にその連続殺人の容疑がかかる。雪平逮捕の一報が伝えられ騒然となる警視庁内。緊迫する状況の中、雪平は事件の真相を追い求め、警察からの逃避行を決意する。そこで判明するひとつの事実。犯人の狙いは国家機密が隠されたUSBであった。USBを巡り元夫、同僚、上司、検察、凶悪犯罪者ら雪平に近づく男たち。その背後で蠢く国家を脅かす巨大な陰謀。様々な思惑が絡み合う中、予告殺人と警察の暗部をつなぐUSBを最後に手にするのは。雪平は誰を信じ、誰に裏切られ、そして誰を裏切るのか…。
2006年に連続ドラマとして放送され、2007年に『アンフェア the movie』として映画化された刑事・雪平夏見が活躍する「アンフェア」シリーズが再び映画として登場した。ハードボイルド路線はそのままに、巨悪に立ち向かう雪平の姿をサスペンスフルに描いている。監督・脚本は「K-20怪人二十面相・伝」の佐藤嗣麻子。

ドラマは観てなかったけど、映画1作目はチェック済み。
雪平は相変わらずクールでカッコイイ!今回は猟奇殺人が続くので若干のホラーっぽさはあります。がっ…その殺人犯の背景がイマイチ見えてこないので中途半端。雪平の説得であっさりと解放しちゃう殺人犯ってどうなのよ(笑)そして「今回だけよ」と猟奇殺人犯を逃がす雪平もどうなのよアクションシーンもハリウッドと比べちゃうと日本映画には限界がありますね。結局こいつもこいつも犯人でしたっていうアンフェアらしい終わり方。展開が前作と同じパターンなのが新鮮さが感じられない。ラストも中途半端過ぎないかねぇ?完結とか言いつつもまだ続くんじゃないの?

この作品の評価・・・・64点
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僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.

2011年09月16日 22時47分23秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年9月23日公開
監督:深作健太
出演:向井理,松坂桃李,柄本佑,窪田正孝,村川絵梨
official site

バイトして、コンパに行って、ベンキョーして……不満はないけど、なんだか物足りない。これが医大に通う2年生・コータこと田中甲太の現実だ。そんなある日、コータは郵便局に置かれた海外支援案内のパンフレットを手にする。そこには「あなたの150万の寄付でカンボジアに屋根のある小学校が建ちます」と書かれていた。頭の中で何かが弾けたコータは「カンボジアに小学校を建てよう」と知り合い全員にメールを送信。ところがコータのもとに集まったのはたったの3人。いつもの仲間の芝山と矢野、そして合コンで知り合った本田だった。
カンボジアに小学校を建てるために奔走する大学生たちを描いた葉田甲太の体験記を「クロネズミ」の深作健太監督が映画化。ふとした事から始めてしまったプロジェクトをきっかけに、自分の無力さを実感し、恋や友情に悩む若者の姿を、向井ほか若手俳優たちが等身大に表現している。特に、カンボジアにわたり、ポル・ポト政権時代の収容所跡を訪問するシーンなどは、彼らのリアルな感情がそのまま映し出されており、観客も彼らの感情を共有する事ができる。

試写会にて鑑賞。いやぁ久しぶりに泣いてしまいました。
平凡な生活を送る大学生がカンボジアに学校を建てるという実話を基に作られています。ドキュメンタリーっぽくなっているところが好印象。役者さんたちの自然な演技や涙がさらに感動させてくれます。娯楽作品としてだけでなくカンボジアという国の現状、ポルポト政権時代の歴史や、エイズ、地雷など、この国が抱える様々な問題を見せつけられ言葉を失いました。地雷原で走り回る子供たち。ちゃんとした医療設備もないまま、死を待つエイズ患者たち。家の事情で学校に行きたくても行けない子供。日本で当たり前のように出来ることがこの国では特別なことなのだ。ガイドのブティーさんの家族の話を聞くシーンは思わずこちらも泣いてしまいました…。ポルポト政権時代の大量虐殺の話は知りませんでした。赤ちゃんの頭を木に叩きつけて虐殺した「キリングフィールド」、二万人の収容者の中、七人しか生還できなかったという強制収容所「ツールスレン博物館」。下を見れば土の中から人間の骨が出てくる…。こんな事が本当に起きていたと思うと…

この映画の学生たちのように“ボランティアの意味”は僕にも分かりません。何が正解なのか、どこまでが正解なのか、誰にも答えは分からないけれど、誰かの笑顔のために何かをしてあげる事って本当に素敵なことだ!一歩踏み出せば世界は変わるのかもしれない。ぜひ若い人たちに観て欲しい、若さゆえの悩みだったり考え方が共感できます♪悲しみや喜びを感じられる、こんなにストレートに入ってくる作品も久しぶりだ!


偶然にも来月、カンボジアに旅行に行ってきます。ただ観光しに行くのではなく、1つ1つの現実を目に焼き付けてこようと思います。行く前にこの作品を観れて良かったです♪ますます来月の旅行が楽しみになった!

この作品の評価・・・・83点
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はやぶさ/HAYABUSA

2011年09月15日 23時29分42秒 | 映画評論ハ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年10月1日公開
監督:堤幸彦
出演:竹内結子,西田敏行,高嶋政宏,佐野史郎,山本耕史
official site

2010年6月13日。小惑星“イトカワ”調査を目的に、2003年5月に日本から打ち上げられた小惑星探査機“はやぶさ”が地球に帰還した。月以外の天体からサンプルを採取して持ち帰るというミッションは、NASAでさえ成し得なかった人類初の快挙だった。わずか1~2メートル四方の小さな“はやぶさ”の7年間、60億キロにも及ぶ旅は、通信途絶による行方不明やエンジン停止など、絶体絶命のピンチの連続。その危機を乗り越えたのは、坂上健一や川渕幸一といった専門家と、プロジェクトの広報を担当した的場泰弘、その下で働く水沢恵など、ユニークな経歴を持つメンバーで結成されたプロジェクトチームだった。大きなプレッシャーと次々と降りかかるトラブルに、メンバーたちはどのように立ち向かっていったのか。彼らの“諦めない”という強い想い、その原動力となった信念や夢、勇気と自信を描き出す。
小惑星“イトカワ”からサンプルを持ち帰るという快挙を達成した小惑星探査機“はやぶさ”の7年に渡る旅と、それを支えたプロジェクトメンバーの姿を、JAXA(宇宙航空研究開発機構)への取材に基づいて感動的に描く。出演は「僕と妻の1178の物語」の竹内結子、「星守る犬」の西田敏行。監督は「BECK」の堤幸彦。

試写会にて鑑賞。小惑星探査機“はやぶさ”が起こした奇跡と、それに携わった人々を描いた本作。新聞やニュースで“はやぶさ”の存在は知っていましたが何をどうしたかまでは知らなかったので、ニュースからでは分からない事がこの映画を観て伝わってきてとても勉強になりました。NASAですら成し遂げなかった事を日本人が実現させたってことは改めて凄いことだと思います。真実の物語なので感動出来ると思ってましたが…う~んイマイチでしたね
とにかく“はやぶさ”を打ち上げるまでが長い…。そして全体的に地味な印象でした。キャストは豪華なのにその良さを活かしきれてないと思います。調査に携わったほとんどの人が科学オタクキャラみたいになっていますが実際は違うと思いますよ…。せっかく多くの人々に感動を与えたテーマなのだから笑いとか抜きにして真面目な作品を作って欲しかったです。途中途中で一般人が「はやぶさ頑張れ~」とパソコンに向かって叫んでいる姿が、「電車オトコ頑張れ~」と見えてしまって、ますますオタク色が強い作品に思えてしまいました。登場人物の繋がりも薄く思えました。
きっとこの映画では描ききれない失敗や大変な苦悩があったと思う。そういった大事な部分を薄くして無駄な笑いを所々に入れるのは勿体ない気がしました。

専門用語が幾つか出てきますが分からなくても話には付いていけるのでご安心を。“はやぶさ”のCG映像や宇宙から見た地球がリアルで、その点は感動しました♪夢にお金や時間は関係ないんだと思う。諦めない気持ちさえあれば夢はきっと叶うし、奇跡起こるのだろう。元気はもらいましたが、もう少し感動できると思っていたので残念。

来年も“はやぶさ”関連の作品が公開されます。

「はやぶさ 遥かなる帰還」 主演:渡辺謙(2012年2月11日公開予定)

「おかえり、はやぶさ」 主演:藤原竜也(2012年3月10日公開予定)

3作品を比べてみるのも面白いかもしれませんね♪


この作品の評価・・・・67点
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世界侵略:ロサンゼルス決戦

2011年09月14日 11時14分37秒 | 映画評論サ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ
2011年9月17日公開
監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:アーロン・エッカート,ブリジット・モイナハン,ミシェル・ロドリゲス
official site

1942年2月25日、アメリカ・ロサンゼルス上空。アメリカ軍のレーダーが、発光しながら編隊を組む25機の飛行物体を捕捉する。しかし約1440弾の対空砲火を行うが、1機も追撃することができなかった。その後、1965年にはアルゼンチン・ブエノスアイレスで空飛ぶ円盤が目撃され、1983年には韓国・ソウルに未知の光る物体が出現した。1991年にはイギリス・ロンドンにもそれらが現れた。しかし、彼らの目的はまだわからなかった。そして2011年、これまで世界各地で目撃されてきたUFO事件を通して人間を観察してきたエイリアンたちは、ついに地球侵略を開始する。彼らの侵略の最初の地であり、最後の砦となったロサンゼルスを守るため、隊長率いる海兵隊は、壮絶な市街戦を繰り広げる。
ロサンゼルスを襲撃してきたエイリアンに立ち向かう海兵隊員たちの死闘を描くSFアクション。ドキュメンタリックな戦争映画の手法やUFOの実録映像を取り入れ、リアルな地上戦を展開する。出演は、「ダークナイト」のアーロン・エッカート。監督は、「テキサス・チェーンソービギニング」のジョナサン・リーベスマン。

当初は2011年4月1日公開予定でしたが東日本関東大震災の影響で公開が延期されました。


似たような作品を挙げれば先月公開の「スカイライン-征服-」だろう。まぁ「スカイライン」よりも予算がかかっていると観ていて思うのだが、それにしても中身が薄い。宇宙人が攻撃してきて人間が立ち向かう…ただそれだけの話を長々と見せられても退屈に感じてしまいます。世界侵略とタイトルに付けているのにロサンゼルスだけが大変だみたいな感じで映されているところがアメリカ映画らしい結局アメリカは強いんだって事を言いたいのか?バスで移動するなんていう目立ちすぎる行動をしているのに攻撃されないし。生き残った兵士が数人なのに、最後は逆転勝利しちゃうなんて明らかに不自然過ぎる!前半の勢いはどうしたんだ宇宙人!?
映像技術は確かに凄いとは思うけど、この手の作品ってもうネタが尽きているように思います。人間ドラマも薄っぺらいし、まさしくB級作品で明日になったら宇宙人が攻めてきた事も忘れそうな作品でした。


この作品の評価・・・・58点
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ザ・ライト ~エクソシストの真実~

2011年09月13日 16時55分20秒 | 映画評論サ行
製作年:2011年
製作国:アメリカ
2011年4月9日公開
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:アンソニー・ホプキンス,コリン・オドナヒュー,アリシー・ブラガ
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信仰を見失ったアメリカの神学生マイケルは、卒業を間近に控え、司祭になる道を捨てようとしていた。だが、恩師に引き止められた彼はローマに渡り、バチカンのエクソシスト養成講座を受け始める。やがてマイケルは、異端だが“一流のエクソシスト”だと讃えられるルーカス神父の悪魔祓いを手伝うことになる。そんなある日、16歳の少女の儀式に立ち会い、悪魔の存在を疑うマイケルだったが、彼を待ち受けていたのは、その疑惑を完璧に打ち砕くような数々の恐るべき出来事であった…。
バチカン公認の正式な職業であるエクソシストの全貌を描く問題作。監督は「1408号室」のミカエル・ハフストローム。今まで描かれることのなかった、ごく普通の青年がエクソシストになるまでの過程。今なお行われている儀式とエクソシストの全貌が描かれているだけに、否応もなく闇の世界へと呑み込まれていく物語はあまりにもリアルだ。主演は、アカデミー賞に輝く真の名優アンソニー・ホプキンス。「プレデターズ」のアリーシー・ブラガ、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のキアラン・ハインズ。

日本人にはあまりピンとこない悪魔祓いのお話。一応は実話だというが、怖さがイマイチなんだよねぇ。グロくもなければ怖くもない。アンソニー・ホプキンスが出てくるとエクソシストと言うよりレクター博士にしか見えないしかし、さすがの怪演でした!
あなたは神を信じますか?これが真実なら悪魔は本当にいると思ってしまう…。盛り上がるシーンは特にないけど、実話らしく真面目に作られているので、エクソシストという仕事を知るにはアリかと思います。数年前に観た「エミリー・ローズ」の方が怖かったかな…。

この作品の評価・・・・64点
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キラー・インサイド・ミー

2011年09月11日 22時19分58秒 | 映画評論カ行
製作年:2010年
製作国:アメリカ=スウェーデン=イギリス=カナダ
2011年4月16日公開
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:ケイシー・アフレック,ケイト・ハドソン,ジェシカ・アルバ
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1950年代の西テキサス。田舎町セントラルシティの保安官助手ルー・フォードは、亡き父親の屋敷を相続、幼なじみの女性教師エイミー・スタントンとの気ままな逢瀬を重ねている。そんなある日、ルーは上司からジョイス・レイクランドという娼婦に対する市民の苦情処理を任され、彼女の自宅に赴く。暴れるジョイスをベッドに押さえつけたルーはベルトを手にし、彼女の尻をありったけの力で何度も叩く。やがてルーが詫びると、欲情したジョイスは自らキスを求め、二人は激しく愛し合う。この日以来、ジョイスとの情事が日課になったルーは、彼女から思わぬ話を持ちかけられる。
異端のノワール作家として名高いジム・トンプスンの『おれの中の殺し屋』を「マイティ・ハート 愛と絆」のマイケル・ウィンターボトム監督が映画化。田舎町の保安官助手が、内に秘めた殺意を爆発させていく衝動を描く。出演は「ジェシー・ジェームズの暗殺」のケイシー・アフレック、「NINE」のケイト・ハドソン、「マチェーテ」のジェシカ・アルバ。

人間の本能はとても怖い。優しさも信頼もあった男の転落人生。主人公のルーを演じるのはベン・アフレックの弟のケイシー・アフレック。演技は上手いと思うが、狂気に満ちた表現力がイマひとつでしたこれがもっと演技派の俳優だったら怖さが増していたのかもしれない。

とは言ってもルーの冷血非道なやり方は自分勝手でムカツクほど怖かった…殺された側からしたら死んでも死にきれないだろう。愛情が度を越えてしまうと殺意に変わってしまうのだろうか?ルーの心の闇が最後まで分からずじまいでした。しかし、観ている側をとことんムカツかせるのが監督の意図だったとしたらそれは面白いのかも。誰もが心に影を持っていて何かをキッカケで弾けてしまう…そう思うと誰もが殺人鬼になりえる!?
疑問に感じたところはラストシーン。ルーが家中にガソリン撒いてたのに、誰も気付かないっていうのは明らかに変だ。臭いですぐ分かるだろ~!内容は濃いけど何か物足りない作品でした…

この作品の評価・・・・60点
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神様のカルテ

2011年09月10日 00時06分30秒 | 映画評論カ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年8月27日公開
監督:深川栄洋
原作:夏川草介
出演:櫻井翔,宮崎あおい,要潤,吉瀬美智子,岡田義徳
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自然あふれる長野・松本の本庄病院で、内科医として働く栗原一止。24時間365日体制で医師不足の問題を抱える病院で、前向きな職員たちと共に診療をこなす一止にとって、最愛の妻・榛名らと語らうことが日々の楽しみだった。そんなある日、一止はある患者と出会い、人生の岐路に立つこととなり……。
アイドルグループ嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦を演じ、地方医療の現実と向き合いながら成長する医師の姿を描く感動のヒューマンドラマ。口コミで人気が広がり、「ビッグコミック」誌で漫画化もされた夏川草介の小説を、『60歳のラブレター』『白夜行』などで注目を集める深川栄洋がメガホンを取り映画化。要潤や原田泰造、柄本明など豪華な共演陣が脇を支えた珠玉のドラマは必見だ。

地方病院が抱える医療問題と、末期患者とどう向き合うべきか…医者として人として何が大事なのかを考えさせられる作品でした。何度かウルッとさせられるが、それは全て大女優・加賀まりこと音楽を担当した辻井伸行のピアノのおかげである。主演の櫻井翔は終始ボォ~っとした単調過ぎ!演技力無さすぎではないか?妻役の宮崎あおいは出番少なめで印象が薄い。末期患者を演じた加賀まりこの演技に何度かウルっとさせられました。今回は完全に主役が食われてしまってましたね。

ストーリーとしてはテーマが重いのに浅めに作られていて、それほど引き込まれませんでした。医療問題だけに焦点を当てて描いてくれれば良かったのに、旅館の中の人々との交流がお粗末に描かれているために邪魔に感じてしまいました。旅館の人たちがどういう人物なのかが描かれておらず、病院の中の人物の描き方とは比べものにならないほどの浅いしリアリティがない!宮崎あおい演じる榛名が写真好きっていうのはいいけど、オリンパスのカメラを持ってることがCMを見ているような宣伝っぽくて嫌でした。

病院と旅館、2つの物語の描き方があまりにも極端過ぎていていました。加賀まりこと、辻井伸行の音楽に助けられた作品でした。

この作品の評価・・・・68点
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