股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

2024年07月24日 18時36分52秒 | 映画評論ハ行

製作年:2024年
製作国:アメリカ
日本公開:2024年7月19日
監督:グレッグ・バーランティ
出演:スカーレット・ヨハンソン,チャニング・テイタム,ウディ・ハレルソン

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』7月19日(金)全国の映画館で公開!人類初の月面着陸に関するあの噂!歩いたのは月の上?それとも?

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 


人類初の月面着陸に挑むアポロ計画が始動して8年が経過した、1969年のアメリカ。ソ連との宇宙開発競争で後れを取る中、ニクソン大統領に仕える政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)を通して、PRマーケティングのプロであるケリー(スカーレット・ヨハンソン)がNASAに雇われる。手段を選ばないケリーのPR作戦が、NASAの発射責任者のコール(チャニング・テイタム)の反発を押し切りつつ成功を収める中、彼女はモーからあるミッションを指示される。
人類初の月面着陸に成功した、アポロ11号の舞台裏を描くドラマ。アポロ計画を何としても成功させたい政府に雇われたPR担当者とNASAの発射責任者が、ある極秘任務をめぐって対立する。監督を手掛けるのは『フリー・ガイ』などに携わってきたグレッグ・バーランティ。『ブラック・ウィドウ』などのスカーレット・ヨハンソン、『ローガン・ラッキー』などのチャニング・テイタム、『チャンピオンズ』などのウディ・ハレルソンらがキャストに名を連ねる。

アポロ11号は本当に月面着陸に成功したのか。お仕事ドラマのような、コメディのような、ラブストーリーのようなお話でした。月面着陸計画が世間から関心されなくなっていく中で、偽のPR活動で注目させようとするケリー。それを良くは思わないNASA責任者のコール。対照的な2人のやり取りが面白かったです。偽物が本物に見える時もあれば、本物が偽物に見える時もある。でも“真実”も“嘘”も、どちらも必要な時があるのだと考えさせられました。嘘を通そうとするケリーも、真実を見せようとするコールも、謎多きモーも、登場人物みんなが憎めないキャラクターであり、程よく物語に絡んでくるのがバランス良い。お仕事ドラマにしても、ラブストーリーにしても、気軽に見れる感じが良い。この映画を観て感じたのは、アポロ11号が本当に月に行ったのかを明らかにするのではなく、大きな夢に向かって諦めずに努力することの大切さ。そして同じ夢を追いかける仲間を想う大切さ。アポロ1号で亡くなった宇宙飛行士の努力や犠牲の上に、今の宇宙技術がある。それは自分たちの日々の生活においても同じこと。宇宙飛行士だけにスポットが当たってしまいがちだが、裏で多くの人たちが支えている。そんな物語の裏側を見せてくれた良質な作品でした。人間ドラマがメインですが、それでもロケット発射の映像は鳥肌が立ちました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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ゴールデンカムイ

2024年07月23日 18時46分57秒 | 映画評論カ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2024年1月19日
監督:久保茂昭
出演:山崎賢人,山田杏奈,眞栄田郷敦,矢本悠馬,大谷亮平,玉木宏,舘ひろし

映画『ゴールデンカムイ』公式サイト

シリーズ累計2700万部突破のベストセラー漫画がついに実写化!生きて輝けッ‼血湧き肉躍る、埋蔵金争奪サバイバル・バトルが、今始まるッ—!!!!〈2024年1月19日(金)公開〉原作...

 


明治時代後期の北海道。日露戦争に従軍した元陸軍兵・杉元佐一(山崎賢人)は、一獲千金を夢見て砂金を採っていた際、アイヌ民族から奪われた金塊のうわさを知る。金塊を奪った男は投獄されたとき、その隠し場所を示す入れ墨を24人の囚人の体に彫って彼らを脱獄させ、彼ら全員の入れ墨によって一つの暗号が構成されているのだという。あるとき、ヒグマに襲われた杉元はアイヌの少女(山田杏奈)に救われる。アシリパという名前の彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、父の敵を討つため、金塊を追う杉元と行動を共にし始める。
「週刊ヤングジャンプ」にて連載され、アニメ化もされた野田サトルの漫画を実写化。明治時代後期の北海道を舞台に、日露戦争に従軍した元軍人とアイヌの少女、脱獄囚など、さまざまな思惑を持つ人々が、アイヌから奪われた金塊を巡り争奪戦を繰り広げる。監督は『HiGH&LOW』シリーズなどの久保茂昭、脚本は『キングダム』シリーズなどの黒岩勉が担当。主人公の杉元佐一を山崎賢人、彼の相棒として旅をするアイヌの少女・アシリパを山田杏奈が演じるほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしらが共演する。

人気漫画の実写化。原作は未読です。金塊を狙って、多くの人間たちが死闘を繰り広げる物語。キャストが豪華!北海道のロケーションは美しいし、金塊強奪戦アクションも迫力やスピード感があり楽しめました。戦争、北海道、ヒグマ、アイヌ、開拓。普通のアクション映画ではなく、日本の歴史、時代背景に映画が上手い具合に溶け込んでいて楽しめました。冒頭の日露戦争の戦場のシーンが洋画の戦争映画並みに臨場感があって驚かされました。
アクション満載ですが、コメディ要素も多め。ウ〇コ、ウ〇コ、ウ〇コ…そんなに言わなくてもと思ってしまった。団子串はトラウマレベル。アクションシーンは多少のツッコミ要素あり。
原作は31巻あるそうで、本作はまだ3巻目くらいらしい。やはり消化不良なところで終了。続編が気になるところですが、まさかの続編はWOWOWでの配信。その後の続編は映画版での上映も検討中らしいが、WOWOWに加入する気は今のところないので、話についていけなさそう。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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DOGMAN ドッグマン

2024年07月22日 10時43分49秒 | 映画評論タ行

製作年:2023年
製作国:フランス
日本公開:2024年3月8日
監督:リュック・ベッソン
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ,ジョージョー・T・ギッブス

映画『DOGMAN ドッグマン』オフィシャルサイト

Now showing|リュック・ベッソン最新作!映画史に刻まれる愛と暴力の切なくも壮絶な人生

映画『DOGMAN ドッグマン』オフィシャルサイト

 


ある晩、警察によって停止させられたトラックには女装した男性(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)が乗っており、荷台には何匹もの犬が乗せられていた。ドッグマンと呼ばれる男性は、自らの半生を語り始める。犬小屋に入れられ、暴力を浴びながら少年時代を過ごし、トラウマを抱えて生きていく中で何度も犬たちに救われた彼は、やがて犯罪に手を染めていったのだという。
『レオン』などのリュック・ベッソンが監督と脚本を手掛け、実際の事件に着想を得て描くアクション。ドッグマンと呼ばれる男性の壮絶な半生を映し出す。『ニトラム/NITRAM』などのケイレブ・ランドリー・ジョーンズのほか、『フレッシュ』などのジョージョー・T・ギッブス、クリストファー・デナム、クレーメンス・シックらがキャストに名を連ねる。第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された。

リュック・ベッソンが監督したアクション作品。普通の復讐劇なのかと予想していましたが、斬新な構成で作られた男の壮絶な半生を描いたドラマでした。主人公を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの圧倒的な存在感が凄い。精神科医と話し合うシーンは「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャーと重なりました。リュック・ベッソン版「ジョーカー」ってかんじ。そして忘れちゃいけないのが犬たちの演技!CGかと思うくらい見事なアクションを見せてくれました。家族に捨てられたダグラスが、犬たちの存在に救われた。恋をして、人を信じ、人に裏切られ、犬たちと犯罪に手を染める展開が非常に見応えがありました。もしも女性や犬がいなかったら、完全にダグラスはジョーカーになっていたと思う。人は裏切るけど、犬は裏切らない。信頼関係を築くのに、人間も犬も関係ないのだと感じました。そしてこれが回想シーンで見せる演出がまた面白い。ドラッグクイーンとして舞台で歌うシーンも印象的。
ラストはハッピーエンド??続編は無いだろうけど続編が観てみたい。何ならDCコミックスに参加してほしいくらい。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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屋根裏のラジャー

2024年07月19日 16時46分16秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年12月15日
監督:百瀬義行
出演:寺田心,鈴木梨央,安藤サクラ,仲里依紗,杉咲花,山田孝之,寺尾聰
『屋根裏のラジャー』公式サイト

少女アマンダの想像から生まれた少年ラジャーの姿は、彼女以外の誰にも見えない。「イマジナリ」と呼ばれるラジャーのような存在は、人間に忘れられると消えていく運命にあるのだった。その後ラジャーは、人間に忘れられたイマジナリたちが暮らす町へとたどり着く。
『メアリと魔女の花』などのスタジオポノックが制作を手掛け、A・F・ハロルドの小説「ぼくが消えないうちに」を原作に描く長編アニメ。子供たちの想像から生まれたイマジナリーフレンドたちが暮らす想像の世界と、現実の世界が交錯する。監督を担当するのは『二ノ国』などの百瀬義行。『ばあばは、だいじょうぶ』などの寺田心が主人公・ラジャー、『こどもしょくどう』などの鈴木梨央が少女アマンダの声を務めるほか、安藤サクラ、仲里依紗、杉咲花、イッセー尾形らもボイスキャストを担当する。

「メアリと魔女の花」以来のスタジオポノック鑑賞。少女の想像の中で生きる少年ラジャーの冒険を描いた作品。まずは映像がとても綺麗!スタジオジブリの良さを残しつつ、カラフルで奥行きのある映像がとても素敵でした。登場するキャラクターたちも魅力的。ラジャーが可愛かった。ストーリー的には現実世界と想像の世界、2つの世界が描かれていますが、壮大なスケールのわりには、やっていることがコンパクトにまとめ過ぎていたかなという印象。どちらの世界も巻き込んだ大きな展開が欲しかったです。感動しそうでしない…「メアリと魔女の花」もそうだったけどスタジオポノックって表面上だけ見せてきて細かいところはカットって感じがする。
ストーリーの物足りなさはあるものの、メッセージ性は「メアリと魔女の花」よりも分かりやすかったと思います。子供の時の純粋な気持ち、想像力、諦めない気持ち…大人になるといつのまにか忘れちゃうけど、こういう気持ちって忘れちゃいけないんだなと改めて思いました。子供向けに見えるけど、実は大人向けの映画でした。
バンデイングの横にいる貞子のようなイマジナリが怖かった。なんであんな姿なんだろう。ていうかバンディングも何者だったのかよく分からなかった。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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カラーパープル

2024年07月13日 00時01分04秒 | 映画評論カ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ
日本公開:2024年2月9日
監督:ブリッツ・バザウール
出演:ファンテイジア・バリー,タラジ・P・ヘンソン,ダニエル・ブルックス

映画『カラーパープル』公式サイト|大ヒット上映中

スピルバーグ監督の名作『カラーパープル』がミュージカルとしてスクリーンによみがえる!映画『カラーパープル』2024年2月9日(金)公開!

映画『カラーパープル』公式サイト|大ヒット上映中

 


10代のセリー(ファンテイジア・バリーノ)は、父親の決めた相手と強制的に結婚させられる。夫のせいで最愛の妹と引き離され、不遇な日々を送る中でも彼女はユーモアを忘れずにいた。そんな折、セリーは人気歌手の世話をすることになる。二人は次第に絆を深めていき、やがてある出来事をきっかけにセリーの未来は大きく動き出す。
アリス・ウォーカーの小説を原作に、スティーヴン・スピルバーグが監督を手掛けた作品のミュージカル版リメイク。過酷な状況に置かれながらも、前向きに生きる女性の姿を描く。『ブラック・イズ・キング』などのブリッツ・バザウールが監督を務め、オリジナル版監督のスピルバーグのほか、同作に出演したオプラ・ウィンフリーらが製作を担当。ブロードウェイミュージカル版で演じたセリーをファンテイジア・バリーノが再び担当するほか、『ドリーム』などのタラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックスらが出演する。

スティーヴン・スピルバーグが監督を手掛けた作品のミュージカル版リメイク。スピルバーグ版は観ていません。劇中で使われている音楽が耳に残る名曲ばかりでした。キャスト陣の歌唱力と重なり、ミュージカルシーンが本当に素晴らしかった。ストーリーとしては、ありがちな内容、重い内容でしたが、主人公のセリーが幾度の困難にも負けずに、自分自身を見失わずに、自由や希望を求めて戦い続ける姿がとても素敵で、観終わったあとは爽快感すら感じました。望まない結婚、家族との別れ、人種差別、女性差別、黒人同士の争いなど、過酷な状況で暮らす人々の弱さと強さが丁寧に描かれていて、自分がこの時代の当事者ならどう生きるか考えさせられました。セリーもソフィ―もシュグも強い人。信念を持って生きている人ってカッコいい。ラストシーンは泣きそうになった。こんな風に男女、人種関係なく、皆が幸せに生きられたらいいなと思いました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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マッチング

2024年07月05日 21時55分16秒 | 映画評論マ行

製作年:2024年
製作国:日本
日本公開:2024年2月23日
監督:内田英治
出演:土屋太鳳,佐久間大介,金子ノブアキ,真飛聖,杉本哲太,斉藤由貴

ウエディングプランナーの輪花(土屋太鳳)は恋愛に消極的だったが、同僚に勧められてマッチングアプリに登録する。間もなくある男性とやり取りが始まり初デートに向かうと、現れたのはプロフィールとは程遠い雰囲気の男だった。同じころ、アプリ婚をした利用者が殺害される事件が相次ぎ、彼女が出会った男が捜査線上に浮かぶ。
マッチングアプリがもたらす恐怖を描いたサスペンススリラー。恋愛に消極的なウエディングプランナーが、アプリでの出会いをきっかけに想像を絶する恐怖を味わう。『ミッドナイトスワン』などの内田英治監督が自らオリジナル脚本を執筆し、『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』などの宍戸英紀が内田監督と共同で脚本を担当。『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などの土屋太鳳が主人公を演じる。

マッチングアプリがもたらす恐怖を描いたサスペンススリラー。現代社会では当たり前になってきたマッチングアプリですが、主人公がアプリに登録したことによってストーカー被害に遭う展開と、新婚夫婦だけが狙われる猟奇殺人。点と点が線で繋がっていく。予想通りの展開ではありましたが、予想外の展開もあったりして面白かったです。写真やプロフィールだけで相手を判断して会うって確かに怖い。初回のデートで遅刻した挙句、意味不明な話をしてくる奴は怖すぎる。
何故、新婚夫婦ばかり狙ってあんな殺し方をしたのかは最後まで分からずでした。というかマッチングアプリである必要もなかったようにも感じるほど、あまり活かされてなかった。主人公の輪花は大切な人をあんな形で立て続けに亡くしたらトラウマレベルだろうな。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

2024年07月02日 22時13分01秒 | 映画評論ア行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年12月8日
監督:成田洋一
出演:福原遥,水上恒司,伊藤健太郎,嶋崎斗亜,出口夏希,中嶋朋子,松坂慶子

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式サイト|6.14(金)Blu-ray&DVD発売

2024.6.14(金)Blu-ray&DVD発売!デジタル配信開始!初めて恋をした人は、特攻隊員でしたー。福原遥×水上恒司ダブル主演!SNSで「初めて本を読んで泣いた」「号泣した」と...

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式サイト|6.14(金)Blu-ray&DVD発売

 


女子高生の百合(福原遥)は、学校や親に対して不満を募らせるなど、全てにいら立ちを募らせる日々を送っていた。ある日、百合は母親とけんかをして家を飛び出し、ふと目を覚ますと1945年の戦時下の日本にタイムスリップしていた。混乱する百合だったが、偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、彼の真面目で優しい人柄に惹かれていく。しかし、彰は特攻隊員として戦場に飛び立つ運命にあった。
汐見夏衛の小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を実写化したファンタジーロマンス。現代から1945年にタイムスリップした女子高生が、特攻隊員の青年と恋に落ちる。メガホンを取るのは『光を追いかけて』などの成田洋一。NHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」などの福原遥、『OUT』などの水上恒司らが出演する。


戦時中にタイムスリップした女子高生と、特攻隊員の青年の恋を描いた本作。予想通りの内容でしたが、予想以上に良く出来た脚本で、涙腺がウルっときてしまうシーンも幾つかありました。若者の恋愛を描きつつ、戦争、特攻隊、命の大切さについても描かれており、学校向けの教材としても十分に使えそうな内容でした。限られた時間の中で大切な人と過ごす時間。毎日何も考えずに生活して平和ボケしている自分が少し恥ずかしくなった。国のため、愛する人のためとは言え、愛する人に見送られながら戦地に向かうのはどんな気持ちだったのだろうか…。もう二度と会えないと思いながら戦地へ向かう愛する人を見送るのはどんな気持ちだったのだろうか…。劇中の台詞から、平和であることを当たり前だと思わないようにしなきゃと改めて気付かされました。冒頭で、自分の将来や家族に不満を感じていたヒロインが、最後に“今を生きる意味”を知る流れがとても良かったです。
タイムスリップのことや、百合がピンチの時は何故かいつも彰が傍にいたりなど、ツッコミ部分もあると言えばありますが、そんな事は気にならない程、よく出来た作品。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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上半期映画ランキング 2024

2024年07月01日 14時22分23秒 | 年間・半期 映画ランキング
2024年も半年が過ぎました

というわけで

上半期 映画ランキング2024

発表です





1月~6月までに観た映画は…

45作品(映画館:7作品 試写会:0作品 レンタル:17作品 動画配信:21作品)


今年は仕事が忙しかったせいか、上半期では歴代ワーストの鑑賞数になりました。
少ない!!少なすぎる!!

今年は年間で100本超えれば良いほうかな


それでは45作品の中から勝手に選んだ2023年上半期のベスト10の発表です

【第10位】
余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。


SNSを中心に話題を呼んだ森田碧の同名ベストセラー小説を、アイドルグループ「King & Prince」の永瀬廉と、ドラマ「舞妓さんちのまかないさん」の出口夏希の共演で映画化し、今を大切に生きようとする男女が織りなす期限付きの恋を描いたラブストーリー。「今夜、世界からこの恋が消えても」の三木孝浩監督がメガホンをとり、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」でも三木監督と組んだ吉田智子が脚本を担当。Netflixで2024年6月27日から配信。

【第9位】
コンクリート・ユートピア


大災害により荒廃した韓国・ソウルを舞台に、崩落を免れたマンションに集まった生存者たちの争いを描いたパニックスリラー。「非常宣言」のイ・ビョンホンが支配者ヨンタク、「マーベルズ」のパク・ソジュンがミンソン、「君の結婚式」のパク・ボヨンがミョンファを演じた。監督・脚本は「隠された時間」のオム・テファ。

【第8位】
グランツーリスモ


世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション。主人公ヤンを「ミッドサマー」のアーチー・マデクウィ、GTアカデミーの設立者ダニーをオーランド・ブルーム、指導者ジャックをデビッド・ハーバーが演じる。監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプ。実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加している。

【第7位】
オッペンハイマー


「ダークナイト」「TENET テネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。

【第6位】
関心領域


「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」のジョナサン・グレイザー監督がイギリスの作家マーティン・エイミスの小説を原案に手がけた作品で、2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞。ホロコーストや強制労働によりユダヤ人を中心に多くの人びとを死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々の営みを描く。

【第5位】
Pearl パール


タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演のホラー「X エックス」のシリーズ第2作で、1970年代が舞台だった「X エックス」の60年前を描く前日譚。「X エックス」に登場した極悪老婆パールの若き日を描き、夢見る少女だったパールがいかにしてシリアルキラーへと変貌したかが明らかにされる。

【第4位】
シチリア・サマー


イタリア・シチリア島の美しい景色を背景に、少年たちのみずみずしい初恋と彼らを待ち受ける運命を、実在の事件を基に描いたラブストーリー。オーディションで選ばれた新星ガブリエーレ・ピッツーロとサムエーレ・セグレートが主人公ニーノとジャンニをそれぞれ演じ、「はじまりは5つ星ホテルから」のファブリツィア・サッキが共演。「海と大陸」などに出演する俳優ジュゼッペ・フィオレッロが長編初メガホンをとり、イタリア最古の映画賞であるナストロ・ダルジェント賞で新人監督賞を受賞した。

【第3位】
ミッシング


「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督が、石原さとみを主演に迎えてオリジナル脚本で撮りあげたヒューマンドラマ。幼女失踪事件を軸に、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿をリアルかつ繊細に描き出す。愛する娘の失踪により徐々に心を失くしていく沙織里を石原が体当たりで熱演し、記者・砂田を中村倫也、沙織里の夫・豊を青木崇高、沙織里の弟・圭吾を森優作が演じる。

【第2位】
雪山の絆


「ジュラシック・ワールド 炎の王国」「永遠のこどもたち」のJ・A・バヨナ監督が14年ぶりに母国語であるスペイン語の映画を手がけ、1970年代にアンデス山脈で起きた遭難事故の実話をもとに描いた人間ドラマ。事故機に搭乗していたラグビー選手団が所属するウルグアイのステラ・マリス学園に通っていた作家パブロ・ビエルチが事故から36年後に発表した著書を原作に、極限状態に置かれた人々の恐怖と葛藤、生への渇望と強い絆を描き出す。第96回アカデミー賞で国際長編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門ノミネート。

【第1位】
哀れなるものたち


「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞した。プロデューサーも務めるストーンが純粋無垢で自由奔放な主人公ベラを熱演し、第96回アカデミー賞で自身2度目となる主演女優賞を受賞。天才外科医ゴッドウィンをウィレム・デフォー、弁護士ダンカンをマーク・ラファロが演じた。アカデミー賞では作品賞ほか計11部門にノミネートされ、ストーンの主演女優賞のほか、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門を受賞した。


というわけでアカデミー賞も受賞した「哀れなるものたち」が上半期1位となりました。下半期はたくさん観れるといいな。
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