股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ブラックアダム

2023年04月30日 16時34分32秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年12月2日
監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:ドウェイン・ジョンソン,ピアース・ブロスナン,サラ・シャヒ,ノア・センティネオ

映画『ブラックアダム』公式サイト|3.24ブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信中

3.24ブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信中!映画『ブラックアダム』公式サイト。バットマン/スーパーマンのDCの歴史を変える最恐アンチヒーロー誕生!

ワーナー・ブラザース映画

 


5,000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、ブラックアダムの力はわが子の命と引き換えに得られたものだった。息子を奪われた彼は復讐(ふくしゅう)のため現代の地球で暴れ回り、強大な力を使って破壊行為を繰り返していた。そんな振る舞いを見かね、世界の平和を守るスーパーヒーロー軍団JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が立ち上がる。
『ジュマンジ』シリーズなどのドウェイン・ジョンソンがDCコミックスのアンチヒーロー、ブラックアダムを演じるアクション。『ジャングル・クルーズ』に続きドウェインと組んだジャウマ・コレット=セラが監督を務め、5,000年の眠りから目覚め規格外のパワーで暴れ回る破壊神・ブラックアダムを巡るストーリーが展開。『007』シリーズなどのピアース・ブロスナン、『バレット』などのサラ・シャヒのほか、ノア・センティネオ、オルディス・ホッジ、クインテッサ・スウィンデルらが共演する。

DCコミックスのアンチヒーロー、ブラックアダムが活躍するアクション大作。MARVELばかり注目されがちですが、DCにだってスーパーマンやバットマンがいるんですよー!全体的には安定のアクションで王道の展開。ブラックアダム強すぎて動き速すぎて何してるかわからないシーンがあった。でも最後まで飽きずに観ることができました。ただし、色々と説明不足な点があったのが気になりました。やはりMARVELほどの派手さは無い。ブラックアダムの過去の回想シーンがあるものの、描き方がざっくり。これではせっかくのブラックヒーローに感情移入しづらい。そしてブラックアダムの他に、4人のヒーローが登場するが「あなたたち、どちら様?」ってかんじ。4人の関係性ももっと深堀りするべきだった。DC作品って敵にもあまり魅力を感じないの残念なところ。もう少し魅力的なキャラクターが欲しいところ。
最後は真っ二つするとは…あれは衝撃的というかトラウマなりそ(笑)
そしてラストシーンであの人が登場するが…でもあの人、もうあの役をしないって発表されてるし…果たして今後DCはどうなっていくのだろうか…乞うご期待!?

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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TAR/ター

2023年04月29日 10時02分03秒 | 映画評論タ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年5月12日
監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ブランシェット,ノエミ・メルラン,ニーナ・ホス,マーク・ストロング

映画『TAR/ター』公式サイト

アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門ノミネート 作品賞/監督賞/主演女優賞/脚本賞/編集賞/撮影賞 第80回 ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞受賞(ドラマ部門)受賞他世...

映画『TAR/ター』公式サイト

 


リディア・ター(ケイト・ブランシェット)は、ドイツの著名なオーケストラで初の女性首席指揮者に任命される。リディアは人並みはずれた才能とプロデュース力で実績を積み上げ、自身の存在をブランド化してきた。しかし、極度の重圧や過剰な自尊心、そして仕掛けられた陰謀によって、彼女が心に抱える闇は深くなっていく。
『リトル・チルドレン』などのトッド・フィールドが監督を務め、『エリザベス』シリーズなどのケイト・ブランシェットが女性指揮者を演じるドラマ。有名オーケストラで女性として初の首席指揮者となった主人公が、重圧や陰謀といったさまざまな要因により追い詰められていく。『キングスマン』シリーズのマーク・ストロングや『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』などのジュリアン・グローヴァーなどが共演する。

試写会にて鑑賞。159分という長丁場。試写会で配られたアンケート用紙に「この映画はハッピーエンドか?バッドエンドか?」という問いがありました。観終わった後で考えても明確な答えは出ませんでしたが、僕はハッピーエンドを選びました。とにかくこの映画は一度観ただけでは全てを理解するのは出来ません。かと言って、もう一度159分観れる気力はもう無い…。
有名オーケストラの指揮者の女性が、重圧や謎の陰謀に苦しみ追い詰められていく物語。指揮者の話なのでオーケストラの演奏シーンが見れるのかと思いきや、演奏シーンは僅かでした。ほとんどが対話劇。中盤からは何者かの陰謀?狂気?幻聴?か分からないようなホラー的な要素が含まれていますが、それも一体何だったのかが分からないまま…。地位と名声を手に入れた主人公のターが、徐々に周囲との不協和音がうまれ、現実と幻聴の世界の狭間でもがき苦しむ姿をケイト・ブランシェットが見事に演じていましたが、正直言ってケイト・ブランシェットじゃなければ159分観続けられなかったかも。「ファーザー」のアンソニー・ホプキンスを観た時と似ている感覚。
「セッション」のような怒涛の展開を期待していましたが、淡々と進み、シーンも急に変わるので話についていくのが大変。そして整理するのが大変。誰かしら何かしら感情移入が出来たら良かったのですが、盛り上がりに欠けるので難しかった。クラシック音楽やオーケストラの知識があれば少しは楽しめそう。しかし劇中で使われている“音”が印象的でした。
最後は意外なところで終わります。もののけ姫出てきた?(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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チケット・トゥ・パラダイス

2023年04月25日 11時02分24秒 | 映画評論タ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年11月3日
監督:オル・パーカー
出演:ジョージ・クルーニー,ジュリア・ロバーツ,ケイトリン・デヴァー

映画『チケット・トゥ・パラダイス』公式サイト

ジュリア・ロバーツ×ジョージ・クルーニー、ゴージャスすぎる共演の美しいバリ島を舞台に最高にハッピーでハートフルなトロピカルリゾートコメディ映画『チケット・トゥ・パ...

映画『チケット・トゥ・パラダイス』公式サイト

 


元夫婦のデヴィッド(ジョージ・クルーニー)とジョージア(ジュリア・ロバーツ)は、20年前に離婚して以来いがみ合ってばかりいた。そんな中、ロースクールを卒業して間もない娘のリリー(ケイトリン・デヴァー)が、卒業旅行先のバリ島で出会った地元の青年と結婚するという知らせを受ける。娘が弁護士になる夢を捨て、結婚に前のめりなことを受け入れられないデヴィッドとジョージアはバリ島へ向かい、リリーのスピード婚を阻止すべく協力する。
『オーシャンズ』シリーズなどのジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが共演したロマンチックコメディー。離婚以来不仲な元夫婦が、卒業旅行先のバリ島で結婚を決めた娘を思いとどまらせようとあの手この手で奮闘する。監督は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』などのオル・パーカー。元夫婦の娘を『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』などのケイトリン・デヴァー、その相手をマキシム・ブティエが演じるほか、ビリー・ロード、リュカ・ブラヴォーらが出演する。

娘の結婚を阻止するために奮闘する元夫婦の姿を描いたコメディ。ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが元夫婦役を演じていて、二人の存在感が凄い!相手の御両親がこの2人だったら…もう緊張して結婚式どころではない(笑)
展開としては安定の王道のコメディ路線。主演2人の掛け合いが面白いです。バリ島で起きることは想定内のことばかり。何も考えずに観ることが出来るので助かります。楽しく撮影しているなぁというスタッフサイドの気持ちがこちらまで伝わってくるようなワイワイガヤガヤっぷり。娘が急にどこの馬の骨か分からないような男と結婚するって言われたら、そりゃあ親は反対するだろうよ。でもデヴィッドとジョージアもきちんと話し合えばいいのに、指輪を隠したりして、やり方が卑怯だなと思ってしまった。
自分の言葉で伝えることの大切さ。伝えたいことは後回しにせずに伝えることの大切さ。自分の気持ちに素直になることの大切さを感じられる作品でした。こんな海の綺麗なところに行きたい!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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ヴィレッジ

2023年04月24日 17時56分16秒 | 映画評論ア行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年4月21日
監督:藤井道人
出演:横浜流星,黒木華,一ノ瀬ワタル,奥平大兼,杉本哲太,中村獅童,古田新太

映画『ヴィレッジ』公式サイト|大ヒット上映中

主演:横浜流星 × 監督:藤井道人 × 制作:スターサンズ。現代日本の縮図を描いた、異色のサスペンス・エンタテインメント!

 


夜霧が幻想的な集落・霞門村に暮らす片山優(横浜流星)は、美しい村の山に建設された巨大なゴミの最終処分場で働いていた。母の君枝(西田尚美)の作った借金の返済に奔走する一方、職場の作業員に目をつけられた優は、浮かばれない日々を過ごしていた。しかし、幼なじみの中井美咲(黒木華)が東京から戻ったことから、優の人生が変わっていく。
『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などの藤井道人監督が、ある集落を舞台に環境問題や限界集落、若者の貧困、格差といった社会の闇を描いたサスペンス。美しい自然と神秘的な薪能が魅力的な村を舞台に、ゴミ処理施設で働く青年の人生が、幼なじみが東京から戻ったことをきっかけに変化していく。主人公の青年を『嘘喰い』などの横浜流星が演じ、黒木華や中村獅童、古田新太などが共演する。

とある田舎の集落で生きる人々の闇を描いた作品。環境問題、貧困、格差社会…閉鎖的な村で起きる嫉妬や憎悪。逃げたくても逃げられない。苦しくても吐き出せない。村八分。想像以上に救いが訪れないジメジメした空気感が漂う映画でした。幸せに生きたいと思っていても、自分が置かれた環境であったり、血縁関係のせいで、もがき苦しむ毎日。優の心はずっとあのゴミの山の中にあったのだろう。能面のように、喜怒哀楽を見せずに素顔を隠して生きていくことの辛さを感じました。“臭いものには蓋”という日本人ならではの考え方が全面に押し出されていた。全てが夢であればいいのにと思わずにはいられないほど、人間の嫌な部分が描かれていました。小さなコミュニティだからこそ、妙な連帯感や恨み妬みがあるもの。最後まで気持ちが沈みっぱなしでしたが、人間の弱い部分、卑怯な部分について考えさせられる作品でした。ただ、もう少し深い闇や衝撃の秘密が村に隠されていると思っていたので、そこはちょっと期待外れ。割と予想通りに話は進んでいった。お父さんのエピソードをもっと描いてくれたら感情移入できて良かったかも。
「ヤクザと家族」ほどのドキドキハラハラ感が無かったのが残念。でも観て損はありません。演技派の俳優陣が揃っていて見応えは十分です。横浜流星の演技すごく良かった!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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“それ”がいる森

2023年04月22日 19時24分53秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年9月30日
監督:中田秀夫
出演:相葉雅紀,松本穂香,上原剣心,江口のりこ,尾形貴弘,眞島秀和,小日向文世

映画「“それ”がいる森」公式サイト|2023.3.15[Wed.]Blu-ray&DVD発売!

ある日、森の中、XXXXに出会った。不可解な怪奇現象が起こる実在の森を舞台に描くホラーエンターテインメント!!

映画「“それ”がいる森」公式サイト|2023.3.15[Wed.]Blu-ray&DVD発売!

 


田舎町で農業を営む田中淳一(相葉雅紀)を、元妻・赤井爽子(江口のりこ)と暮らす小学生の息子・一也(上原剣心)が東京から訪ねてきて、父子はしばらく共に暮らすことになる。そのころ、近くの森で謎めいた現象が多発し、淳一が暮らす町でも住民の不審死や失踪が続発していた。間もなく父子も得体の知れない存在“それ”を目撃し、淳一はさらに不可解な事件や怪奇現象に巻き込まれていく。
不可解な現象が多発する森を舞台に、得体の知れない存在に遭遇する人々の恐怖を描くホラー。『リング』シリーズなどの中田秀夫が監督、同監督作『事故物件 恐い間取り』などのブラジリィー・アン・山田、同じく『スマホを落としただけなのに』シリーズなどの大石哲也が脚本を務めた。『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』などの相葉雅紀が主人公を演じ、『わたしは光をにぎっている』などの松本穂香、オーディションで抜てきされたジャニーズJr.の上原剣心、ドラマシリーズ「ソロ活女子のススメ」などの江口のりこらが共演する。

奇妙な現象が起きる森に足を踏み入れた人々の恐怖を描いたホラー作品。それ…それって何だろうと思ってましたが、まさかの“それ”とはあれでした。かなり序盤でそれの正体が判明してしまうのでドキドキ感も無い。いやっ、もうホラーじゃないじゃん!!(笑)ホラー映画としてもつまらないし、SF映画だとしてもつまらない。どうした中田秀夫、どうした日本映画…。あの「リング」と同じ監督とは思えない。演技も脚本もCGも申し訳ないけど合格点はあげられない。自分が子供だったらちょっと怖いかなと思いますが“それ”の姿を見たら笑ってしまいそう。相葉君も子供たちも演技力は低め。一番良かったのはパンサー尾形。
“それ”が地球にいる理由も謎だし、あっけなく退散するし、モヤモヤしか残らない。子供が何人もいなくなったら普通は休校するし、たくさん子供が殺されているのに「僕たち助かりました!ここに住みます!」ってならんやろ(笑)

この作品の評価・・・・★★★☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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search/#サーチ2

2023年04月18日 17時46分27秒 | 映画評論サ行

製作年:2023年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年4月14日
監督:ウィル・メリック,ニック・ジョンソン
出演:ストーム・リード,ニア・ロング,ヨアキム・デ・アルメイダ,ケン・レオン

映画『search/#サーチ2』 オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

『search/サーチ』シリーズ、待望の第2弾! デジタルプラットフォームを通じて展開する一級のサスペンス・スリラー

映画『search/#サーチ2』 オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 


アメリカ・ロサンゼルスの女子高生ジューン(ストーム・リード)の母親が、南米コロンビアを旅行中に消息を絶つ。デジタルネイティブ世代のジューンは、検索サイトやSNSなどを駆使して捜索を試みるが、手掛かりはつかめなかった。母の失踪はSNSで瞬く間に拡散されて憶測が飛び交い、国境を越えた話題になっていく。さまざまな情報に翻弄(ほんろう)される中、ジューンは真相を追い求める。
全編パソコンの画面上でドラマが展開する『search/サーチ』の続編。旅先で行方不明になった母親を捜すため、デジタルネイティブ世代の娘がSNSなどを駆使して捜索を試みる。前作で編集を務めたウィル・メリックとニック・ジョンソンが監督・脚本、前作の監督アニーシュ・チャガンティが原案・製作を担当。『透明人間』などのストーム・リード、『誘惑は死の香り』などのニア・ロングのほか、ヨアキム・デ・アルメイダ、ケン・レオン、ダニエル・ヘニーらが出演する。

口コミで話題になった『search/サーチ』の続編。旅行先で行方不明になった母親をSNSを駆使して捜す娘の1話完結型の物語。前作ほどの面白さまではいかないものの、今回も画面上だけで話が進む展開は新鮮で面白い!行方不明の母親、病気で亡くなった父親、母親の再婚相手、ネットで雇った便利屋、友人の弁護士、捜査に当たる警察官…。なぜ母親は行方不明になったのか…予想を見事に裏切られました!それは予想していなかった(笑)娘の視点で一緒にドキドキハラハラを感じられる二転三転する演出の連続があり、ホラー要素も若干ありです。スマートウォッチなどモバイル機能が前作以上に色々と使われていて、今どき感を感じられます。未知のスペイン語をタイピングして翻訳して会話するって、最近の子は凄いなぁと感心してしまった。画面に次々とSNSが出てきて捜査が進んでいきますが、前作よりも操作スピードが速くなっているようで、おじさんの僕はついていくのが大変!油断していると「いま誰に何してるんだっけ?」と混乱します(笑)
終わり方も綺麗にまとまっていて楽しめましたが、やはり前作を超えるインパクトは無かったかなと思います。キャスト陣に少し魅力が欠けるのが惜しいところ。
再現ドラマもっと観たかったなー。数年後にパート3が作られたら、さらに様々なモバイル機能が追加されそう♪

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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さかなのこ

2023年04月12日 20時36分51秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年9月1日
監督:沖田修一
出演:のん,柳楽優弥,夏帆,磯村勇斗,岡山天音,三宅弘城,井川遥

映画『さかなのこ』公式サイト

“さかなクン”のすっギョい人生がまさかの映画化!のん主演、沖田修一監督最新作

映画『さかなのこ』公式サイト

 


毎日魚を見つめ、その絵を描き、食べ続けても飽きないほど魚が大好きな小学生の“ミー坊”。わが子が少々変わっていることを父親が心配する一方で、母親は彼を温かく見守り応援している。高校生になっても相変わらず魚に夢中なミー坊は、町の不良とも仲が良く、いつの間にか周囲の人々の中心にいるのだった。やがて、一人暮らしを始めたミー坊(のん)はさまざまな出会いを経験し、自分だけが進むことのできるただ一つの道を突き進んでいく。
魚類学者でタレントのさかなクンが、幼いころから魚に夢中だった自身の半生をつづった著書を映画化。魚が大好きな少年がさまざまな出会いを経ながら、好きなことを究めようとまい進していく。『子供はわかってあげない』などの沖田修一が監督・脚本を務め、同監督作『横道世之介』で組んだ前田司郎が共同で脚本を担当。子供のように真っすぐに大好きな魚を追い続ける主人公を、『私をくいとめて』などののんが演じる。

さかなクンの自伝を映画化した本作。やっぱり“のん”の演技は好きだ。事務所とゴタゴタがあって改名したり干されてた時期もあったみたいだけど、またスクリーンで彼女の演技をたくさん観たい。
子供にも安心して見せられる、ほのぼのした展開。そんな中にも、好きなことをとことん追求する大切さであったり、周りの人たちに感謝したり、出会いを大切にすることを教えてくれる素敵な作品でした。男らしく女らしくではなく、自分らしく自分らしさを捨てずに毎日を明るく楽しく過ごすミー坊の姿が観ていてこちらまで元気になりました。
映画のように周囲の人々みんなが良い人でミー坊の味方になってくれるのは現実社会にはありえないかもしれない。けれどミー坊のように1つのことを追求する人に対しては皆が応援してくれるかもしれない。
さかなクンが本人役で登場しますが、若干の変質者のような立ち位置…。道端で出会った男の家に、自分の子供を1人で遊びに行かせるのはさすがに危ないよ(笑)あと、タコの叩き殺しは笑えました(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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SMILE スマイル

2023年04月10日 17時50分13秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
監督:パーカー・フィン
出演:ソシー・ベーコン,ジェシー・アッシャー,カイル・ガルナー

患者の身に起きた怪奇で衝撃的な事件の目撃者となった、医師のローズ・コッター。その日を境に彼女の身の回りで、説明不可能な恐ろしい出来事が次々と起こり始める。底知れぬ恐怖が次第に彼女の生活をむしばんでいく中、ローズは突き付けられた恐ろしい現実から逃れるため、過去の問題に向き合う。

全米2週連続1位なのに、日本ではまさかの配信スルー。いやっ、これは映画館で観たら相当ビクっとなっていたと思う(笑)予告編にも出てくる気味悪いスマイルが強烈なインパクトを与えてくれます。
主人公の精神科医師ローズの身の回りで起きる不可解な出来事。やがてその恐怖は彼女自身に降りかかっていくのです。ジワジワ精神的にくる恐怖と、驚かせる演出はお見事でした。ローズが精神的に追い詰められていき、絶望からの逃げ口を見つけようと奮闘するが、その逃げ口というのがまた絶望的。ネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、ローズがどうやって助かるのか、非常にスリルと見応えがありました。ただし、個人的には肝心の“スマイル”の人たちがあまり登場しなかったのが残念。スマイルもっと見たかったなー。
終盤で登場するモノのビジュアルが「う~ん…」とは思いましたし、最後「お前なんで来るんだよー!」とツッコミたくなりましたが、怖さと終わり方としては合格点をあげられると思います。で結局、呪いの発端は何だったんだろ?

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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エスター ファースト・キル

2023年04月05日 15時37分02秒 | 映画評論ア行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年3月31日
監督:ウィリアム・ブレント・ベル
出演:イザベル・ファーマン,ジュリア・スタイルズ,ロッシフ・サザーランド
公式サイト

裕福なオルブライト家の娘エスターが行方不明になってから4年の月日がたつ。ある日、警察から彼女が発見されたという知らせを受け、両親と兄は数年ぶりの再会を喜び、6歳から10歳に成長したエスター(イザベル・ファーマン)を家に迎え入れる。再び家族そろって幸せに暮らせるかと思われたが、4年ぶりに戻ってきたエスターはどこか様子がおかしかった。
ある夫婦が養子として迎えた身寄りのない少女が恐怖をもたらす『エスター』の前日譚。前作でエスターが養子となる前に引き取られていた、ある家庭での物語が展開。『ザ・ボーイ』シリーズなどのウィリアム・ブレント・ベルが監督、『パラサイト 禁断の島』などのデヴィッド・コッゲシャルが脚本を担当。前作と同じくイザベル・ファーマンがエスターを再演し、『DEMON デーモン』などのジュリア・スタイルズ、『逆行』などのロッシフ・サザーランド、『傲慢な花』などのマシュー・アーロン・フィンランらが出演する。

衝撃的だった前作「エスター」の前日譚を描いた本作。1作目を観たのが2010年…あれから13年も経ったことが驚き。本作のためにもう一度1作目を復習しました。
今回もエスター役を演じたイザベル・ファーマン。現在25歳の彼女が10歳の少女エスターを演じています。見ようによっては10歳にも見えなくはないが、顔の作りや、大きさがやっぱり大人に見えてしまうのは惜しいところだが10年以上も経ってるし仕方ないか。前日譚を描いていることもあり、本作の最後にエスターがどのような結末を迎えるのかを知っている状態での続編は、なかなかのハードルの高さ。前作ほどのインパクトと完成度は残念ながらありませんでしたが、それでも「そういう話の持っていきかたをするか!」と、これはこれで十分に楽しめる内容でした。エスターが一家に寄生する展開かと思いきや…途中からはエスターを応援したくなるという不思議な感覚。1発で死ねよ…この娘、やっぱり変だ。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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線は、僕を描く

2023年04月03日 19時34分39秒 | 映画評論サ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年10月21日
監督:小泉徳宏
出演:横浜流星,清原果耶,細田佳央太,河合優実,富田靖子,江口洋介,三浦友和

映画『線は、僕を描く』公式サイト

2023年3月22日(水)Blu-ray&DVD発売決定!横浜流星主演!全国の書店員大絶賛の青春芸術小説『線は、僕を描く』待望の実写映画化!青春映画の金字塔、再び。

 


大学生の青山霜介(横浜流星)は、絵画展設営のアルバイト中に水墨画と出会い、白と黒のみで表現される世界に魅了される。水墨画家として知られる篠田湖山に声をかけられたことをきっかけに、霜介は水墨画を学び始める。真っ白な紙に筆と墨だけを使って描かれる芸術を知るにつれ、彼は次第に深遠な水墨画の世界に引き込まれていく。
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』や『ちはやふる』シリーズなどの小泉徳宏が監督などを務め、砥上裕將の小説を実写映画化。水墨画と出会った青年が、水墨画を学ぶうちにその世界にのめり込む。『ノイズ』などの片岡翔が小泉監督と共に脚本、水墨画監修を水墨画家の小林東雲が担当する。『愛唄 -約束のナクヒト-』などの横浜流星が主人公を演じている。

水墨画と出会った青年の葛藤と成長を描いた作品。水墨画について全くの無知な僕ですが、劇中で見れる墨の黒一色で描かれる迫力ある画とその表現力の高さに驚かされました。本番一発勝負の白い紙に筆を当てる職人技は見事。その水墨画の世界観を存分に楽しめるのかと期待していたのですが、水墨画よりも人間ドラマに重きを置いていたのが個人的には期待外れでした。霜介も千瑛も過去にトラウマであったり悩みを抱えて生きてきたのは分かるが、その過去の出来事であったり、そこからの立ち直りかた、賞レースに挑む作品作りなど、後半になるにつれて早送りのように展開が進んでいってしまったのが惜しいところ。感情移入できないまま終わってしまった印象です。展開としては王道。
水墨画のように自分の線を丁寧に描いていく霜介と千瑛の姿をゆっくり見たかったところ。でも水墨画も人生も、自分だけの線を描けるようになったら素敵だよね。水墨画って今まで全然触れてこなかったけど、この映画を観ると生でパフォーマンスを見てみたい!!

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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アフター・ヤン

2023年04月01日 13時53分59秒 | 映画評論ア行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年10月21日
監督:コゴナダ
出演:コリン・ファレル,ジョディ・ターナー=スミス,ジャスティン・H・ミン

映画『アフター・ヤン』公式サイト|10.21[Fri]公開

動かなくなったAIロボット・ヤンのメモリには、家族の誰もが気付かなかった愛おしい記憶と、ある“秘密”が残されていた―。

映画『アフター・ヤン』公式サイト|10.21[Fri]公開

 


人型ロボットが一般家庭に普及した近未来。茶葉の販売店を経営するジェイク(コリン・ファレル)は、妻のカイラ、中国系の養女ミカ、ロボットのヤンと共に暮らしていた。だが、ある日ヤンが故障して突然動かなくなってしまう。何とか彼を修理しようとする中で、ジェイクはヤンの体内に定期的に数秒間の動画を記録する特殊なパーツが組み込まれていることを知る。
アレクサンダー・ワインスタインの短編「Saying Goodbye to Yang」を原作に描くSFドラマ。近未来を舞台に、ある家族と人型ロボットの絆を描く。『コロンバス』などのコゴナダが監督を務め、坂本龍一がオリジナルテーマ曲を手掛けている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』などのコリン・ファレルをはじめ、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤらが出演する。

近未来を舞台に、ある家族と人間型ロボットの生活の日々を描いた本作。突然動かなくなってしまったヤンを直そうとジェイクは奮闘するが…ヤンには貴重なパーツが組み込まれていた。人は外見ではない。家族のカタチは色々。ロボットも人間になりたいと思うし、ロボットも関係なく恋をする。静かに淡々と進む展開に言いたいことは何となく分かるのですが、様々な人種や文化が入り混じっていて、そこがまとまりに欠ける印象。これからどうなっていくのかと期待したら、急にエンドロール。ヤンの物語をもっと見たかったし知りたかった。でもこういう未来がいつか本当に訪れたら楽しそう。
この映画の一番の盛り上がりは冒頭のダンスバトルシーンかもしれません。A24って当たり外れがあるなぁ

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