股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

スタンドアップ

2006年06月15日 00時42分37秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006/01/14公開
監督 : ニキ・カーロ
出演 : シャーリーズ・セロン,フランシス・マクドーマンド,ウディ・ハレルソン
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子供を連れて故郷に帰ってきたジョージー。鉱山の町としての伝統を育んできた町の住人たちは、10代で息子を産んでシングルマザーとなり、父親のちがう娘を連れて、戻ってきたジョージーに“身持ちの悪い女”と冷たい視線を向ける。そんな中、ジョージーは子供たちのために、自立を目指して、鉱山で働きだす。だが職場では、男性社会に進出してきた女性に対する会社ぐるみの厳しい洗礼と、屈辱的な嫌がらせが待っていた。
鉱山労働者として働くシングルマザーが、男性社会の中で立ち上がっていく姿を、実話に基づいて描く感動作。『モンスター』で主演のシャーリーズ・セロンが、入魂の演技を披露。「イーオン・フラックス」に出てた彼女とは思えないほど今回は体張ってたなと思います。さて今回の映画ですが、久しぶりに泣きそうになりました職場における男女差別という難しい問題をこんなに上手く描いた監督に拍手を送りたい!!w男性の職場に女性が数人、こうなると男達は性欲に駆られてしまうのは仕方無い。いやっ、仕方無いっていう言い方は間違ってるか...。しかし鉱山での仕事は元々は男性の職場でなんだから、女性がいるために職を失った男性の人達の事は引っかかる。ん~、やっぱ難しい問題だよね差別ってしかし、この映画の本当の怖さ(?)は、観ていると女性達を応援したくなってしまうという事w男から観ても“男が悪い!男が悪い!”と思ってしまいます。それと作品全体に下ネタが多かったような....。まぁこれぐらいは言わないと差別っていうテーマは描けないんだし、良いと思いますよ。とまぁ今作は“差別”ってテーマが前面に出てると思われがちだが、それだけではなく“家族愛”や“親子愛”もちゃんと描かれていて心が和むと思います。そしてラストの法廷のシーンでやっと邦題の「スタンドアップ」の意味が分かりましたたしかにこのタイトルはピッタリです。ラストのシーンはホントに素晴らしい観ている観客を無理矢理泣かせてやろうというわけではなく、自然と涙が流せる作品だと思います。旧友のグローリー役のフランシス・マグドーマンドの演技も素晴らしかったし、父親役のリチャード・ジェンキンズも熱演だったよ♪実話ってのもプラスポイントかもしれねぇな....

この作品の評価・・・・86点
コメント
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