製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年7月8日
監督:ケイト・ショートランド
出演:スカーレット・ヨハンソン,フローレンス・ピュー,レイチェル・ワイズ
ブラック・ウィドウ|映画|マーベル公式
孤高の暗殺者ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の前に、ある日突然「妹」のエレーナ(フローレンス・ピュー)が現れる。二人は自分たちを暗殺者に仕立て上げたスパイ組織レッドルームの秘密を知ってしまったため、組織から命を狙われていた。姉妹が頼れるのは、かつて組織によって作られた偽りの家族しかなかったが、レッドルームの陰謀はこの「家族」の再会に仕組まれていた。
すご腕の暗殺者で世界最高のスパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが主人公のアクション。超人的な身体能力と、類いまれな美貌を持つヒロインの秘密をひもとく。『アベンジャーズ』シリーズなどでブラック・ウィドウを演じてきたスカーレット・ヨハンソンが続投し、『女王陛下のお気に入り』などのレイチェル・ワイズらが共演。『さよなら、アドルフ』などのケイト・ショートランドがメガホンを取った。
アベンジャーズの一員として世界を救ったブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが主人公のアクション映画。今まで描かれてこなかったブラック・ウィドウの過去が明らかになります。「アベンジャーズ エンドゲーム」で完結したような気分でいたけどMCUはまだまだ続くのですね。本編開始前の公開スケジュールの予告編で流れて「えっ、まだまだ続くのか~」と驚かされました(笑)
さて、本作の感想。アベンジャーズ関連の映画は話がワンパターンになりがちな気もしていましたが、本作はアクション満載でありながら、家族や姉妹の絆をしっかり描いていて、ドキドキワクワクしながらも、心温まる映画に仕上がっていました。シンプルで分かりやすい展開でありながら、飽きさせない演出の連続でした。最後までアベンジャーズとして戦い続けたナターシャの背景には、こんな物語が隠されていたなんて…。幼い頃にオハイオ州で両親と妹のエレーナの4人で暮らしていた。しかしそれは潜入捜査のために“偽りの家族”であり、ナターシャはドレイコフが組織する“レッドルーム”に隔離され、暗殺者として生きていくのです。その後、レッドルームから脱走したナターシャは組織の裏の顔を知り、復讐に燃えて組織を壊滅させます。しかし妹のエレーナから壊滅したはずの“レッドルーム”が存在し続けていることを知ったナターシャは、家族の共に再び因縁の相手ドレイコフに挑むのです。ナターシャの過去や家族との物語を描くと同時に、他のMCU作品との関連性も忘れずに描いているのが上手い!“偽りの家族”のはずだった関係性が、本当の家族のようになっていく過程や、そこに至るまでのナターシャの苦悩をスーパーヒーローとしてではなく1人の女性として見せているのがとても共感しやすかったです。妹のエレーナもとても魅力的!今後のシリーズにも絡んでくるのかな?
本作がブラック・ウィドウが主役で作られるMCU作品は最初で最後だと思うと、ちょっと寂しいですね。でもまだまだ続くMCU!もう既に僕の頭の中の時系列がよく分からなくなってきてますが、どうなることやら…
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)